本文
家畜保健衛生所の獣医師のお仕事ってなぁ~に?
畜産分野で働く公務員獣医師の仕事を紹介します
岡山県の家畜保健衛生所
岡山県には岡山家畜保健衛生所、井笠家畜保健衛生所、高梁家畜保健衛生所、津山家畜保健衛生所の4つの家畜保健衛生所があり、岡山家畜保健衛生所には県下唯一の病性鑑定課が併設されています。
牛・豚・鶏などの防疫員として
家畜伝染病予防法に基づき、家畜の伝染病(特に口蹄疫や鳥インフルエンザ等の海外悪性伝染病)や、牛伝染性リンパ腫、牛ウイルス性下痢(Bvd)、豚熱等の予防や早期発見を行います。また、家畜伝染病の発生時には、迅速な防疫対応が出来るよう、日頃から防疫演習の開催や必要な資材の備蓄、家畜防疫データの集約を行っています。
病性鑑定の研究員として
家畜の病気を診断するため、血液検査、細菌検査、ウイルス検査、生化学検査、病理検査等を行っています。また、死亡牛の牛海綿状脳症(Bse)の検査も行っています。
食べ物の安全・安心を守る
安全な畜産物を安定的に生産するため、農場での衛生的な生産管理の指導や自衛防疫を推進しています。また、流通飼料の適正な使用を指導しています。さらに動物用医薬品の適正な取り扱いのため、販売店等へ立ち入り検査を行っています。
畜産物の生産をモ~ッと盛んにするために
子牛生産農場への育成技術の指導や受胎率向上のための繁殖・交配指導、人工授精師に対する技術指導や受精卵の移植の実施など、家畜改良増殖の推進をしています。また、特に岡山県が生産の振興に努めている和牛の「おかやま四ツ☆子牛*」等の生産指導、乳用牛では牛群検定成績を活用した生産技術の向上にも取り組んでいます。
*…出荷日齢、体高、腹囲と胸囲の差、過肥では無い等の4つの厳しい基準を満たした【岡山和牛推奨子牛】の事
家畜衛生や畜産などの正しい知識を普及するために
学会での発表や市町や関係団体、畜産農家等を対象とした家畜衛生に関する研修会の開催、動物を飼育している学校等への衛生指導、学生の職場体験の受け入れ等により、情報の提供や知識の普及に努めています。さらに、広報誌「いきいき家畜衛生ネット」を発刊し、時期ごとの注目情報等を提供しています。
岡山県職員として働いてみませんか?
上記の他にも獣医学生の研修・インターン受け入れや、岡山県の子ども参観日の受け入れ、中四国ブロックや全国の業績発表等を行う等活躍の場は多岐にわたります。
北に中国山地、南に瀬戸内海を擁し、雪の積もる蒜山高原での放牧や海を見下ろせる農場があり、畜産が盛んな温暖な気候の岡山県で公務員獣医師としてあなたも働いてみませんか? →岡山県職員等採用試験情報