本文
結核集団感染事例に関する今後の対応について(平成24年10月16日報道発表)
備前保健所管内で発生した、結核集団感染事例に関する今後の対応等について
備前保健所管内で発生した、高等学校における結核集団感染事例に関する「備前保健所管内集団感染対策委員会」を開催致しました。
平成24年8月、備前保健所管内の高等学校生徒が、県外滞在中に肺結核を発病していると診断され、滞在地の保健所へ結核患者の届出がされたことを発端とした結核集団感染事例に関する「備前保健所管内集団感染対策委員会」を平成24年10月15日に開催しました。
1.健康診断に基づく感染の評価
▽9月27日(前回発表)以降、健康診断で分かった新たな感染者
18名 (生徒16名、学校食堂従事者2名)
▽この集団感染事例の発病者および、感染者
○発病者 3名(生徒3名:8月に発病した生徒を含む)
※前回報道発表時の感染者15名のうち、1名がその後肺結核を発病していると診断されています。
※ 発病者2名は、現在、無症状で排菌はありません。
○感染者 32名(生徒23名、職員7名、学校食堂従事者2名)
※前回判明 14名(感染者 16名、うち発病者 2名)、今回判明 18名
▽9月27日(前回発表)以降に受診した方
○198名(生徒168名、職員1名、学校食堂従事者17名、 校外活動先関係者12名)
※生徒1名、職員1名を除き、全ての受診結果判明済
○未受信者32名(生徒31名、校外活動先関係者1名)には受診勧奨を行います。
2.今後の対応
・感染者には、発病予防のため内服治療の勧奨を行います。
・未受信者には、受診勧奨をひきつづき行います。
・発病した方、感染者が複数いることから、陰性であった学校関係者についても、経過観察を継続するとともに、来年3月頃に胸部エックス線検査を行います。
県民のみなさまへ
・結核の初期症状は、風邪によく似ています。
(1)咳やたんが2週間以上つづく
(2)体がだるい
(3)急に体重が落ちる
などの症状が見られる場合は、結核を疑って早めに医療機関を受診してくださ。
・早期発見は、適切な治療につながり、家族や職場等への感染の拡大防止にもつながります。
・結核を発病しても、きちんと服薬すれば多くの患者は完治します。
・発病前の「感染」の状態で発見できれば、服薬により発病を予防できます。