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2011年10月24日知事記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:0299017 2012年11月12日更新公聴広報課

知事からの話題

質疑応答

知事からの話題

東北楽天ゴールデンイーグルス秋季キャンプの歓迎式典等について

 おはようございます。
 それでは、私のほうから、お手元の資料に基づきまして、1点お話をさせていただきたいと思います。
 東北楽天ゴールデンイーグルスの秋季キャンプについてでございます。
 東北楽天ゴールデンイーグルスの倉敷マスカットスタジアムでの秋季キャンプの実施期間が正式に決まりました。キャンプの期間でありますが、11月2日から11月21日までの20日間であります。参加人数は、前回お話を申し上げましたとおり、1軍及び2軍の若手選手を中心といたしまして、スタッフを合わせ、総勢約60人が参加いたしますが、具体的な選手名につきましてはいまだ決まっていないということでありまして、決定次第、球団のほうより後日発表がある予定と聞いております。
 倉敷マスカットスタジアムでのプロ野球の秋季キャンプは、平成18年以来5年ぶりでありまして、東北楽天ゴールデンイーグルスの秋季キャンプは、本拠地であります仙台以外では初めて実施されるものであると聞いております。
 県、倉敷市及び岡山にプロ野球を誘致する会におきましては、キャンプに参加される本県出身の星野監督を初め、選手の皆さん、スタッフの方々を県民挙げて歓迎をするため、キャンプ初日の11月2日の午前9時20分から、マスカットスタジアムにおいて歓迎式典を開催することとしております。また、キャンプ期間中、東北支援のための物産販売や、その他のイベントにつきましても検討をしているところでありますので、是非とも県内外から多くの方々に球場へ足をお運びいただき、温かい御声援をお送りいただきますとともに、若手選手のはつらつとしたプレーをお楽しみをいただきたいと存じます。
 以上、私からの報告でございます。

質疑応答

記者)
 楽天の秋季キャンプでの「東北支援のための物産販売」は、東北の物産を販売するのか、こちらのものを売ってその義援金を渡すのか、どちらなんでしょうか。

知事)
 この物産展につきましては、前者のほうを考えておりまして、東北地方の物産をこちらのほうで販売をさせていただいて応援をしていくということを主眼としております。


記者)
 それは東北全体なのか、被災県なのかどちらでしょうか。

知事)
 今まで岡山県でも幾つかの物産展とかバザーとか行ってきておりますし、支援もしてまいりましたが、それと同じように、東北3県の物産品の販売を考えております。ただ、具体的な商品名とか日程につきましては、ちょっと今検討中でございますので、これも決まり次第、後日発表をさせていただきたいと思いますが、是非とも多くの県民の皆様に御協力をいただきますれば幸いに思っております。

記者)
 岡山市北区問屋町のジーンズアンテナショップについて、かなり人気があり継続して設置して欲しいとの要望もあるが、好調の要因と今後のあり方について所見をお聞かせください。

知事)
 今回のアンテナショップでありますが、欧米でも大変評価が高い本県のジーンズ等のデニムの製品のすばらしさを多くの県民の皆さんに是非知っていただきたい、そしてそれを実感していただいたら、口コミで皆さん方にそのよさというものを広げていただきたい、こういう思いで、児島あるいは井原の産地を中心として、12社のブランドを一堂に集めたという意味におきまして、初のこういう趣旨でのイベントとして実施をしているものであります。そういったことから非常に話題性が高まって、人気を博してきていると思います。ここに出ております12社のブランドは、今まで相当名声を博しているすばらしいものもあれば、これから伸ばしていこうという意欲あるブランドもあるようでございまして、そういった点、そしてまたいろんなものを選べると、見て楽しむこともできるといったことから、大変人気だったというふうに私はとらえております。
 こういった岡山県がさまざまなお店のブランド品を一堂に会するということの、大変効果的な岡山のデニム製品の発信という意味におきましては、効果的なイベントになったと思いますので、今回の、11月7日までなので、多くの皆さんに是非お出かけいただきたいと思いますが、それをまとめて検証いたしまして、さらにこういった方策が有効なのかどうか、やるとしてどういう場所がいいのかといったことも含めて、できれば継続的にこういった形を整えて、関係団体の皆さんの取り組みを支援をさせていただくとか、あるいは県がみずからこういったことを発信していくとか、考えていきたいと思いますね。

