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2012年7月3日知事記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:0299032 2012年11月12日更新公聴広報課

知事からの話題

今議会を終えて

 おはようございます。
 それでは、私のほうから何点かお話をさせていただきたいと思います。
 まず最初に、今議会を終えてということでありますが、今議会ではスポーツ推進条例につきまして議決をいただきました。と同時に、道州制あるいは防災対策の充実強化をはじめといたしまして、産業振興あるいは中山間地域対策、さらには福祉や環境、農業、教育などの諸課題につきまして幅広いご質問、あるいは貴重なご意見等をいただいたところであります。
 今議会から、県政の諸課題につきまして、県民の皆様にわかりやすい形で議論を深めるということを目的として「分割質問・分割答弁方式」、いわゆる一問一答方式を新たに導入をされたところであります。これによりまして、従来の一般質問の論戦に比べまして、問題点を掘り下げることで論点が明確になり、そして県民の皆様方にわかりやすい議論ができたものと、このように思っております。
 特定広域連合についてでありますが、国の関与や財源措置に対する懸念、市町村等への情報提供の必要性、道州制との関係など、多くのご意見あるいはご質問をいただいたところであります。こういったご意見等を十分に踏まえました上で、今後、県内の市町村長の方々に直接私のほうからご説明を申し上げ、ご意見をいただきますとともに、国に対しましては、中国地方の取組状況等につきまして説明をし、併せまして、国の関与や財源措置等の諸課題につきまして、強く要請あるいは提案をしながら、特定広域連合の設立に向けました準備を鋭意進めてまいりたいと考えております。
 先日の記者会見でもお話をさせていただきましたけれども、今議会におきまして、私はこの秋の知事選挙に出馬しないことを表明をいたしました。これまでのご支援、ご協力に改めまして心より感謝を申し上げる次第でございます。
 任期までの残された期間におきましても、これまでと変わることなく全力で県政の推進に取り組む所存でありますので、引き続き、よろしくお願いを申し上げる次第でございます。

韓国ソウルでの「岡山観光説明会」開催等について

 お手元の資料をご覧をいただきたいと思いますが、配付資料がございます。
 韓国ソウルでの「岡山観光説明会」開催等についてであります。
 韓国ソウルでの「岡山観光説明会」開催等につきまして、7月6日と7日の両日、東アジア総合プロモーションの一環といたしまして、回復傾向にありますインバウンドの動きをさらに加速させるため、県議会議長や岡山市長等とともに、韓国ソウルを訪問をし、岡山が誇る瀬戸内海や後楽園、白桃やマスカット等の観光資源をアピールをいたしますとともに、岡山空港のソウル線の増便を働きかけてまいります。
 日程についてでありますが、7月6日は大韓航空を訪問いたしまして、智(チ)総括社長にお会いをいたしまして、利用が大変好調な岡山-ソウル線につきまして、早期の増便実現を要請をいたしますほか、在大韓民国日本国大使館の武藤特命全権大使にお会いをいたしまして、岡山のPRとともに、現地観光事情等についてお伺いをしてまいりたいと存じます。
 夕刻からは、ソウル市内のホテルにおきまして、旅行会社やマスコミ関係者約50名を対象に「岡山観光説明会」を開催し、私と岡山市長が、岡山観光の魅力のプレゼンテーションを行うこととしております。特に、今回の説明会の特徴としては、県内の観光関係者約10名の方々が御参加をしてくださることとなっておりまして、官民が一体となって岡山への送客をお願いをすることとしております。
 翌7日でございますが、ソウル市中心部の商業施設において、「岡山観光展」を開催をし、オープニングセレモニーを行いますとともに、韓国の方々に対しまして観光パンフレットや岡山の地酒、吉備団子等をお配りをして、試飲あるいは試食をしていただきまして、岡山の魅力をソウル市民の皆様方に積極的にPRをすることとしております。
 今回の訪問を通じまして、韓国からの誘客の促進に向け、現地で本県の魅力を精一杯伝えますとともに、空路の路線拡充に努力をしてまいりたいと、このように考えております。

