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2023年8月10日知事記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:0870835 2023年8月14日更新公聴広報課
会場写真

第56回 岡山県三木記念賞受賞者の決定について

 私からは、4項目お話をさせていただきます。
 まず最初は、第56回岡山県三木記念賞受賞者の決定についてでございます。受賞されるのは、認定特定非営利活動法人日本・ミャンマー医療人育成支援協会の理事長でいらっしゃいます、岡田茂(おかだしげる)様でございます。岡田様は、ミャンマーにおける肝臓がん、C型肝炎の状況の改善にご尽力され、献血制度の法制化の実現などに貢献をされました。
 また、医学指導者の育成や、医療技術向上への支援を継続され、長年にわたり、国際社会に多大な貢献をしてこられた方でございます。大変素晴らしい活動をされてきた方だと思っております。なお、授与式は、8月31日にルネスホールにて挙行されることになっております。

台湾での観光プロモーション等の実施について

 次は、台湾でのプロモーションについてでございます。
 8月24日から、私、4年ぶりに台湾に行ってプロモーションを行ってまいります。目的(は)いくつかございます。まず最初は、観光情報の提供ということでございます。現地旅行会社やメディア関係者を対象に、台北市においてセミナーを開催し、本県の魅力を伝え、旅行商品の造成に繋げてまいります。
 二番目は、県産農産物のPRでございます。白桃、ブドウの魅力を現地輸入事業者等に直接伝えるということでございまして、また、現地百貨店において試食宣伝もしてまいります。岡山県の桃、ブドウの輸出(は)、大変伸びているわけでありますけれども、その半分は現在、台湾向けということでございます。台湾でのPR活動を通じて、台湾へのより一層の輸出拡大を図ってまいりたいと存じます。
 三つ目が、タイガーエア台湾を訪問することでございます。ご案内のとおり、岡山台北線の運航再開、また、現在毎日運航になっているということに対する感謝の気持ちをまずお伝えした上で、これから安定した運航を続けるために、どういったことが必要なのか、そういったことについて意見交換をしてまいりたいと思います。岡山県にとって台湾(は)、非常に大事な場所でありますので、この岡山県の魅力をしっかりとお伝えし、台湾からのさらなる誘客と本県農産物の輸出拡大に、引き続き、積極的に取り組んでまいりたいと存じます。

子育て支援の取組について

 次は、子育て支援の取組についてでございます。
 8月27日、県北で二つのイベントを開催させていただきます。一つ目は地域の子育て応援イベント「笑育(ワライク)」でございます。笑育(ワライク)、楽しみながら、「笑う」「育てる」と書いて、「笑育(ワライク)」ということでございます。コンセプトというのは、字のとおりなのですけれども、笑顔で子育て、そういうことでございます。何か、子育て(といえば)大変つらいというのじゃなくて、いや、これは楽しいよと、そういうコンセプトで開催をいたします。内容なのですけれども、地域の子育て支援団体、たくさんの団体が、いろいろな遊びの企画を用意して、地域の子育て中の皆さんと一緒に遊ぶということでございます。地域の子育て中のお父さんお母さんにとって、そういった団体を知っていただく、その団体にとっても、地域にこんなお父さんお母さんがいるのだということを知っていただく、双方がつながるきっかけづくりにしたいと思っております。同じような取組を、1月には県南エリアでも開催を予定いたしております。
 元々50年前、100年前、そのずっと前、子どもというのは地域で育てていたという、これは事実がございます。それが核家族化ですとか、いろいろなマンションの比率が増えたですとか、いろいろなことで子育てが、両親だけのものになっている。また、それが女性に負担が集中をして、ワンオペ(ワンオペレーション)子育てみたいなことになってきているのを、もう一度、地域での子育て、みんなで子育てということに戻していこうと、そういうイベントでございます。ぜひ子育てしやすい地域のために頑張っていきたいと思っております。
 同時に、もう一つのイベントですけれども、「保育のおしごと就職相談会」を開催をいたします。ご案内のとおり、保育人材の確保が大きな課題になっております。その問題、特に県北地域では大変厳しい状況になっております。市町村の協力のもと、県北エリア一帯を対象とする広域の就職相談会を同じ会場で開催をいたします。その相談会には、地域の保育園、こども園の担当者ですとか、市町村の担当者が来場をいたしまして、保育所等の紹介ですとか、来場者の相談対応をさせていただきます。保育士資格をお持ちの方、または保育士の仕事に興味のある方などに、ぜひご来場をいただいて、就職や復職のを足がかりになることを期待しております。希望する誰もが十分な保育サービスを受けられるよう、そのためには十分な保育士さんが必要になってまいります。マッチングの機会を提供するなどして保育人材の確保に、引き続き、取り組んでまいりたいと存じます。