記者)
 被災地のがれき受け入れを県内市町村が断っていることについて、県としての対応をお聞かせください。

知事)
 岡山県におきましては、被災地の復興ということを念頭に、必要な支援を継続的に行っていかなければならないと考えており、この姿勢は何ら変わるものではございません。ただ、この災害廃棄物のみならず廃棄物一般につきましては、それぞれの市町村の行政として、あるいは一部事務組合の行政として担っていただいているということでありまして、県は全体を、いわゆる技術的な助言等を含めて協力をしているという立場でございます。まずは国におかれまして、今回の市町村からの回答を見ておりましても、やはり国の責任において、この安全性について国民の皆さんが理解できるような基準とか方針を示していただいて、国民の皆さんに周知をしていただくということが大前提ではないかと思っております。実際に市町村からの御意見は、安全な処理のための基準あるいは方法の確立等につきまして、さまざまな意見があったと聞いておりますので、国のほうに対してはそういう姿勢で意見を述べてまいりたいと思っております。

記者)
 関連して、国が示してる基準の安全性について、所見をお聞かせください。

知事)
 廃棄物についての処理について、安全性の基準ということで国がお示しをしていただいてるということは、それはそれとして承知しておりますけども、ただ、本当に果たしてその数値で絶対安全だということが言い切れるのかどうか、第一線の市町村の皆さん方におかれましても、それを市町村の住民の皆さんに十分説明し納得していただけるだけのものがないと、このように聞いております。私もそのように思っておりまして、やはり国の基準というのが、数字がころころ変わったり説明の仕方も変わったりしているということで、そういうことも背景にあるのかなとも思いますが、一貫した、筋の通った、国民に理解できるような基準とか方法ですよね、こういったものを明確にお示しをしていただくということが何よりも大切なことではないかと思いますね。それぞれ皆さん、安全性ということが確認できれば協力したいという気持ちは持ってらっしゃると思うんですが、やはりそういった面で、国の強いリーダーシップが期待されますね。是非していただきたいと思います。

記者)   
 先日「日本のグランドデザイン構想会議」が開催されましたが、その状況についてお聞かせください。

知事)
 知事会の定例会議の日ではなかったものですから、代理出席の方がどうしても増えてしまい、あのような形になってしまいましたけれども、各知事さんの御意見も、御本人と、それから書面の提出等によって、ある程度把握することができましたし、また事前に私ども、各知事さんから、どういう議論をしていったらいいのかといったこと等についての考え方を書面で集めておりますので、そういったことを念頭に置いて、先般、第1回の会議でこれからの検討課題を決めました。 次回は、できるだけ多くの方が集まりやすい日に構想会議を開いて、そしてこの論点を決めましたので、これに沿った議論をこれから展開をし、また議論を深めてまいりたいというふうに思っております。当初の来年7月目途の中間報告ということを目指して、精力的に論議をしていきたいと思います。

