ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 環境文化部 > 感染症情報センター > Q熱

本文

Q熱

印刷ページ表示 ページ番号:0348958 2013年8月30日更新感染症情報センター

リケッチア科コクシエラ属のCoxiella burnetiiの感染によって起こる感染症である。

 通常は家畜やネコなどのペットの流産や出産に関連して、胎盤に感染しているC.burnetiiを吸入するなどによって、2~3週間の潜伏期を経て発症する。急性Q熱ではインフルエンザ様で突然の高熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感、眼球後部痛の症状で始まる。自然治癒傾向が強く、多くは14日以内に解熱する。間質性肺炎が主体の肺炎型や肝機能異常が主体の肝炎型がある。予後は一般に良い。1割程度が慢性Q熱に移行するとされ、弁膜症などの基礎疾患を持つ例で心内膜炎を起こすと難治性となり、致死率が高くなる。

Q熱とは(国立感染症研究所)

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。