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風しんについて

風しん

風しんウイルス1風しんウイルス2

                                     風しんウイルスの電子顕微鏡写真(アメリカCDCのホームページより) 

全国で風しんが流行しています!

2018年第52週までの人口100万人あたりの風しん患者報告数は全国で23.1人となり、東京都が70.5人で最も多く、次いで千葉県の61.7人、神奈川県45.5人、福岡県32.7人、埼玉県26.2人と続きました。中国・四国地方では、岡山県:15.1人、広島県:9.8人、山口県:17.1人、愛媛県:5.1人などが報告されました。
患者は、男性が女性の4.3倍と多くを占めており、中でも抗体価が低いとされる、30代~50代の男性が中心となっていました(男性患者全体の約8割)。

2019年に入ってから、全国では第1週から第31週の風しん累積患者報告数は2,061名となり、第30週の2,039名から22名増加しました。
2019年第1週から第31週までの人口100万人あたりの患者報告数は全国で16.2人となり、東京都が56.7人で最も多く、次いで島根県43.2人、佐賀県38.4人、千葉県28.9人
神奈川県27.6人と続いています。
患者の95%が成人で、男性が女性の3.8倍多く報告されており、特に30代~40代の男性に多くなっています(男性患者全体の60 %)。

 

都道府県別風しん報告数(人口100万人あたり)

風しんの患者年齢について

  現在の流行の中心は30~50代の成人男性です。 風しんの定期予防接種は、昭和52年(1977年)から開始されましたが、平成6年(1994年)までは、先天性風しん症候群の発生を防ぐことを目的に中学生の女子のみ対象に予防接種が行われたため、現在30代後半以上となる男性は定期予防接種の機会がありませんでした。また、現在20代後半から30代前半の男性は、風しんの予防接種率が低く、このことから風しんの患者の多くが30~50代の男性になっていると考えられています。

風しんに対する対策について

  風しんの抗体を持たない、または低い抗体価の妊娠中の女性が風しんにかかると、赤ちゃんに先天性風しん症候群という障がいが起こる可能性があります。
  2012年および2013年の流行の影響で、2012年10月から2014年12月末までに、全国で45人の先天性風しん症候群の患者が報告されました。また、2019年第4週、第17週および第24週に、各1名ずつの先天性風しん症候群の発生報告がありました。妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、特に流行地域においては、抗体を持たない又は低い抗体価の妊婦の方は、可能な限り人混みを避け、不要不急の外出を控えるようにしてください。また、妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、予防接種を受けるなど感染予防に努めてください。

 

岡山県の風しん発生状況

  2018年の岡山県内の風しん患者数は29名となっています。
   性別では男性28名、女性1名とほとんどが男性であり、また年代別では、全国と同様に予防接種率の低い30歳代~50歳代(40歳代11名、50歳代7名、30歳代5名)が多く報告されています。事業所における集団発症事例の報告もありました。

<参考・中四国地方の状況(2018年第1週~52週)>
岡山県:29名(人口100万人あたり15.1人)、広島県:28名(同9.8人)、山口県:24名(同17.1人)、愛媛県:7名(同5.1人)など

 

 岡山県では、2019年第32週までに3名の報告があり、2018年から始まった風しんの全国的な流行における岡山県での患者累計は32名となりました。

<参考・中四国地方の状況(2019年第1週~第32週(速報値)、累積報告数)>

 島根県:30名、広島県:28名、山口県:18名、愛媛県:6名、香川県:5名、岡山県:3名

 

厚生労働省は、風しんの追加的対策をすすめています

岡山県内では、風しんの無料抗体検査が受けられます

◆先天性風しん症候群の予防のために、岡山県、岡山市、倉敷市では、妊娠を希望する女性を対象に風しんの抗体検査を無料で実施しています。(平成26年度~)

 これから妊娠を希望する女性の方で、今までに予防接種を受けているかどうか不明な方、風しんにかかったことが確実でない方は、この機会に風しんの抗体検査をご検討ください。

   くわしくは、こちらをご覧ください。→ 風しんの無料抗体検査(健康推進課)

   予防接種を実施している医療機関は、おかやま医療情報ネットから検索することができます。

   ワクチンの在庫及び、予防接種の予約等については、各医療機関にお問い合わせください。

症状

 風しんは、風しんウイルスによる急性熱性発しん性疾患です。
 感染後、14~21日の潜伏期間の後、発熱・発しん・リンパ節腫脹(特に耳介後部、後頭部、頸部)を3主徴として発症します。発熱は38~39℃で3日程度つづきます。発しんは多くの場合、紅く、小さく、皮膚面よりやや隆起した発しんが現れ、3日程度で消退します。リンパ節は発しんの出現する数日前から腫れはじめ、3~6週間程度持続します。

  症状は不顕性感染(15~30%程度)から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発しんが長く続いたり関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。

感染経路

 多くは、くしゃみ等の唾液のしぶきによる飛沫感染です。発しんのでる2-3日前から発しんが出たあとの5日くらいまでがうつしやすいと考えられています。感染力は、麻しん(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほどは強くありません。一度かかると、大部分の人は生涯風しんにかかることはありません。

治療と予防・ワクチン接種

   特異的な治療法はなく、対症療法が中心となります。予防には、ワクチン接種が効果的です。         
風しんは予防接種で防げる病気です。定期予防接種の対象となる方は、ぜひ予防接種を受けましょう。 
定期予防接種では、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)として接種できます。
詳しくは、お住まいの市町村の予防接種担当課へお問い合わせください。

注射器イラスト

 【風しんワクチン定期予防接種対象者】                                         

第1期生後12ヶ月以上24ヶ月未満の者
第2期5歳から7歳未満の者で、小学校就学1年前
風しんは「三日ばしか」とも呼ばれ、感染症発生動向調査において全数把握感染症の5類感染症であり、医師は風しん患者を診断したときには、直ちに最寄りの保健所に届け出ることになっています。

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