記者)
 大阪市長選挙についてと県と政令市のあり方について、所見をお聞かせください。

知事)
 いわゆる大阪都構想ということで、報道等では大阪秋の陣といったようなことで報道されておりますが、私からいいますと、冷静に政策論争をしていただくべきでありまして、両方の陣営の主張とか、また主張の仕方も含めて、ややヒートアップぎみでありまして、こういった形で今後の大都市制度のあり方というものが方向性が出てくるとすれば、若干私は違和感を覚えざるを得ないものでございます。一つの政策課題だけで自治体の首長が選ばれていいのかというのも疑問に思わないわけではないんですけども、いずれにいたしましても、これは大阪の住民の皆さん方がお決めになることでございますから、それはそれとして大いに論争を展開されることを期待をしております。
 一方、大都市制度のあり方ということにつきましては、やはり県庁所在都市あるいは政令指定都市といった大都市、それと都道府県ということにつきまして、今後どういう形があり方として望ましいのかということは、私が所属しております地方制度調査会におきまして議論がこれから展開されることとなっております。
 やはり両方の役割分担、連携のあり方、そして二重行政の問題はないのかどうか等々議論をして、議論に私も参加したいと思いますが、いずれにいたしましても、これは国の形を決めることにもなります。地方の形ではあるんですけど、同時に国がつくる地方自治制度で、法律事項でございますから、論点をしっかり有識者はじめ関係の方々が集まってしっかり議論して、これを国民に提示をし、国民の皆さんの論議を経てコンセンサスを得るような、そういう大局的な議論というものを冷静に、しかも時間をかけて丁寧にやっていく必要があるんではないでしょうか。

記者)
 駅前の林原の駐車場が12月末で閉鎖され各方面に影響があると思うが、知事の所見をお聞かせください。

知事)
 林原さんの駅前の駐車場につきまして、私も報道等によって、これからの方向性は承知しておりますけれども、この駅前の駐車場を含めた全体の土地利用のあり方、土地整備の方向性といったものは、基本的には当該基礎自治体であります岡山市を中心に、関係者の方々と協議をして検討が進められるべきものと思っておりまして、私ども岡山県は、より広域的な立場から、御相談等がありますれば、助言とか、あるいは協議に入ってまいりたいというふうに思っております。

記者)
 被災地のがれきの受け入れについて、国が安全性の基準を示し広域的処理を依頼してきた場合の対応について、知事のお考えをお聞かせください。

知事)
 災害廃棄物の処理に関して、国がもっとはっきりした、我々が信頼に値するような安全性に関する基準あるいは方法といったものが示された場合ということでございますが、まずはその示される内容如何だと思うんですね。私たちが見ていても、それはそうだと、納得できるというようなものになって、ただ、目に見えないものですから、どこにどのような状態で放射性物質がまじってるかということになると、なかなかこれは担当する市町村の職員も住民の皆さんに十分説得できるかという点は残るかと思うんですよね。
 ですから、今回のがれき処理については、全般的な問題から、そしてこれからまず中間処理し、最終的にどうするんだという体系的な議論の中で、より一層明確な安全基準というものを早急に示してもらいたいと思います。とにかく県の立場では、それを見てからでないと、ちょっと今の段階で仮定のお話にはちょっとお答えしにくいんですが、冒頭申し上げましたとおり、できるだけ、被災地の皆さん方の願いであります早期の復旧、復興のための対策につきまして、必要な支援は継続的に行っていきたいという、その基本的な姿勢の中で、今後さまざまな問題につきましても対応策を考えていきたいと思っております。

記者)    
 楽天の秋季キャンプが20日間実施されますが、県内への波及効果等期待されることをお聞かせください。

知事)
 まず、倉敷マスカットスタジアムのすばらしさですよね。キャンプにも、そして試合を行うのにもすばらしい施設であるということを十分御認識をしていただくということと、そしてそれを機に、また多くの皆さんもまた県内のみならず県外からもお客様が来られるだろうということが、大いに私は経済効果のこれからの大きな効果、経済効果が非常に期待できるという意味におきまして、私自身もいろんなところでその先頭に立ってPRに努めたいと思います。
 以前、楽天さんがオープン戦に来ていただきましたのが、18年2回、19年1回、特に18年に主催者として来ていただいて、西武と試合をしていらっしゃいますが、是非オープン戦の開催などに、楽天を中心に期待をし、またお願いをしていく、そういうことにも結びつけていきたいと思いますね。いずれにしても、経済効果は相当大きいことが期待できますので、これを機に、スポーツで元気な岡山県を全国に発信できればと思っております。