「医療先進県おかやま」のさらなる充実を目指して

 

岡山大学病院における先進的医療の試み。手術支援ロボットda Vinci(ダ ビンチ)による早期胃がん腹腔鏡手術

岡山大学病院における先進的医療の試み。
手術支援ロボットda Vinci(ダ ビンチ)による早期胃がん腹腔鏡手術


■全国と岡山県の医療体制
(人口10万人に対する数による比較)
全国と岡山県の医療体制(人口10万人に対する数による比較)

 急速な少子・高齢化の進展や、生活習慣病の増加などの疾病構造の変化、医療技術の高度化・専門化などにより、近年の保健医療を取り巻く環境は大きく変化しています。このような中、県民一人ひとりが健やかで生きがいのある幸せな生活を送るためには、医療が保健・福祉と連携を取りながら、質の高い医療サービスを、地域において切れ目なく提供することが求められています。

 岡山県では、平成23年4月に策定した第6次岡山県保健医療計画に基づき、効率的で質の高い保健医療体制の確立を目指しています。

岡山県は「高い医療水準」と
「充実した医療環境」を誇っています

 岡山の医療は、岡山藩医学館(明治3年開設)や第三高等中学校医学部(明治21年開設)の流れをくみ、非常に高い水準を誇っています。とりわけ臓器移植や遺伝子治療に代表される先進的な医療技術は、国内のみならず世界的に注目されています。

 地域医療体制の面でも、医師数(人口10万人当たりの数が全国8位)、救急病院数(同9位)など、全国平均を上回っており、平均寿命も男女ともに全国平均を上回っています。



 








医療を取り巻く環境の変化による課題もあります

■地域や診療科による医師の偏在が顕著となっています

●県北部や県境部では、人口あたりの医師数が全国平均を下回っており、地域に必要な医師の確保が重要な課題です。

■医療圏別の医師数・看護師数(人口10万人に対する人数)

保健医療圏
県南東部
県南西部

高梁・新見

真庭
津山・英田
岡山県
全国
医師

320.6

256.7 147.5 159.0 182.6 272.9 224.5
看護師 965.6 877.1 659.6 981.6 860.7 912.2 687.0

厚生労働省資料(H20.12.31現在)より

■高齢化の進展に伴い医療ニーズが大幅に増加しています

●医療ニーズが増加する中、限られた医療資源を有効に活用し、効率的で質の高い医療を提供する必要がありますが、患者が必要以上に高度な医療を求めて中核病院に集中する傾向にあり、医療従事者の負担増による離職や、医療の質の低下を招いています。
●住み慣れた自宅で最期を迎えたいと望む高齢者も少なくありませんが、自宅での死亡割合は減少傾向にあります。

■高齢化率と国民医療費の推移 ■死亡場所の推移
高齢化率と国民医療費の推移 死亡場所の推移


■救急・災害医療体制のさらなる充実が求められています

●救急搬送が大幅に増加していますが、そのうちの半数を軽症者が占めており、重症患者への対応の遅れや医師の疲弊の要因となっています。

■救急搬送数の推移
救急搬送数の推移
中国地区DMAT実働訓練(H22.10.16)
中国地区DMAT実働訓練(H22.10.16)

 

■現況(平成23年10月31日)
災害拠点病院数 7
災害派遣医療チーム「DMAT」数 17

●東南海地震などに備え、災害医療の拠点となる病院の耐震化や、災害発生時に迅速に救護活動を実施できる体制の整備を進める必要があります。


お問い合わせ
 岡山県医療推進課 TEL 086-226-7084

 

本県の高い医療水準を県内のすみずみまで行き渡らせるため岡山県医師会や岡山大学など関係機関と協働で医療従事者の確保・医療提供体制の整備に取り組んでいます


地域医療を支える人材の育成と確保に努めています

 

地域枠の医学生による地域医療の実習(H23.9)
地域枠の医学生による地域医療の実習(H23.9)

●地域医療を志す医師の育成

 自治医科大学のほか、岡山大学と広島大学の医学部に地域枠を設置し、卒業後に医師が不足している地域の医療機関などで診療に従事する医師を養成しています。また、岡山大学に地域医療人材育成講座を設け中山間地域などで実習を行うなど、地域医療の現場にやりがいや魅力を感じることのできる環境づくりを進めています。





内藤修子さん

他地域医療実習を体験して


岡山大学医学部医学科「地域枠コース」2年生  内藤 修子さん
 1年生の夏に2週間の地域医療実習を体験して、はや1年が経ちました。実習の中で患者さんや地域医療に携わる方々と接してお話を聞かせていただき、地域医療の必要性や重要性を改めて感じたことを今でもとても印象的に覚えています。また、大変そうではありながらも先生方がいきいきと働かれている姿は、あの時から私が目標とする医師像となっています。これからも目標に近づけるようにさまざまなことを学んで努力していきたいと思います。












