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【がんばっています! 備中子育て晴れの国】橋本易子さん(長尾幼稚園子育てひろばネットワーカー)

【がんばってます! 備中子育て晴れの国】

 岡山県備中県民局では、次世代を担う子どもたちが、健やかに生まれ育ち、家族や地域で心豊かに生活できる環境を目指して、「備中子育て晴れの国」づくりを推進しています。

 ここでは、そんな子育て支援に取り組む人や活動をご紹介します。
 

さくよう子育てカレッジ実行委員 橋本易子さん(長尾幼稚園子育て広場 ネットワーカー)にお話しをうかがいました。

4人のお子さんを育てられ、今は地域で子育て支援をされています。子育て支援を始められたきっかけはなんですか?

 私は、玉島に引っ越して来たのですが、その時期が、子どもたちが幼稚園・小学校・中学校に入るタイミングで、PTAの役員になることになりました。このPTA活動は知り合いのいない私自身の友達作りにもなりましたし、ここから子どもに関わる色々な活動をすることになりました。
 私がネットワーカーをしている長尾幼稚園子育て広場は、末っ子が卒園した年の春に新設されることになり、そのときの園長さんから「幼稚園の役が終わるから、次はネットワーカーになって欲しい。」と言われました。今年で16年目になります。
 この他にも今は、主任児童委員、放課後子ども教室役員、家庭教育学級「元気組」代表、玉島北中学校支援員など色々な立場で子ども達に関わっています。

こちらの子育て広場の活動はどんな思いでされているのですか

橋本易子さn 

 自分が子育てをしていて「困っていたこと」を、今子育てをしている方に手助けしてあげたいと思っています。
 親は我が子のことを見るのが一番大切ですが、親子の集まりで活動すると、みんなのこともしなければならないときがありますよね。そうしたときにお手伝いしてくれる人がいればいいと思っていたんです。だから今はそんな感じです。
 それから赤ちゃんがいる家では3歳でもお兄ちゃん、お姉ちゃんと呼ばれる子ども達は、親から「待って」「待って」って後回しになりますよね。でもここへ来るとスタッフが赤ちゃんを抱っこしてあげられるので、その子はお母さんを独り占めできる時間になるんです。自分だけを見てもらえる、外の滑り台でもいっしょに遊んでもらえる。お母さんもここにいる間だけはその子と1対1で関われる時間をもてる。家で我慢させていることがあるけれど、十分甘えさせてあげられる時間や場所があるのは気持ちの上で救われますよね。そういう場を提供できているのが一番いいなと思います。
 他にも、子ども同士が遊んでいる間に親自身もちょっとリフレッシュしてもらえていますね。
 保護者の方達は私たちが何も言わなくても親同士で子どもの話題で話をしてお友達になったり、子ども同士がけんかをしていたら、仲直りするように声かけをしたりしています。それを見ている他の親もその様子を見ていて、どうやって子育てしているかを学ぶんです。そうした意味でも親にとって大切な場所ですね。

今、大切だと思うことは?

 ~子ども達に乳幼児とのふれあいをさせることだと思います~
 自分が産んで初めて赤ちゃんを抱っこしたお母さんが増えていますね。昔は年の離れた兄弟や近所の赤ちゃんの面倒をみることがありましたが、今は親になるまでに乳児に関わらない人が増えています。
 自分の子どもができる前に「赤ちゃんってこんなんなんだ。これだけの重みがあって、暖かみがあって。無防備で。お世話しないと何にもできなくて。」って知っていて欲しいですね。そして「自分の子として授かったからには、子どもの全責任を負うんだ。」という覚悟を持った上で出産して欲しいと思います。
 「赤ちゃんができちゃったけど、どうすればいいか分からない。やっぱり向いていません。育てることはできません。」なんて言えないでしょう。だから赤ちゃんを産む前に、赤ちゃんとふれあうこと(=親体験すること)は大切なのです。子育てができる力をつけて親になって欲しいと思います。
 「子育て」は親になれば当然するものであってスペシャリストではないけれど、世間が、子育て期間中の親を社会から取り残される人のような見方をするのは間違っていると思います。子育ては賃金こそ支払われないけれど、人を育てるという大切なことをしているので、もっと社会的に認められるべきことだと思うんです。

いろいろな活動をされていますが橋本さんの原動力はなんですか?

