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腸管出血性大腸菌感染症について

『腸管出血性大腸菌感染症注意報』は解除されました。(2018年2月2日)

 岡山県では、2017年7月5日に『腸管出血性大腸菌感染症注意報』を県下全域に発令し、県民のみなさまへの注意喚起を図ってきました。しかし、2017年12月 3件、2018年1月 0件と患者の発生数が2ヶ月連続して5名以下となっており、例年発生数の少ない時期を迎えることから、「腸管出血性大腸菌感染症注意報」を2月2日に解除しました。

 注意報は、解除となりましたが、食品の十分な加熱処理、調理前や食事前の手洗いなど、食中毒対策を励行し、感染予防に努めましょう。

 

岡山県 腸管出血性大腸菌感染症発生状況

岡山県の、腸管出血性大腸菌感染症発生状況をお知らせしています。

腸管出血性大腸菌感染症は、通常の食中毒対策を実施することで十分に予防可能です。ただし、少量の菌量でも感染、発症しますので、患者の便やおむつの取り扱いには注意し、家庭での二次感染にも気をつけて下さい。


 

 腸管出血性大腸菌感染症は、O157をはじめとするベロ毒素産生性の腸管出血性大腸菌(EHEC)で汚染された食物などを経口摂取することによっておこる感染症です。症状は、無症候性から軽度の下痢、激しい腹痛、頻回の水様便、さらに、著しい血便とともに重い合併症を起こし死に至るものまで、様々です。
 多くの場合、3~5日の潜伏期をおいて、激しい腹痛をともなう頻回の水様便の後に、血便となります(出血性大腸炎)。発熱は軽度で、多くは37℃台です。血便の初期には血液の混入は少量ですが、次第に増加し、便成分の少ない血液そのものという状態になります。有症者の6~7%が溶血性尿毒症症候群(HUS)、または脳症などの重症な合併症を発症し、死に至ることもあります。特に、若齢者、高齢者および抵抗力が弱いハイリスク・グループで重症化しやすいので、注意が必要です。

o157電顕写真
O157電子顕微鏡写真
(写真提供:国立感染症研究所)

疫学

 1982年に米国でハンバーガーを原因とする集団食中毒事例が発生し、その原因菌として腸管出血性大腸菌O157が分離されました。
 我が国では、1990年に幼稚園の井戸水を原因としたO157集団発生事件で注目されました。その後、1996年には、5月に岡山県の小学校でO157による集団発生事例、7月には大阪府堺市での集団発生事例、さらに全国で発生が起こり多数の患者が出ました。1997年以降、集団事例の報告数は減りましたが、散発事例の患者発生数は、年間千数百人でほぼ横ばい状態です。
 また、2011年は、富山県などの焼肉店で発生したユッケの喫食が原因とみられるO111集団食中毒、ドイツで発生したO104集団食中毒など、O157以外の腸管出血性大腸菌による患者発生が広範囲におよぶ集団事例が発生しています。またHUSを引き起こすなど、重症になるケースが多いことが注目されます。腸管出血性大腸菌感染症は、少量の菌で感染、発症するため家族内での二次感染も多く、冬季にも発生が見られます。

症状

 臨床症状の一般的な特徴は、腹痛、水様性下痢及び血便です。嘔吐や38℃台の高熱を伴うこともあります。重症例ではHUSを引き起こすことがあり、さらに小児や高齢者では痙攣昏睡・脳症などによって死に至ることもあります。

予防法

岡山県では、県庁 生活衛生課・保健所が腸管出血性大腸菌食中毒の予防対策とその普及啓発を行っています。

  1. 生肉や加熱不十分な食肉は食べないようにしましょう。とくに乳幼児やお年寄りには食べさせないようにしましょう。
  2. 食品は充分に加熱し、調理後の長期保存を避けましょう。
  3. 手洗いを徹底し、人から人への二次感染を予防しましょう。患者のおむつや便の処理には十分注意し、交換後は手洗いや手指の消毒を行ってください。
  4. 患者の便で汚れた下着は、薬品などの消毒(つけおき)をしてから、家族のものとは別に洗濯しましょう。
  5. 患者はできるだけ浴槽につからず、シャワー又はかけ湯を使いましょう。
  6. 患者が風呂を使用する場合は他の家族と一緒にはいることは避け、乳幼児は患者の後に入浴しないように気を付けましょう。
  7. 患者や下痢をしている子供は、プールに入らせないようにしましょう。

ももっち手洗い

関連リンク

 

感染症法での取り扱い

腸管出血性大腸菌感染症は3類感染症に分類され、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出る。

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