本県ゆかりの選手のロンドンオリンピック出場について

 それでは、3番目でございますが、本県ゆかりの選手のロンドンオリンピック出場について、まとめてお話をさせていただきたいと思います。
 いよいよ今月27日から、サッカーは25日から、ロンドンオリンピックが開幕いたします。本県ゆかりの選手でありますが、陸上では、マラソンの重友梨佐選手と5000メートル並びに1万メートルの新谷仁美選手、ボクシングの清水聡選手、バレーボールの山口舞選手と荒木絵里香選手、サッカー女子の福元美穂選手と宮間あや選手、自転車の片山梨絵選手の合計8名の選手が出場いたします。
 今議会ではスポーツ推進条例の議決をいただきまして、この機に、スポーツ立県宣言を行おうとしている中で、このように多くの選手がオリンピックの日本代表に選ばれましたことを、誠に喜ばしく思っております。
 それぞれの選手が世界の頂点を目指し、日本中を歓喜の渦に巻き込むような最高の活躍を願い、県民の皆様方とともに精一杯応援をしてまいりたいと、このように考えております。
 以上、私からのお話とさせていただきます。

質疑応答

記者)
 知事はこの6月議会で、知事選挙に出馬しないことを正式に表明されましたが、その後、自民党が合同会議で参議院選挙に出馬して欲しいという要請をしたいという方針を決めたわけですが、それに対してどのように答えていかれるのでしょうか。

知事)
 私に対しまして、自由民主党からの正式な来年のことにつきましてご要請をいただいておりませんので、現時点におきましては具体的にお話をすることはございません。正式な要請がありました場合におきましては、その際、私の考え方を申し述べさせていただきたいと、このように思っております。

記者)
 次期知事選挙への出馬に関して、今議会において説明されるということを以前からおっしゃっておられましたが、開会前と閉会後の今の率直なお気持ちについて、議会に対する説明は尽くされたとお思いですか、御所見をお伺いしたいのですが。

知事)
 議会におきまして、私も今まで態度表明をしてまいりましたので、今回につきましてもそのようにしたいということを申し述べさせていただきました。
 今回は代表質問にお答えする形でお答えをさせていただき、その後も質問にお答えする形で今回の私の決意に至ったその考え方、そして様々な状況があったということにつきましても、お話をさせていただいたところでございます。
 議会の論戦の中で私自身、できるだけわかりやすく、また率直にお話をさせていただいたつもりではございます。いずれにいたしましても、今、議会が終わりまして、一つの大きな節目の議会が終わったなと、残された任期、あと9月議会が議会としてありますけれども、いずれにいたしましても、引き続き、私の政治信条でございます「至誠無息」、この精神のもとに全力で県政推進を行っていかなければいけないと、こういう思いでございます。

記者)
 特定広域連合についてですが、議会の中での議論や議決が必要ですが、9月議会に向けて、残る任期の中でどの程度まで進めていきたいというお考えがございますでしょうか。

知事)
 特定広域連合についてのお尋ねでございます。
 この後、議会から御指摘いただきましたので、7月18日には県内の全市町村長の皆さんにご説明をさせていただき、また経済界の皆さん方に対しましても、7月2日に経済団体の幹部の皆さん方に事務方から、そして8月8日には六団体のトップの皆さん方に私からご説明を申し上げる、こういう予定としております。
 国に対しましても、先ほど申し上げましたとおり、中国地方知事会長といたしまして合意内容等をご説明をし、あるいは必要な課題等の解決に向けての提案・要請もしたいと考えております。
 こういったスケジュールでございますが、ただ国のほうにおきまして、特定広域連合に関する法案がまだ閣議決定されておりませんし、また、今国会中に果たしてそれが提案され、議決までいくのかどうかというところが不透明となってきております。
 また、このところの政局が流動化しておりますので、その点もどうなっていくのかということで注視をしていかなければいけないと思っております。
 そういった中で、部局長で構成しております検討会議がございますので、中国地方5県の。そこで、そういう状況の動向というものも十分注視をしながら、法案が閣議決定され、あるいは議決ということになりますれば、それに沿った設立に向けての準備が前に向かっていくでしょうし、あるいは中身が国のほうの動向が具体的にまだ見えないと、どういった権限が移譲されるのかまだはっきりとわからないといったようなことでありますれば、まずは持ち寄り事務がございますから、持ち寄り事務について鋭意先行的に中身を詰めていこうということも選択肢の一つになるかもわかりませんが、いずれにいたしましても、現時点におきましてはスケジュールどおり、我々としては広域連合設立に向けた取組を進めていくと、こういうことで中国地方の他の知事さんと連携を重ねていきたいと思っております。

