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400ml献血の推進について


Q1 400ml献血を勧められるのはなぜ?
A1
400ml献血の推進は、量の確保という面だけではなく、輸血の安全性をより高めることにつながるからです。
輸血には同じ血液型の血液が使用されますが、同じとはいっても、一人一人微妙に異なるため、発熱やじんま疹などの副作用を起こすことがあります。
そのため輸血を受ける患者さんにとって、なるべく少人数の献血者の血液を使用する方が発熱やじんま疹などの副作用の発生する確率が低くなります。
よって、400ml献血は、患者さんにとってより安全であると言えます。
例えば、輸血を必要とする患者さんに800mlの輸血をする場合、200ml献血では、献血者4人分の血液が必要となりますが、400ml献血であれば献血者2人分の血液で済みます。
輸血を受ける患者さんにとって、なるべく少人数の献血者の血液を使用する方が未知の感染症や副作用などを減らすことができます。
【800mlの輸血をする場合】
Q2 献血で血液を400ml抜いても身体に影響は出ないのですか?
A2
私たちの体内の血液量は、個人差がありますが、体重の約7~8%といわれています。体重50kgでは3,500mlの血液量となります。
医学的には、通常は体内の血液量の15%(525ml)以内が失われても、身体上の問題はありません。
■採血基準については、コチラを参考にしてください。 | ![]() |