 おもしろがっているだけです。
思いついたら、どこでもお願いに行くんです。迷惑がられているかもしれないけれど、お願いしなきゃ進まないから。(笑) いっしょに活動して下さる友達も、こうしたことを楽しんでくださったり、喜んで下さったりする方々です。だから、いろいろな活動ができるのです。
 国の支援を受けPTAが中心に親同士が子育てについて学び合う場である家庭教育学級「元気組」で、地域の商店街に協力していただいてハロウィンをしたんです。子どもや親、100人くらい参加して、賑やかな会になりました。商店街の方から「翌年はいつするの?」と声をかけていただきました。
 また、校長先生の「地域の方にどんどん学校に入ってもらえたらいい。」との言葉で実現できたことですが、一時期、学区の中学校が荒れたことがあったときは、歴代のPTAの会長さんに中学校に空いた時間に行っていただくようにお願いしたんです。カッコつけたい中学生も小さい頃を知っている大人の前では、カッコつけきれないでしょう。
 くらしき作陽大学の学生さんにもいろいろと助けてもらっています。この子育て広場にもワーカーとして関わってくれていますし、放課後子ども教室(小学校で放課後、子ども達が集まって勉強している)では、毎回学生達で人数調整をして決まった人数の学生さんが関わってくれています。
 その中の学生さんの一人に中学生と関わりたいと言われたことがあります。そのことを校長先生に伝えると、「いつ来てもいいよ」と受け入れてくださいました。今では、中学校でお月見会やケーキ作りをしようとしたときにも学生さんに声をかけて手伝いに来てもらったりします。

子育てをされている方々に伝えたいことはありますか?

 子育ては「大変だ!」というのではなく、どうせ子育てするなら楽しんで欲しいです。
 私は、自分の母に「あなたたちは、私があそこへ連れて行こう、次は○○しようと子育てをして楽しんだ後の『楽しみかす』だ。」って言われたことがあります。私にとってはそのときから子育ては楽しむものなのです。
 私自身も本当に子育てを楽しみました。私の子どもが「幼稚園に行く。」と言ったとき、私は「義務教育じゃないから行かなくてもいいよ。おうちの方が楽しいよ。おやつもいっぱいあるよ。」としつこく子どもを引き留めました。でも、子どもはみんなが行くからといって幼稚園に行ってしまいました。そのときは悔しかったです。(笑)
 そうなると夏休みが楽しみで。その間はカレンダーに空白ができないように、いっぱいイベントを企画しました。また『給食に負けるな!キャンペーン』と一人でスローガンを掲げて子どもの食事もがんばりました。時々は休憩もあるんですけどね。
 泣いていても血がついていても子どもが抱きついて来たらいつでも抱っこしてあげられるように、化粧もせず、雑巾のような服を着ていましたね。遊びにお金はかけませんでしたけど色々なことをしました。毎週のように山や海に行っていました。テレビもゲームもない中で、家族だけで力を合わせないと何にもできない時間をいっぱい共有しました。不便を楽しんでいました。先日、成人した子どもから「山や海に連れて行かれるばっかりだったけど、今から思えば良かった。」と言われてうれしかったです。
 子育て中の方々にも「楽しんで子どもといっしょに何かをする経験」をいっぱいして欲しいと思います。

  パワフルな橋本さんにいろいろお話しを伺いました。これからもどんどん様々な方に声をかけて子ども達を取り巻く環境を豊かにして下さい。


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