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2010年10月15日知事記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:0298992 2012年11月12日更新公聴広報課

知事からの話題

質疑応答

知事からの話題

あっ晴れ!おかやま国文祭について

 それでは、私のほうから、国民文化祭につきましてお話を申し上げたいと思います。国民文化祭開催まで、いよいよ、2週間余りとなってまいりました。
 先日は、宮内庁のほうより国民文化祭に皇太子殿下においでいただけるとの発表もあったところであります。
 開幕に先立ちまして、御承知のとおり、今、県立美術館におきまして、国民文化祭協賛特別展覧会といたしまして、平安時代から現代に至るまでの約千年に及ぶこの時代を横断をいたしまして、岡山ゆかりの美術を取り上げる「岡山・美の回廊」が8日から開催をされておりまして、非常に多くの方々に御来館いただいております。
 また、その他県内の多くの文化施設におきましても、国民文化祭に合わせました特別協賛展が数多く開催をされておりまして、岡山の文化の底力というものを感じ取っていただけるものと思います。
 今後でありますが、来週21日からは、県庁や県立図書館を現代アートで彩る「県庁アート回廊2010」もスタートすることとなっておりますが、開幕50日前から既に始まっております岡山市中心部をアートで全面的に彩っていくという「Okayama Art Story」や県内の公共施設や商店街等へ、のぼりとかフラッグとか、あるいは懸垂幕等の掲示等と相まって、国民文化祭が一層盛り上がっていくものと期待をしているところであります。
 開幕に向けました準備もいよいよ最終段階に入ってまいりました。オープニングフェスティバルにつきましては、24日日曜日に、出演者、関係者が一堂に集合いたしまして、総合リハーサルを桃太郎アリーナで実施をすることとしておりまして、私も出向きまして、関係者に激励をさせていただきたいと考えております。
 一方、分野別のフェスティバルとかおもてなしの準備も着々と進められております。県民の方々によります国民文化祭応援事業も県内各地で多彩に今展開をされているところでありまして、まさに県内が国民文化祭に染まりつつあると、こういったような感があるところでございます。
 こういった状況でございますので、皆様方にも大いに期待をしていただきたいと考えているところでございます。
 以上、国民文化祭の準備状況につきまして、まとめて御説明を申し上げました。

質疑応答

記者)
 昨日から、またさらに円高が進んでいますけど、それについてどう思われているのかということと、今後、県としての、国ももちろん当然なのですけど、県として、この際新たな対策というのをお考えかどうかというのをお願いします。

知事)
 依然として円高傾向が続き、かつまた急激な動きが見られるということにつきましては、私も非常に懸念を覚えているところでございます。御承知のとおり、岡山県内には輸出型の企業も大変多いといったようなこともその背景にございますけれども、いずれにいたしましても、先般、本県として打ち出しております円高にかかわります特別の融資制度あるいは特別相談窓口の設置、こういったことを有効に活用をいたしたいと思います。
 と同時に、全体として、経済・雇用対策のより一層の新たな対策を含めた検討というものが必要かなというふうに考えております。
 御承知のとおり、国のほうにおかれましては、先般、閣議決定されました国の経済対策、この中を見ておりますと、我々地方公共団体に関係のある施策も幾つか見受けられるところでございまして、例えばきめ細かなインフラ整備等を支援する地域活性化交付金、あるいは雇用関係とか医療関係、あるいは社会資本整備等々が含まれているようであります。
 まだ、現在詳細な内容は明らかになっていないところでありまして、情報収集に努めておりますけれども、いずれにいたしましても、今後の国の制度設計等に関する動向、こういったものを注視をし、そして内容を把握をしながら、本県といたしましても、11月補正予算、これを念頭にこの現在の厳しい経済・雇用情勢、そして円高に対する経済の対策、こういったこと等を踏まえた適切な対応を図っていきたいと、このように現時点では考えております。

記者)
 ダムの件なのですけど、先月、専門家でつくる会議が、評価基準を打ち出しまして、要するに治水対策を必ず複数案考えるということと、あと、ダムをつくった場合と、コストとかいろいろ考えて企画しろという基準が打ち出されましたけど、それについてどう思われるということと、あと大谷川ダム、県内では抱えていますけど、それについてはどうしていきたいか、改めてお願いします。

知事)
 国のほうにおかれまして、今後のダム等の整備のあり方についての、国直轄の、あるいは補助ダムの検証等についての方法、方法といいましょうか、どういう方針でどういった内容を検証したらいいのかといった内容が大まかに私どものほうに示されました。国土交通省からも、そういった通知が来たと。このように事務当局からは報告を受けておりまして、これを受けてですけれども、私は、国が現在の社会・経済情勢、大きくその当時より変化をしてきているといった中で、大きな全体としての見直しの方針、見直しは、とまるものもあれば、また見直して引き続きやるものとか、あるいは中身を改善するものとか、いろいろあると思いますが、そういう方向性を出されるということは、今の時勢に合ったものというふうに、私はそのように一般的には評価をいたしております。
 ただ、本県におきましては、具体的に、大谷川ダムという、以前より地域の治水対策及び安全な水道用水の安定的な供給、それを目的とした事業が、国のほうにおいて、私どもの要望を受けて採択されておるといった経緯もございますので、まずはこの国の通知を受けまして、新見市当局と今十分連携を図りながら、この指示いただきました具体的な検証の方向ですね、それに沿ってどのような検証をしていくのかということを今詰めている状況でございまして、基本的には、国からの通知に沿って検証作業を進めていくことになろうかと、こう思っております。
 時期につきましては、やはり内容が非常に多岐にわたっておりますし、また地元の長い経緯のある事業ということも踏まえながら、やはり一定の時間というものは要するのではないかなと、慎重なる検討を進めていかなければいけないと。このように現時点では考えております。