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【がんばってます! 備中子育て晴れの国】片山啓子教授(新見公立短期大学幼児教育学科長)

【がんばってます! 備中子育て晴れの国】

 岡山県備中県民局では、次世代を担う子どもたちが、健やかに生まれ育ち、家族や地域で心豊かに生活できる環境を目指して、「備中子育て晴れの国」づくりを推進しています。

 ここでは、そんな子育て支援に取り組む人や活動をご紹介します。
 

片山啓子教授(新見公立短期大学幼児教育学科長)におうかがいしました

大学ではなにを教えられているのですか

片山教授

 私の専門は、舞踏運動学(創作ダンス)、昔は自分で創って踊っていましたが、今は子どものための舞台作品を創っています。学生たちには、保育者養成における身体表現や総合表現、表現技術の指導方法および内容について教えています。

 学生たちが授業で取り組んだ表現活動の成果は、私が指導や総合演出を担当する「にいみこどもフェスタ―幼児教育科表現発表会―」で劇やミュージカルとして舞台発表しています。この活動は、保育者を目指す学生に表現の素晴らしさを伝えるとともに、質の高い舞台を地域に提供し、子どもの感性を豊かにしたいとの想いから1992年より開催し、今年度24回目を迎える地域に根付いた取組として、また平成16年度には質の高い大学の教育活動として文部科学省の特色GP(Good Practice)にも選定されました。

                       にいみこどもフェスタ

にいみこどもフェスタ2014 創作ダンス「虫・むし・大図鑑」の一場面

子育てについておうかがいしました。

(子育てについてお考えをお教えください。)

 まず私の身体表現に携わる者としての人間観についてお話したいと思います。
 私は、「自立した人間の形成」が大切だと思っています。自立した人間とは、各々の持つそれぞれの個性や自由を大切にしながら、さらに他の人の個性や自由も尊重できる、そのようなものの見方や考え方のできる人です。その形成のためには、人と話し、人間関係を創り、人と人が繋がりあう中で成長していくことが必要なのです。私は大学でもこの方針で学生を指導しています。
 従って、子育てについても、親と子が自立した人間へ共に成長していく過程が“子育て”だと考えています。

(学生指導も子育ても基本は同じなのですね。)

新見公立短期大学幼児教育学科の学生たちはこの大学に入ってきているわけですから、「保育者になりたい」という将来の目標を持っているわけです。ただし良い保育者になるためには、漠然と「なりたい」と思うだけでは不十分です。
 子どもたちの前で、そして組織としての保育の場で、やりたいことを具体的にイメージする力、それを実現させる力、そういった表現力・実践力が保育者には求められます。そのために、まず私が必要だと考えるのはものごとを客観的にバランス良く見る力です。学生がこの力を養うにあたって、大学の授業や自主的な活動として「にいみ子どもフェスタ」や「にいみ子育てカレッジ」へ参画し、子どもやチームの中で実践することが大きな役割を果たしていると思います。

(子育てにとっての大切なものはなんでしょうか。)

 子育てについてですが、先ほどもお話ししたように、親も子も成長していく過程が“子育て”だと考えています。
 そのためには、母親と子どもだけといった閉じた関係の中での子育ては望ましくないですね。親はなかなか自分の子どもを客観的に観るのは難しいですからね(笑)。
 特に、親と異なる視点で自分を認めてくれる保育者は、子どもにとって大きな存在です。うちの学生たちが保育者を目指す動機として、彼ら彼女らが小さい頃に良い被保育経験をしたこともあったのではないかと思います。
 さらに、幼稚園、保育園の保育者に限らず、家族や地域が繋がりあう中で、みんなで子育てをするといった環境が親子の成長にとって大切です。 みんなで子育てすることは、子どもにとっては、親とは異なる視点(価値観)で、褒められ認められる中で、自己肯定感や社会との関係性を築いていくことができますし、親にとっても子育ての迷いや過大な不安に追われることなく、親として同時に人間として1人の個である子どもと向き合うことができます。
 社会はさまざまな人で成り立っています。みんなで子育てすることは、取りも直さず、地域社会が成長することでもあるのです。

(今後の抱負についてお教えください。)

 まだ、“子育て”で繋がりに困難をかかえている親子がいるかもしれません。子育てを支援したいと思っているのにきっかけがなくて参加できていない方がいるかもしれません。「にいみ子どもフェスタ」や「にいみ子育てカレッジ」の活動を盛り上げていく中で、いろんな人に参加してもらい、みんな一緒に育っていく、そんな子育て支援活動を実践していきたいと思っています。

「にいみ子育てカレッジ」の取組について教えてください

 子育て支援の充実が社会の大きな課題になっています。大学の専門知識を地域に活かす社会貢献として、備中県民局の子育てカレッジ提唱に呼応して地域協働による大学内子育て支援拠点「にいみ子育てカレッジ」を2008年に開設しました。
 カレッジでは、子育て支援者に対する専門研修や子育て相談事業等各種事業を実施しています。
 同学内に設置された新見市の親子交流ひろば「にこたん」は年間約9,000人の方が利用されており、学生スタッフも企画運営に参加しています。
 また、昨年度(平成25年度)は、子育て情報発信事業として「にいみ子育てカレッジシンポジウム」を開催するとともに「全国子育てひろば実践セミナーinおかやま」や「全国保育士養成セミナー」で取組を発表しました。
 今後は、他大学等との連携による専門研修の充実や、親子の世代間交流、地域とのつながりの強化のどについて推進していくこととしています。

子育て中の親子交流ひろば「にこたん」

にこたん1 にこたん3   にこたん2

ノンプログラムで遊んでいる親子                    学生による「にこたんタイム」

学校の御紹介

 新見公立短期大学は、「にいみ日本一安全のまちづくり」の取組を推進する新見市が、新見公立大学とともに設置する大学で、幼児教育学科、地域福祉学科、看護学科、大学院看護学科研究科の4つがあります。
 片山先生が指導する幼児教育学科は、子どもたちや地域の方々と関わりながら、高い実践力や問題解決能力を持つ学生(子育て支援者)を育成しています。

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