新型コロナウイルス感染症の県内の感染状況について

 最後は、新型コロナウイルス感染症の県内の感染状況についてでございます。
 少しずつ何か(感染者数が)上がってきているわけでありますけれども、今回初めてちょっと違うメッセージも一部入っております。この1定点医療機関の感染者数、今週は減少に転じました。14.27人ということでございます。わずかではありますけれども、これまで前週と比べて、20%だったりじわりじわりと上がってきたものが、9週ぶりに(※間違い(初めて)を訂正)減少をしたということでございます。ただ、大抵遅れてくる病床使用率については、まだまだ上昇傾向のまま、29.2%と30%に近づきつつある状況でございます。沖縄ですとか、一部グーッと感染が広まった地域で、今、感染が収まっている地域も一部ありますけれども、これが岡山県(は)、これから収まっていくのか、それともたまたまこの週落ちただけなのかは、まだわからないということでございます。ただ、ものすごい上り調子でお盆に突入するのと比べれば、少し勢いが下がってきたかもしれないタイミングでお盆に入るというのは、これは悪いことではありません。(これから)お盆を迎えます。お盆はご案内のとおり、帰省旅行など人と接する機会が増える。これまで去年も一昨年もお盆をきっかけに感染が拡大をしたという実績がございます。今回も、このままいけば、また感染が拡大することになりますので、極力そうしないよう、県民の皆様に5つのお願いをしたいと思います。
 一つ目から順に申し上げます。基本的な感染防止策の徹底ということでございます。当たり前のことなのですけれども、特に高齢の方と会う場合、大人数で集まる場合、また、医療機関を訪問する場合などは、特に気をつけていただきたいと思います。やはり、マスクの着用というのがそういうときには非常に有効ですし、手洗いですとか、ぜひお願いしたいと思います。
 あと、検査キット、解熱鎮痛剤の用意ということでございます。体調がおかしいなっていうことになったら、検査(キット)で自分で検査をする。熱があったら、解熱剤を飲む。これも皆さんもご案内(のとおり)だと思いますけれども、いざっていうときに手元にあるかないかというのは大きいことです。体調(が)悪いときに外出をして、それを買わなきゃいけないということにならないためにも、あらかじめ買い求めておいていただきたいと思います。
 また、早めのワクチン接種、高齢の方ですとか、重症化リスクの高い方は、ぜひとも、早め早めのワクチン接種をお願いしたいと思います。
 四番目が、外出を控えるということでございます。これは全員一律、外出を控えるようにということではございませんけれども、何かちょっと体調が普段と違うんだ、熱があるなというときには、これもぜひ、外出を控えていただきたいと思います。コロナにかかっている場合には、うつす可能性が高いですし、コロナにかかっていても、早い段階では検査に引っかからないこともございます。検査で陰性だから必ず大丈夫かというと、そうではありません。とにかく体調が悪いなっていうときには、外に出ないというのが、非常に大事なことでございます。
 最後は、適切な受診ということでございます。若い方、元気な方については、検査キットで自宅で検査、また、陽性になったとしても、私もそうでしたけれども、普通の体調、ちょっと熱があるとか、のどが痛い程度であれば、自宅で療養をしていただくということになります。ただ、重症化リスクの高い方、症状が実際に重い方は、医療機関を受診していただくということをお願いしたいと思います。
 まとめて言いますと、県民の皆様には、自分自身が(コロナに)うつらない、また、人にうつさない、そういった行動を心がけていただければと思います。
 私からは以上でございます。

