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オムスク出血熱

印刷ページ表示 ページ番号:0092728 2011年5月12日更新感染症情報センター

フラビウイルス科フラビウイルス属に属するオムスク出血熱ウイルスによる感染症である。

 自然界ではマダニとげっ歯類のあいだで感染環が維持されている。ヒトは主にマダニの刺咬により感染するが、げっ歯類等の尿や血液による接触感染もありうる。また、稀にはヒト-ヒト感染、飛沫感染もあるとされる。潜伏期間は3~9日で、突然の発熱、頭痛、筋肉痛、咳、徐脈、脱水、低血圧、消化器症状を生じ、稀には出血熱となる。患者の30~50%は二相性の発熱を示し、第二期には髄膜炎、腎機能障害、肺炎などを生じる。致死率は0.5~3%であるが、難聴や脱毛、神経精神障害などの後遺症を残すことがある。

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。