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急性灰白髄炎(ポリオ)

印刷ページ表示 ページ番号:0348051 2014年2月28日更新感染症情報センター

ポリオウイルス1~3型(ワクチン株を含む)の感染による急性弛緩性麻痺を主症状とする急性運動中枢神経感染症である。

 ポリオウイルス1~3型には、地域集団において継続的に伝播している野生株ポリオウイルス、親株であるOPV株からのVP1全領域の変異率が1-15%のワクチン由来ポリオウイルス(VDPV)及びOPV株からのVP1全領域の変異率が1%未満のワクチン株ウイルスがある。 潜伏期は3~12日で、発熱(3日間程度)、全身倦怠感、頭痛、吐き気、項部・背部硬直などの髄膜刺激症状を呈するが、軽症例(不全型)では軽い感冒様症状又は胃腸症状で終わることもある。髄膜炎症状だけで麻痺を来さないもの(非麻痺型)もあるが、重症例(麻痺型)では発熱に引き続きあるいは一旦解熱し再び発熱した後に、突然四肢の随意筋(多くは下肢)の弛緩性麻痺が現れる。罹患部位の腱反射は減弱ないし消失し、知覚感覚異常を伴わない。

ポリオ(急性灰白髄炎・小児麻痺)とは (国立感染症研究所)

ポリオとポリオワクチンの基礎知識 (厚生労働省)

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。