中国から日本に禅と茶をもたらした栄西禅師(1141-1215)は備中吉備津(岡山市)生まれ。栄西が開いた建仁寺は臨済宗の大寺として隆盛を誇り、多くの文化財を伝える。また建仁寺派の寺院である高台寺は、豊臣秀吉の正室北政所(高台院)が秀吉の冥福を祈るため建立した寺で、その塔頭圓徳院は高台院が19年間余生を送り終焉の地とした。それを支えたのが北政所の兄木下家定とその次男利房(秀吉夫妻の甥)である。そして備中足守藩は家定が備中足守(岡山市)へ移封されたことに始まり、利房の系統が藩主として明治維新を迎えている。
本展は、岡山と結びつきの深い建仁寺・高台寺・備中足守藩主木下家の名宝を一堂に会し、歴史と文化の繋がりと広がり、美術の豊かさを国宝・重文を多数交えて多面的に紹介するもの。
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