記者)
 先般、衆議院で税と社会保障の一体改革の関連法案が通過しまして、そのことについてと、小沢元代表の離党、新党結成に向けて、民主党の分裂が言われていることについて、知事の御所見を伺いたいと思います。

知事)
 まず、社会保障と税の一体改革について、衆議院が通過したという点についてでございますが、従来、私も地方財政を預かる立場から、全国知事会も基本的には同じ方向で共通の意思を固めてたわけでございますけども、経済状況の問題とそれから国が更なる、もっともっといわゆる行革を推進していくということを前提条件にしながら、また低所得者対策にも配慮するということを考慮した上で、今回の消費税引き上げということは、必要やむを得ないことではないかというふうに私は考えてきておりまして、そういう立場で今までもお話をさせていただきました。そういう考え方からすれば、是非、今いろんなことがありますけれども、3党合意もなされたということでありますから、参議院のほうにおきましても、今議会のほうで審議を促進していただきまして、議案としてこれを議決という方向に持っていっていただくということを地方側としては期待をしておるところでございます。
 これだけ財政が厳しく、これだけ社会保障のこれからの将来像というものが見込まれる中にありましては、国と地方を通じて、特に国のほうは大変な状況でありますから、やむを得ないんではないかというふうに思ってる次第でございます。
 それから、今回の小沢さんをはじめとして多くの方々がいわゆる離党ということになる点についてのお話でございますが、この動きを見ておりますと、何と申しましょうか、政治、政策よりは政局優先という形にまたなってしまった、あるいは自分の選挙だけを大事に考えていくという、いわゆる選挙至上主義にまた戻ってしまったんではないかと、ようやく決められる政治ということになったかということで期待をしておったわけですけども、そういった点がまたこういった形で、今政局が非常に大変流動化してきている。国政は、特に課題がもう山積してるんですよね。しかも、時間がない。待ったなしの状態のものがたくさんある中で、こういったような状況になったことについては、多くの国民の皆さんは、表現は何ですけれども、うんざりしてるというか、本当に国のほうはもっとしっかりしてくれ、という思いを持っていらっしゃるんではないかと思います。
 今後どういう方向に進んでいくかということ、我々としても非常に、地方もどうしても影響が出てまいりますから、大きな関心を持って見守っていきたいというふうに思いますし、こういった状況だからこそ、もっともっと地方がしっかりと住民本位の政策を遂行していかなきゃいけない、地方の責任がますます大きくなってきたなと、こう思っております。民主党におかれましては、早く決められる政治に戻ってもらいたい、早くこの混乱を収拾してもらいたいと、こう願っております。

記者)
 今の質問の関連ですが、課題が山積しているとおっしゃられましたが、具体的に地方の立場からみて大切な、こういうものを進めてもらいたいというような課題としてはどの様なものがあるとお考えですか。

知事)
 外交防衛も山ほどあるんだと思うんですけど、地方から見た課題ということになれば、先ほど触れましたとおり、我々特定広域連合に向けて動きを始めた、これは閣議決定をされるということで法案の骨子が出ていた。それを信じて動いているわけなんですが、その前提が大きく今揺らいでいますよね。こういったこととか、それから地方は、国全体はどうかと思いますが、我々岡山側から見たら、先般短観も発表されておりましたが、やはり製造業の皆さんなんか将来に向けて円高とか、デフレとか、景気の動向に非常に懸念を持ってらっしゃる。非常に数字がよくないですよね。こういったような地方の経済ということをもっと考えていただかなきゃいけないし、また国民の皆さんの生活ということをよく言われますけど、県民の皆さんの生活も依然として厳しい。将来の見通しが明確になってない。こういったようなことで、地方がもっともっと元気にならないと日本が全体が元気にならないという意味におきまして、地方における諸課題は本当に山積してる。もっともっと思い切った地方分権を進めてもらって、地方の住民の皆さんの意見を聞きながら、住民本位の政策を実現していくため、こういった分権改革にももっと思い切った政策を是非打ち出してもらいたい。いろんなことがありますけども、ちょっと思いつくまま申し上げました。

