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千手院地域(せんじゅいんちいき)

印刷ページ表示 ページ番号:0573592 2019年3月1日更新自然環境課

ガイド

千手院を中心とするこの地域は、以前は典型的なアカマツ林で起伏する山並みと相まって吉備高原特有の風土景観を構成していましたが、現在はマツに代わって広葉樹が主体となっています。千手院は、奈良時代に行基が創建したと伝えられる真言宗頂見寺(ちょうけんじ)の坊の一つで、神社や本坊跡、石仏などに往時繁栄の姿がしのばれます。
この地域の地層は、約二千万年前浅海であったものが造陸運動によって隆起した新生代第三紀層中の海成層で、その層には貝類やサメの死骸等が密集堆積してできた含化石砂岩層が存在しています。この化石を含む石灰岩が浪形岩(なみがたいわ)と呼ばれ、当地域が発祥の地とされており、吉備の古墳から出土した棺にも浪形岩で作られたものがあります。また、千手院裏庭には、この地層が露出していて、頂見(いたみ)山五景の一つとして親しまれています。

見どころ・イベント

◇浪形岩(県指定天然記念物)
標高約260m、千手院の庭に露出した石灰岩。カキ、ハネガイ、ベンケイガイなどの貝類の化石から形成されていて、まれにサメの歯、ウニの化石も見られます。幕末に千手院の住職証算和尚が庭をつくる時に浪形岩を掘りだしたことにより、すばらしい景観を織り成しています。
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所在地

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井原市野上町

アクセス

・山陽自動車道笠岡ICから車約50分
・井原鉄道井原線井原駅から車約20分

駐車場

5台

付帯施設

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連絡先

千手院
TEL(0866)63-1163