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知人に誘われ多額の出資

【相談】

約1年半前、知人に誘われて海外のエビ養殖事業への投資に関する説明会に参加しました。「1口10万円で口数に応じて10日ごとに配当金が支払われ、1年間で出資額の約2倍の配当がある」と説明され、信頼できる知人からの誘いでもあったので、50万円を出資しました。最初は約束通りの配当があったので、預金を解約して追加出資を繰り返し、出資総額は500万円を超えました。ところが、数カ月後、一方的に配当を延期すると通知があり、以降配当は無いまま会社は破たんしました。出資金を取り戻すことはできないでしょうか。

(岡山市、男性)

 【アドバイス】

この事例のように、高配当をうたう業者に多額の出資をしたが配当金が支払われない▽出資金が戻ってこない▽業者が破綻した―などのトラブルが相次いでおり、当センターにも多くの相談が寄せられています。
特に出資に関する最近のトラブルには、次のような傾向が見られます。

  • 業者の投資対象は国内外の事業のほか、有価証券・不動産等の資産などとされていますが、投資の具体的な内容ははっきりと説明されておらず、事業や資産が実在するのか、本当に投資されているのかも明らかではありません。
  • 高配当の根拠は明らかでなく、リスクもはっきり示されていません。そもそも、業者から出資金の返還保証や元本を超える支払いがあると説明されて契約したのであれば、出資法に抵触する可能性があります。
  • 当初は約束通りに配当があるため信用してしまい、次々に出資金を増額し損害を大きくしています。
  • 信頼・信用を利用して「知人を紹介すれば手数料が入る」などと持ちかけるマルチ商法的な手法により出資者を増やし、それが被害拡大の大きな要因になっています。

出資に関するトラブルでは、配当金の支払いが滞ったり、業者が刑事告訴されるなどして、初めて被害が表面化する傾向があります。しかしこのような状態になると、業者の手元にはほとんど資金が残されておらず、被害の回復は難しいのが実情です。今回のケースについては、被害対策弁護団が結成されていることから、相談者にはその情報を提供しました。
被害に遭わないためには「世の中にうまい話は無い」ことを肝に銘じなければなりません。高配当に釣られて安易に出資してはいけないのです。契約の内容が理解できなかったり、投資事業の実態が分からない場合は、絶対に出資しないことです。たとえ、親しい人からの勧めであってもきっぱりと断りましょう。


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