記者)
 今の質問に関連するんですが、短観なんかをみると岡山の製造業は全国水準と比べてもかなり弱い状況にあると思うのですが、改めて今の県内のご認識についてご見解を伺いたいのですが。

知事)
 日本全体の景気の動向の見通しに比べて、岡山の場合はやはり製造業のウェートが高いものですから、その製造業の方々がやはり将来に今のような円高の状況、そして欧州の金融不安とか、いろんな不安定要素を感じられる中で、短観の数字なんかもやはり厳しいものがありますね。デフレもそうだと思います。こういったような岡山はやっぱり製造業のウェートが他県よりも約10ポイントほど高いというのがこういったところに反映されているのではないかというふうに思いますので、もっとその中でやっぱり期待するのは、アジアとの関係ですよね。東アジア、こういったところが今後どうなっていくのか、そちらのほうが景気がよくなってくれば、岡山県の物づくり、製造業におきましても、これからいい方向に展開するんではないかという期待もあります。どうしても世界経済の中における、また特にアジア経済の中における岡山県の経済ということもありますので、こういった点を十分注視をしながら的確な景気、雇用の対策、これも国の動きも見ながら打っていく必要があるんじゃないかというふうに思っております。

記者)
 議会の一問一答についてですが、今議会でのやりとりの中で反問権が欲しいと思った局面はありましたか。

知事)
 一問一答方式についてでございますけれども、再質問をされる、その内容を見ておりますと、事前にある程度お知らせいただいてた内容から全然離れた再質問になってしまって、質問していらっしゃる方がどっちへ行くかっていうのがわからないような状況になってしまったようなケースもあったんですね。
 それから、もともと一回答弁したことと、それに関連する再質問とか再々質問になってるはずのようなんですが、それとは無関係の再質問というものが出たり、それから私ども執行部側から本当は質問の趣旨とか、あるいはどういう観点からなんですかということを確認をしたい、その場合ははっきりお答えできるんですが、それができないということもありまして、そうなるとどうしても抽象的な答弁にならざるを得ないんですよね。そうすると、ちょっとお聞きになってる方が、結構議論はしてるなあと思われながらも、全体として見たら、あの質問はどういう意図で質問されたのかなということが、必ずしも明確にならないケースとかがあったかと思います。
 先ほども議長にご挨拶したときに、一問一答方式、いい方向に行くように願ってますと言ったら、ちゃんと修正すべきところは修正します、という話もあったんですけどね。とか、質問された方に聞いてみたら、やっぱり読み直してみたら、ちょっとちぐはぐな関係になってたなあ、という話もあったり、いろいろ議員の皆さんもお考えがあるようでございます。
 まだまだ改善の余地があるということかと思いますから、議運のほうにおかれまして検討もするようでございますから、意見を求められれば、執行部としてお話をさせていただき、より実り多い一問一答方式に改善されることを願っております。

記者)
 観光PRのキャッチフレーズで「ご当地グルメうまい県!」でやっていくということですが、隣県の香川の「うどん県」や広島県の「おしい県」などに比べるとインパクトが薄いと思いますが、知事はどのようにお考えですか。また、今度韓国にも行かれるということですが、観光PRに先頭に立ってどのようなことを取り組んでいこうとされているのかお伺いします。

