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大学生の娘が高額化粧品購入

【相談】

  今春、大学へ入学した娘の部屋に、高額な化粧品セットの契約書がありました。問いただすと、街で販売員から日焼け防止の無料体験の誘いがあり、店に行ったところ、しつこく勧誘され、やむを得ず購入したとのことでした。契約して既に1ヶ月経過しており、また、一部の化粧品はかなりの量を使用していますが、解約できるでしょうか。

(岡山市、女性)

【アドバイス】

 キャッチセールスやマルチ商法などでエステ、絵画、レジャー会員権などの契約を結んでしまったが、解約したいという若者の相談が数多く寄せられています。クーリング・オフ期間を過ぎていても契約者が未成年の場合、原則として取り消しができることとなっています。
 20歳未満の未成年者は、社会的経験も浅く、利害を判断する知識や能力も不十分なため、自分一人の判断で契約すると不利益を被る危険があります。そこで、民法により、未成年者が法定代理人(通常は親権者)の同意なしで契約した場合は取り消すことができると定められています。
 契約が取り消されると、契約時にさかのぼって最初から無効なものとされます。支払い義務もなくなり、既払金があれば返還されます。また、受け取った商品は返さなければなりませんが、既に使用した消耗品も現在残っている状態で返還すればよいことになっています。
 ただし、未成年者契約であっても次のような場合は取り消すことができません。

  • 法律上の婚姻をしている場合
  • 小遣いとして渡されたお金の範囲内で契約した場合
  • 法定代理人から使い道を定められてそれに沿って契約した場合
  • 販売員の指示ではなく、自分が成人であるとか、法定代理人の同意があると偽って契約した場合
  • 本人が、成人になって代金の支払いをした場合

 今回の相談者の場合は、未成年者が小遣いの範囲以上の契約を法定代理人の同意なしにしていることから、販売店に対して契約を取り消す旨の書面を送付するよう助言した結果、既に消費した商品を含めてすべてを業者が引き取り、全面解約となりました。
 未成年者契約は取り消しができるからといって安易に契約をしてはいけません。契約には自己責任が伴います。それを十分意識して慎重な契約を心がけることが重要です。


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