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エキノコックス症

印刷ページ表示 ページ番号:0350639 2013年9月13日更新感染症情報センター

エキノコックス(Echinococcus)による感染症で、単包条虫(Echinococcus granulosus )と多包条虫(Echinococcus multilocularis )の2種類がある。

 ヒトへの感染は、キツネやイヌなどから排泄された虫卵に汚染された水、食物、埃などを経口的に摂取した時に起こる。体内に発生した嚢胞は緩慢に増大し、周囲の臓器を圧迫する。多包虫病巣の拡大は極めてゆっくりで、肝臓の腫大、腹痛、黄疸、貧血、発熱や腹水貯留などの初期症状が現れるまで、成人では通常10年以上を要する。放置すると約半年で腹水が貯留し、やがて死に至る。発症前や早期の無症状期でも、スクリーニング検査の超音波、CT、MRIの所見から検知される場合がある。

エキノコックス症とは (国立感染症研究所)

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。