知事)
 観光に関しまして、「ご当地グルメうまい県!」というキャッチフレーズについてのお尋ねでございますが、これは私ども行政が決めたということではございませんで、民間の方の発想のように聞いています。直接第一線でご当地グルメにかかわっていらっしゃる方が、こういう名称がいいんじゃないかということを発意され、皆さん方民間同士で相談される中で、これがいいんじゃないかということなんですね。民間の発意というものをやっぱり大事にしていかなきゃいけないということから、観光連盟としてはそれでいこうというような経緯になったというふうに報告を受けているということでございますから、今後のそのキャッチフレーズを使った観光PR、観光連盟が中心になって、大いに岡山のご当地グルメのすばらしさというものを売り込んでいくということで、観光振興につながることを大いに期待をしているところでございます。
 今回のソウルでございますが、ソウルにおきましては、外国人宿泊者の数とか見てみると、5分の1を占めるぐらい非常に最重要の市場なんですね。ところが、原発問題の懸念等からかと思うんですが、他の近隣諸国、こちらのほうはだんだん前々年並みに戻りつつあるんですけれども、若干回復が遅いということがございますので、そういった点、デイリー直行便もあると、そしてさらに、今回増便を強く要請する形の中で、岡山の魅力というものを強く訴えて、本県への送客を旅行者の方々に強く働きかけをしていきたいと思っております。
 特に今回は新しい形として、岡山の戦略会議でもメンバーになっていただいたんですが、観光庁のビジット・ジャパンの大使であります李(リ) 容淑(ヨンスク)さんという方がおられまして、私もよく知り合いなんですが、この方と現地で説明するときに、二人でかけ合いと言ってはなんでございますが、二人で説明をする。李(リ)さんは当然、韓国語で直接ご説明する。こういったような形で、二人でやりとりをしながら、岡山のよさを直接、李(リ)さんという観光旅行の一番造詣の深い方が直接お話しされるというところが訴え方としてアピール性が強いんじゃないかというところが特徴だというふうに思っております。

記者)
 残りの任期も少ないんですけども、最後の仕事ではないですけども、特に先程広域連合のお話しもありましたが、任期中にこれだけは片をつけておきたい、成し遂げたいと思われているものがあればお伺いしたいのですが。

知事)
 岡山県知事といたしましては、夢づくりプランに載っております施策を任期中、スケジュールどおり前に向けて進めていかなきゃいけないと思っておりますので、例えばメガソーラーなんかにつきましても、今現在、笠岡湾の干拓地の話をもう発表させていただいて、8月末の稼働でございますが、これに加えて、現在県有地2カ所に、これは寄島干拓地と内尾に事業計画書が出てきた。また、他の2カ所の候補地につきましても、具体的な事業計画の策定に向けて準備が進められていると、こういったような動きも出てきておりますから、メガソーラーの誘致をさらに力強く進めていかなきゃいけないというふうに思っておりますし、またスポーツのほうでは、今言ったようなことで、オリンピックの活躍、そしてスポーツ立県宣言、こういったところに力を入れていくのと、また文化の面では、岡山芸術回廊がスタートしますので、この秋、これを是非成功させていかなきゃいけないなというふうに思っております。こういったことと、それから私自身、全国の有志の方と組織をしておりますのが自然エネルギー協議会、それから道州制の推進連合、こちらのほうも2つとも香川県で開催されます全国知事会、この機に会合を持ちまして、さらに自然エネルギーの促進とか道州制の気運の醸成、こういったことにもしっかりこういった政策を前進させていかなきゃいけないと、こう思っております。

記者)
 道州制連合の話ですが、知事はこれまで知事会の中でも地方分権に取り組まれてましたが、その知事が退任されることは岡山県にとって残念なことと思いますが、退任された後も同じように責任がある立場で地方分権を進めていかれたいと思っていらっしゃるのでしょうか。

知事)
 地方分権の推進、そして私の前からの分権の究極の姿であります道州制構想の推進、これは私にとりましては最大のテーマでありますので、もちろん任期中は全力でこれらの政策を推進をしながら、任期が終わりましても、こういった大きな課題につきましては関心を持ち、何らかの形でこういったことの政策がさらに前へ進むように貢献できればと、こういう気持ちは持ち続けたいと現時点では思っております。

記者)
 今の質問に関連して、道州制推進首長連合についてですが、来月、知事会前に総会が開かれますが、知事ご自身が務められておられる共同代表の任期ですが、知事の任期満了の11月までお務めになるつもりなのか、あるいは各政党が素案をマニュフェストに盛り込むような一定の目処がついた段階で共同代表をお引きになるのか、今の段階で任期についてどの様にお考えでしょうか。

知事)
 まだ道州制推進連合について、共同代表について次のどの方にお願いをするのかと、まだ明確に決めておりませんので、その方にお願いし、了解が得られるまでは私自身も責任を果たしていかなきゃいけないと思っております。従いまして、いつどのような形で共同代表、後任の方にバトンタッチするのか、これもちょっと今明確なスケジュールを持っておりません。先般、橋下市長にもお電話申し上げて、知事会のほうの、我々知事会といいましょうか、知事レベルの仲間の中で相談をさせていただきまして、ちゃんと後任を選びますということで了解はいただいております。