質疑応答

記者)
 項目外になりますが、(岡山市の)アリーナ(構想)についてお伺いします。先日(8月3日の備前県民局管内トップミーティングの場において)知事から、大森市長との話し合いに前向きなご発言があって、(岡山)市長からも早速(協議の場を)セットしたいっていうお話ありましたけれども、この1週間で、トップ(同士)の対話に向けた準備とかが進んでいたかどうかというのを教えてください。

知事)
 これからどういう形にするか決めていくということで、現時点でまだ決まっていることはございません。

記者)
 これまで知事は、トップ(同士)の話し合いには慎重といいますか、そういった環境にないというご発言、会見などでもあったと思うのですけれども、この前、少し態度が変化したというのは、どういった要因があったのでしょうか。

知事)
 私自身、大事なことになればなるほど、一対一で、エイヤーで決めてしまうようなことにはならないと、これも一般論として、そういうことで申し上げておりますけれども、(岡山市長との)対話を拒んでいるというふうに解釈されると、それは私の本意ではないということで、ぜひ前向きな、建設的な会話ができるような環境があれば、対応する意向がある。これは実は、ずっと前から一緒なので、副知事、(岡山市の)副市長の会談の中に私が入っていくというのは、一つの考え方ですねということをお示しした、ということになります。ぜひいい形で意思疎通ができるように、いろいろな方策を考えていきたい、そういうことで、先日申し上げたところです。

記者)
 (JR)芸備線の関連でお聞きします。先日(8月2日)、JR西日本から、国に再構築協議会の設置を要請するという表明がありましたけれども、今、県知事として受け止めがあれば教えてください。

知事)
 (JR)芸備線についてでありますけれども、再構築協議会については、これは法律上、国から参加の要請があった場合は、正当な理由がない限り、協議に応じなければならないとされているところでございます。ただ実際、法律(が)出来たばかりでありまして、その具体的な運用など、全くわかっていないことが多いわけでございます。今、事務方の方で、国の担当者にいろいろな詳細について問い合わせをしているところでございます。

記者)
 これまでの会見で、自治体とJRだけでは立場の違いがあるので、国に関与してもらう必要があるというお話もあったと思いますけれども、今回、(再構築)協議会はいろいろ中身(を)精査してということだと思うのですけれども、国が入って一緒に話し合うというところに関しては、ポジティブに捉えられているということでしょうか。

知事)
 私自身、(ただ今の質問で)言われたとおりで、国の関与については歓迎をしております。何か立場が全然違う二者が、お互いの主張を繰り返しても、これは基本的に平行線になりがちなところで、第三者が入ってきて、まあこれはそうですね、これについてはこうなんじゃないですかという、間を持つような機能を果たしていただく。我々が求めているのは、実はそれ以上(で)、やはり国にも、財政支援も含めた支援を行っていただかないと、なかなかお互いの歩み寄り(だけ)では、この大きなギャップは埋まりそうにないということもありまして、ぜひ国も踏み込んで関与をしていただきたいというのが、我々の思いであります。

記者)
 (岡山市の)アリーナ(構想)に関する点で、対応に前向きという点が報道されているところではあるのですけれども、先のトップミーティングにおいて、非公式の懇親会は別としてもですね、(岡山)市長から、公式の場での発言として、知事の過去の発言を挙げた上で、お互い(の)わだかまりを解くために、過去の問題を一つ一つテーブルに乗せて議論していく、との発言がありました。これを受けてなお、対話方針に変更はないのか、ないとすれば、(岡山)市長がおっしゃる過去の清算についても応じるつもりなのかどうかというのをお聞かせください。

