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安易な契約解約したい

【相談】

 大学の友人に「いいアルバイトがある」と誘われ、行った先で「代理店の権利を得て同じように代理店になる仲間を増やせば、簡単にお金もうけができる」と説明されました。約40万円のパソコンソフトを購入することが条件になっていたので断ると、「すぐに取り戻せるから」と学生ローンを紹介され、仕組みもよく理解できないまま契約しました。契約から15日が経ち商品も届いていますが、安易に契約したことを後悔しています。今から解約することはできるでしょうか。

(岡山市、大学生)

 【アドバイス】

 販売組織の会員が友人や知人を会員として勧誘し、さらに次の会員を勧誘すれば収入が上がるとして連鎖的に販売組織を拡大させていく商法は、マルチ商法と呼ばれています。最近では、マルチ商法という言葉は印象が悪くなってきたため、勧誘者はネットワークビジネスと言うこともありますが、実態は同じです。
 この商法では、会員が増加し続けることによって、参加した者に紹介料等の利益が入ってくるという点に特徴がありますが、実際には会員が増加し続けることは不可能で、参加者の多くは高額の出費をしたものの、ほとんど利益が得られない危険性を含んでいます。
 このため、特定商取引法では、マルチ商法の取引で一定の要件(紹介料などの特定利益を伴う、商品購入など参加のために特定負担が必要-など)を満たす取引を連鎖販売取引として規制しています。今回のケースはこの要件に当てはまるため、契約書面を受け取ってから20日以内であればクーリング・オフにより無条件解約することができます。
 また、組織に入会して1年未満の者が退会する場合は、引き渡しを受けてから90日未満の商品があれば、それを使用・消費などしていなければ、購入価格の1割相当で解約することができます。
 こうしたマルチ商法で利益を得ることは簡単ではありません。勧誘者の説明を聞くと、とても簡単に思えたりするようですが、商品や仕組みが理解できない場合には、きっぱりと断りましょう。
 しつこく勧誘され入会してしまう場合もあるようですが、その結果、友人や知人との人間関係が壊れてしまうことにもつながりかねません。甘い言葉で誘われても、契約には慎重な判断が必要です。


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