看護就職フェア・看護進路ガイダンス(H23.8)
看護就職フェア・看護進路ガイダンス(H23.8)

●看護職員の確保

 院内保育の充実や勤務環境の改善など職場定着に向けた対策や、看護就職フェア・看護進路ガイダンスの開催など、地域に必要な看護職員の確保に努めています。

 

●県地域医療支援センターの新設

 医師の偏在をなくすため、県内外の医師などへの情報発信や相談対応を行いながら、地域医療に従事する医師の確保・配置を行うセンターを今年度中に新設します。




診療手帳の一例
診療手帳の一例

「病院」完結型から「地域」完結型への
医療の転換を目指しています

 

中核病院と地域の診療所などとの適切な役割分担によって、生活習慣病などの発症予防から発病時の急性期治療まで、切れ目のない医療を提供する体制整備を進めています。また、病院から早期に在宅生活へ復帰できるよう在宅医療の充実にも努めています。

●医療連携の推進

 脳卒中、がん、糖尿病、急性心筋梗塞の4つの疾病について、医療機関の機能に合わせて、連携して診療する体制をとっています。
 専門の医療機関を退院する時には、診療手帳を渡し、地域の医療機関で安心して治療できる体制づくりを進めています。


●地域医療連携ネットワークの構築

患者さんの同意に基づき、検査、投薬などの診療情報を共有し、連携
患者さんの同意に基づき、検査、投薬などの診療情報を共有し、連携

 医療機関の連携や機能分担を進め、医療の質の向上を図るため、岡山情報ハイウエイを活用して、カルテや画像などの医療情報を医療機関などが共有できるようネットワーク化します。






医学生による在宅医療の実習(H22.9)
医学生による在宅医療の実習(H22.9)

●在宅医療の推進

 より多くの患者が在宅での療養や介護を選択することもできるよう、医療機関、訪問看護ステーション、薬局、介護サービス事業所などが連携してサービス提供を行う体制整備を進めています。






救急・災害に対応できる安全・安心な医療体制を目指します

●救急・災害医療体制の充実と強化

川崎医科大学附属病院が運航しているドクターヘリ 岡山空港での広域医療搬送訓練(H22.9.1)
川崎医科大学附属病院が運航しているドクターヘリ
岡山空港での広域医療搬送訓練(平成22年9月1日)

 救命救急センターや災害拠点病院の耐震化整備を進めるほか、ドクターヘリと消防防災ヘリの相互協力により、救急搬送体制の充実を図ります。また、災害拠点病院やDMATを拡充し、県医師会や消防機関などと連携を図りながら、迅速に救護活動を実施できる体制の強化を図ります。

●在宅当番医制度の拡充など夜間・休日診療体制の充実とその情報提供

適切な救急車の利用や症状が軽い場合の安易な時間外受診の自重をお願いします

■夜間・休日当番医や県内医療機関などの情報は
おかやま医療情報ネット URL http://www.qq.pref.okayama.jp/






岡山県医師会会長 井戸俊夫さん医療福祉の充実で住んでよかったと言える「快適生活県おかやま」に

岡山県医師会会長 井戸 俊夫さん

 

 イギリスのレスター大学が、国民の幸福度について調査しており、それによると北欧諸国が上位を占めています。「生活はぜいたくではないけれど、家族が寄り添い、助け合って寒い冬を耐えていく、心の豊かな国、それがスウェーデンでした」と、長い間、ジェトロ・ストックホルム事務所長をされていた上岡美保子さんから、先日そんなお話を伺いました。私はつい日本の医療制度や介護保険制度と比較してしまいます。岡山県は、救急医療体制も医療レベルの高さも素晴らしい県です。高齢化が進んでいますが、質の高い介護サービスにも取り組んでいます。医療福祉の充実で住んでみたい県、さらには住んでよかった県を目指したいと思うのです。


困ったときはお電話ください  ●相談は無料です ●個人の秘密は守ります
■夜間の子どもの急な病気に関するご相談は
小児救急医療電話相談
TEL #8000または086-272-9939
月曜日から金曜日まで午後7時から午後11時
土・日・祝日・年末年始 午後6時から午後11時

■訪問看護に関するお問い合わせは
訪問看護コールセンターおかやま
TEL 086-238-7577
月曜日から金曜日まで 午前 9時から午後5時半まで
(祝日・年末年始を除く)

■歯科往診に関するご相談は
歯科往診サポートセンター
TEL 086-224-1255
月曜日から金曜日まで 午前10時から午後3時まで
(祝日・年末年始を除く)
■難病に関するご相談は
難病相談・支援センター
TEL 086-246-6284
火曜日から土曜日まで午前9時から午後0時まで 午後1時から午後4時まで(金曜日は午後7時まで 祝日・年末年始を除く)

困ったときはお電話ください


 

 

TOPへ