知事)
 私とすれば、対話というのは大事なので、今回トップミーティングで対話の要請があった機会に、いい形で対話ができるのであれば、どういった対話ができるのか、模索していきたいという前向きの回答をしたところでありますけれども、その後の7首長を代表しての挨拶のところで、個別の問題に戻られて、しかも、(トップ同士での)対話の前に前提があるというような趣旨の発言をされたというのは、私からすると少し驚きはありました。(岡山市が)求めていたことについて、前向きの回答をしたことについて、否定的にしか見えないような発言があったということでありますけれども、私もちょっと真意を測りかねるところがございますけれども、とにかく、私は一貫して、前向きな、建設的な対話ができる場面をつくっていくということ、なかなか(岡山市長と)一対一(の協議)だと、これまで建設的なこと(対話)になっていなかったということで、いろいろな紆余曲折(が)あったわけですけれども、今回もまた、何かいろいろ、ちょっとそういった発言がありましたけれども、私とすれば、何らかの形で前向きな議論ができるような環境をつくっていきたいと思います。ただ、なかなか簡単ではないのだなっていうことは、またあらためて思ったところではあります。

記者)
 関連して、もし決まっていればなのですけど、例えば(岡山市の)副市長と副知事のミーティングというのは、どれぐらいの頻度で行われていて、具体的には決まっていないけど、大体2か月に1回ぐらいのペースとか、半年に1回ぐらいのペースとかという、その頻度をお伺いしたいのと、もし決まっていれば、次(のミーティング)はいつでしょうか。

知事)
 まだそういった詳細については、決まっていないと聞いています。

記者)
 目処も全然つかないわけですよね。

知事)
 そういった発言があったのは、ほんの数日前ですので、はい(決まっていません)。

記者)
 一部報道には、トップ会談へというような報じ方もありましたけど、それに関しては、知事は早計だというふうにお考えですか。

知事)
 私自身、いい(協議の場の)環境ができれば、私自身入っていきますよということを申し上げました。先ほどの質問にありましたように、それにも前提条件があるのだという発言が、(私が回答した)直後に(岡山)市長からありましたので、いやせっかくね、前向きに答えたのに、いやいや、それに前提条件があるということになると、実際どういうことなのかな(と)戸惑っているところでありますけれども、質問にありましたように、そういったやり取りがあったのは、ほんの数日前のことです。また、副知事、副市長(でのレベル)ですとか、いくつかの(事務)レベルで、具体的にどういうふうにしていくのか、相談をしていくことになるのじゃないかなと思っています。

記者)
 知事は、多分一例として、(岡山市の)両副市長、両副知事の(協議の)場というのを挙げられたと思うのですが、それ以外に、例えば知事が、こういう環境が整えばという、イメージされていることはあるのですか。

知事)
 とにかく穏やかに、お互い建設的、前向きな協議ができる(ことは)、非常に大事だと思いますし、トップ同士が出て行く場合は、これは大げさに言えば、(G7)サミットもそうですけれども、大体、両県知事会もそうですけれども、その(協議の)前に大体の方向性が固まってからというのは、どんな会合でもそうですし、大事な会合になればなるほど、そういうふうになっていると思いますけれども、私自身もそういう、まず(大体の方向性が固まっているという)準備が必要だと思っています。

記者)
 まだやっぱり事務レベルの協議が継続されるしかないということなのでしょうか、当面は。

知事)
 事務レベルで合意に達しないと私は(協議の場に)出向かないという、そこまで言っているつもりは当然ありません。私自身も、(協議の場に)出て行って、何かいい形がないかなということを申し上げたぐらいですから。ただ、具体的にどういう形になるのか、それはこれからの協議次第だと思っています。

記者)
 県の方から何か具体的に(岡山市に)逆提案されるようなお考えはないのですか。

知事)
 それも交渉の中のやり取りで、いろいろあろうかと思います。

記者)
 いろいろとは。

知事)
 例えば、副知事が(岡山市の)副市長とやり取りする中で、いろいろなやり取り、こちらから提案するのかもしれませんし、向こう(岡山市)から提案があるのかもしれませんし。

記者)
 少なくとも、両副知事、(岡山市の)両副市長(の)4人での会議、動向自体も、まだ何も(岡山)市からもアクションないし、県としても、今何かそれに向けて動いているというわけではないのでしょうか。

知事)
 (3日の備前県民局管内トップミーティングから)まだほんの数日ですので、ある種、定期的にそれぞれの副知事、(岡山市の)副市長はやり取りをしていますので、そういった中から少しずつ形が見えてくるのじゃないかと思います。

