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西部ウマ脳炎

印刷ページ表示 ページ番号:0092741 2011年5月12日更新感染症情報センター

トガウイルス科アルファウイルス属に属する西部ウマ脳炎ウイルスによる感染症である。

 自然界では、イエカと鳥の間で感染環が維持されている。ヒトへの感染もイエカの刺咬による。潜伏期間は5~10日であり、頭痛、発熱、情緒不安、振戦、易興奮性、項部硬直、羞明、ときに異常な精神状態などがみられる。脳炎を生じると意識障害、弛緩性/痙性麻痺がみられる。特に乳児では急速な経過を取り、固縮、痙攣、泉門膨隆などがみられ、生残者の60%以上で脳に障害を残し、進行性の知能発育不全をきたす。年長になるほど回復は早く、通常は5~10日で回復する。

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。