ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト −写真、絵画、グラフィック・アート−

開催概要


会期

2012年4月8日(日曜日)〜5月20日(日曜日)

開館時間

9時〜17時(入館は16時30分まで)

4月27日(金曜日)は19時まで開館(入館は18時30分まで)

休館日

4月9日(月曜日)、16日(月曜日)、23日(月曜日)

5月1日(火曜日)、7日(月曜日)、14日(月曜日)   

観覧料金

一般1200円 高・大生800円* 小・中学生500円* 65歳以上600円*

 ※ *は年齢の証明できるものをご持参ください
    20名以上の団体は2割引

主催
岡山県立美術館 読売新聞社、美術館連絡協議会 
協賛

ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン

 

20世紀アメリカを代表する
 画家/グラフィック・デザイナー/写真家 ベン・シャーン


 

 本展は、20世紀のアメリカで活躍したベン・シャーン(1898−1969)の大回顧展です。

コヴノ(現在のリトアニアのカウナス)に生まれたシャーンは、幼い頃に家族と

ニューヨークへ移住、石版工の見習いをしつつ美術の勉強を重ね、ヨーロッパ旅行

などを経て画家として活動を開始しました。1930年代には「ドレフュス事件」などを

主題として描き、一躍アメリカを代表する画家となります。以来平和を願うテーマで

数多くの作品を残すと同時に、戦時中には多くの公的な壁画やポスターも制作、戦後は

雑誌の挿絵や書籍の装丁そして絵本を担当し、その表現をいっそう深化させていきました。

  一方で彼は、こうした活動の傍らで多くの写真も残しました。ウォーカー・エヴァンズに

手解きを受けニューヨークの民衆を撮ることから始まったその写真作品には、FSA

(農業安定局)の依頼によって農村地帯とその民衆の生活を詳細に記録したものも

含まれています。これらは、当時のアメリカという国家の在り方と社会、何よりも大衆の

姿を克明にとらえています。また、これらの写真は単なる記録にとどまらず、彼自身の

絵画作品の多くに引用されていることが明らかになっています。

 


平和を希求したシャーンの 20年ぶりの日本での大回顧展


 

 本展は、そうした多岐に渡るシャーンの全貌を明らかにせんと企画された展覧会です。

今回は特別に、ニューヨーク近代美術館やボストン美術館など、国内外を代表する美術館が

所蔵する多数の絵画作品が展示されます。これらとその題材となった素描や写真を並べて

展示し、シャーンの霊感と思考の変遷を明らかにします。また画家としての活動のみならず

挿絵や装丁などの仕事も紹介し、当時の日本人グラフィック・デザイナーに与えた影響も

検証します。さらには、ハーバード大学附属フォッグ美術館のご協力により、1960年の

来日の際にシャーンが京都などを撮影したものを中心に、アジアを周遊して残した約300点の

写真画像も展示します。あわせて第五福竜丸事件を題材とした〈ラッキードラゴン〉シリーズも

展示することにより、今まで日本で回顧されることのなかったシャーンの多彩な活動の全貌

のみならず、日本との深いつながりがいっそう明らかになることでしょう。

 

関連行事



*講演会

「ベン・シャーンをマネしていた頃」

ベン・シャーンを敬愛してやまない安西氏に、
シャーンと出会った若い頃のお話をして頂きます。

講師:安西水丸(イラストレーター)
日時:2012年5月3日(木曜日・祝日)
    午後2時から3時半(入場は30分前から)
会場:当館講義室 (要観覧券)
定員:70名(先着順)
※安全上の理由により定員に達した場合入場をお断りさせていただきます。

 

*ギャラリートーク

「現代におけるクロス・メディアの可能性」

多様なメディアを自在に行き来したシャーンを参照しながら、
現代の表現の可能性について議論します。

講師:赤星豊(クリエイティブ・ディレクター)、山下明美(岡山県立大学デザイン学部教授)
日時:2012年5月12日(土曜日) 午後2時から3時半
会場:地下1階展示室 (要観覧券)


*
美術の夕べ

「ベン・シャーン展を観る」

展示室を回りながら、本展の見どころをあますことなく解説します。

講師:嶋雄一郎(当館学芸員)
日時:2012年4月27日(金曜日) 午後6時から7時
会場:地下1階展示室 (要観覧券)

*美術館講座

「ベン・シャーンのグラフィック・デザイン」

絵本や挿絵、装丁の仕事、そしてレコードジャケットなどの仕事に焦点をあて、
ベン・シャーンの活動の中でグラフィック・デザインがどのような位置にあるのか探ります。

講師:嶋雄一郎(当館学芸員)
日時:2012年4月21日(土曜日) 午後2時から3時半
会場:当館講義室 (要観覧券)



「ベン・シャーン クロスメディア・アーティスト」情報サイト


http://benshahn2011-12exh.info (別窓で開きます。)