記者)
 全国知事会の会長選についてちょっとお伺いしたくて、推薦について(ですが)先日、宮城(県)の村井知事が立候補を表明されましたけれども、その後知事は、どなたを推薦されるか決まっていますでしょうか。

知事)
 村井知事が出られるのだったら、もう私の立候補はないなと。はい、冗談ですが。私(は)村井知事(が)大好きでありますので、ぜひ村井知事を応援したいと思いますけれども、具体的に推薦人になるですとか、どういう形で関わるかについては、まだ決めておりません。

記者)
 他の方を推薦するとかも、特に今のところ決まっていることはないのでしょうか。

知事)
 まだ選挙の途中ですから、わかりません。ただ、私、村井知事が出られるのであれば、全力応援したいというのが、今の時点での気持ちですね。

記者)
 新型コロナウイルス関連についてお伺いいたします。(県)医師会の松山会長が、先日(8月3日)の電話相談を作るという会見のときに、第9波であるとのご認識を示されたと思うのですが、あらためまして、知事のご所見を教えてください。

知事)
 そうですね、(モニターを示して)この形を見て、例えば、これからこんな感じになって終わったら、第6波のときが、何かそんな感じ(で)ストンと落ちてこれで終わりかなと思ったらダラダラダラダラ続いて、ただ、後半のところが前半部分を追い越さなかったので、第6波の後半のところは新しい名前はつかずに、えらく長い波だったよね、まとめて第6波というふうに言われて、次の波が第7波と名前が付きました。ただ、整理の上では、その第6波でいっぺんにまとめるのか、それとも後半を第7波と呼ぶのかというのは大事なのかもしれませんけれども、実際の市民、県民からすると、どちらかというあまり関係ない話です。自分がかかって、旅行が台無しになったら、それが(第)9波だったのか、(第)8波だったのかなど全然関係ありませんので。ですから、とにかく我々とすれば、今少しずつ(感染状況が)盛り上がってきてしまっている。また、お盆というのは、大抵ここが上がる要因になりますので、普通に考えると上がります。上がるのですけれども、コントロールできる範囲で、その後スーッと、大体毎年、お盆直後にピークを迎えて、その後スーッと下がっていくわけですので、一体としてこんな感じかなと、これがものすごく大きな波にはならなかったな、ということにするのが、我々にとっての大きな目標(です)。それもその、みんなお盆の計画(を)全部取り止めだ、もう夏休みは全部期待しないでくださいというような、ものすごい犠牲を払うことなしに、先ほどお伝えした、五つの注意事項をみんながしっかり守って、リスクの高い場面を気をつけることによって、大ごとにせずにお盆を乗り切る、きちんと第8波を収束に導くということが大事なんだろうと思います。実際に、後から考えて、いや、これは第9波の始めでしたということになる可能性もあるでしょうし、これは第8波の最後の流れの、ちょっとぴくっと動いたところだったのですねというふうにうまく収束する可能性も、十分残っていると思います。我々の気をつけ方次第で、未来は変えられるということですので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。

記者)
 補足ですけども、第9波の可能性も、今、知事あるだろうともおっしゃいましたけども、今が第9波かどうかちょっとわからないということでしょうか。

知事)
 両方(第8波の最後なのか第9波なのか)の可能性がございますね。

記者)
 (岡山市の)アリーナ(構想の関連で)の一点、知事のお言葉でなんですけど、今お話を総合する限り、相手(岡山市)の出方次第ではあると思う、相手の条件次第だとはあると思うのですけれど、知事のご意向としては、前向きで建設的な対話であれば、もちろん応じる用意はあるのだということで間違いないでしょうか。

知事)
 元々ずっとそのつもりではあります。

記者)
 知事のお言葉でいただければと思います。

知事)
 とにかく、(岡山)市長もずっと言われていましたけれども、それぞれの役所が意思疎通を良くする、これは大事なことで、私自身はいろいろなレベルで意思疎通をすることが大事でありまして、ぜひ前向きで、建設的な、穏やかな対話というのが大事だと思います。

司会)
 それではこれをもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

2012年の記者会見