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研究実施のお知らせ

印刷ページ表示 ページ番号:1011626 2025年12月26日更新精神保健福祉センター
1) 研究の背景および目的
精神障害者は、医学的治療の必要がありながら支援が届いていない人たちが多いです。海外の報告では、およそ半数の精神障害者は支援が届かないまま満たされざる精神保健ニーズを抱えていることが報告されています。日本でも市町村や保健所など自治体の精神保健の機関において、このような医学的治療につながりにくい人たちが抱える課題(受診拒否、大声で威嚇する、ひきこもり、家庭内暴力など)への対応におよそ半数の市町村が苦慮していることが報告されています。このように孤立した精神障害者への支援や対応は、地域精神保健の重要な課題です。このような課題に対しては、医療機関で待ち受ける体制では不十分であり、出向く支援であるアウトリーチ支援が重要です。国内での研究は、自治体単位でのアウトリーチ事業を評価・調査した研究はありますが、岡山県内を評価した研究はありません。
岡山県では、アウトリーチ支援事業において、保健所からの依頼に基づき、未治療や治療中断等により生活に困難を抱える精神障害者や精神障害者に対するアウトリーチ支援を行ってきました。
今回の研究では、当事者への支援効果の定量的検証のため、2019年度から2024年度の期間中に、支援終了した本事業対象者について、支援等関係機関数、社会行動評価尺度(S B S)、機能の全体的評価尺度(G A F)等を用いて支援開始時と終了時で評価し、事業における効果、関係、ネットワーク構築推進の状況を明らかにします。

2) 研究対象者
2019年度から2024年度の期間中に、支援終了した岡山県アウトリーチ支援事業の支援終了者67人を研究対象とします。

3) 研究期間
研究機関の長の許可日~2027年3月31日
情報の利用または提供開始予定日:研究機関の長の許可日から1週間後

4) 研究方法
岡山県精神保健福祉センターが保有する、岡山県アウトリーチ支援事業の記録を基に作成されたデータを取得し、事業効果を評価します。

5) 使用する情報
この研究に使用する情報として、岡山県アウトリーチ支援事業の事業記録から以下の情報を抽出し使用させていただきますが、氏名、住所、生年月日などの特定できる情報は削除し使用します。また、情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。
居住区域(管轄保健所名)支援開始時年齢、性別、診断名、家族構成、同居者数、支援開始時支援機関、支援開始時支援機関数、支援開始時S B S、支援開始時G A F、支援開始年月日、支援終了年月日、支援終了時支援機関、支援終了時支援機関数、支援終了時S B S、支援終了時G A F、服薬情報、訪問回数、事例検討回数、ケア会議開催回数

なお本研究についての詳細は「岡山県におけるアウトリーチ事業に関する既存資料を用いた研究へご協力のお願い」をご覧ください。