プライベート・ユートピア ここだけの場所

 

開催概要

会 期 2015年1月9日(金曜日)から2月22日(日曜日)
開館時間 9時から17時(入館は16時30分まで)
1月23日(金曜日)は、19時まで開館(入館は18時30分)
休館日 1月13日(火曜日)、19日(月曜日)、26日(月曜日)、2月2日(月曜日)、
9日(月曜日)、 16日(月曜日)
観覧料金 一般 1,200円 
*65歳以上800円
*高大生 600円 
*小中生 300円
*年齢の証明できるものをご持参ください
※20名以上の団体は2割引
主 催 岡山県立美術館、朝日新聞社、ブリティッシュ・カウンシル
協賛 野崎印刷紙業

 

世界のアートシーンを牽引するイギリス現代美術の「いま」を体験し、
  わたしたちの生きるこの時代を知るために

本展は、英国の公的な国際文化交流機関ブリティッシュ・カウンシルが所蔵する同国の優れた現代美術品のコレクションの中から約30名のアーティストを選出し、その代表的な絵画、写真、映像、立体など約120点をご紹介する展覧会です。日本全国を好評のうちに巡回した本展ですが、岡山会場が最後の会場となります。
過去にも何度かイギリスの優れた現代美術を紹介する展覧会が日本においても開催されてきましたが、本展では1990年代から活躍し続けた著名なギャリー・ヒュームやサラ・ルーカスに始まり、近年において世界的に高い評価を得つつあるライアン・ガンダーやハルーン・ミルザ、そして2013年のターナー賞を受賞したエリザベス・プライス、また2014年の同賞にノミネートされたデイヴィッド・シュリグリーなどを選出し、これまで国内で紹介されてきた代表的なイギリス現代美術から、いままさに目覚ましい活躍を展開しつつある若手の作家までをご紹介します。彼らは些細な日用品を応用したり、伝統的な絵画や彫刻を受け継ぎつつも新しい展開を見せる作風を生み出したり、映像やサウンドなど新しいメディアを活用したインスタレーションを生み出すなど、非常に自由な発想であらゆる手段を用いるのが特徴です。こうした彼らの多彩な作品は、我々の世界を――多くのユーモアやアイロニーとともに――かつてない視点から読み解く手がかりを与えてくれるはずです。
本展最後の会場である岡山県立美術館で、われわれの住む世界の、これまで知ることのなかった「いま」をぜひご覧下さい。

  • デイヴィッド・シュリグリー《アイム・デッド》
    デイヴィッド・シュリグリー《アイム・デッド》2010年 Collection Hamilton Corporate Finance,London Image Courtesy Kelvingrove Art Gallery and Museum ©The Artist
  • サラ・ルーカス《ヌッド・シクラディック12》2010年Courtesy Sadie Coles HQm,London ©The Artistサラ・ルーカス《ヌッド・シクラディック12》2010年Courtesy Sadie Coles HQ,London ©The Artist
  • ローラ・ランカスター《無題》2010年ローラ・ランカスター《無題》2010年
    Private Collection Courtesy the Artist and Workplace Gallery,Gateshead ©The Artist
  • ハルーン・ミルザ《タカ・タック》2008年ハルーン・ミルザ《タカ・タック》2008年
    Courtesy the Artist and Lisson Gallery ©The Artist

ブリティッシュ・カウンシル・コレクション “壁のない美術館”

英国の優れた現代美術を集めたブリティッシュ・カウンシル・コレクションは、特定の展示施設を持たないことから「壁のない美術館(Museum without Walls)」と呼ばれています。コレクションは英国美術を世界に広める重要な任務を負って、特製のクレート(木箱)に入れられ、つねに海外を旅しています。 約9,000点にもおよぶコレクションは、彫刻、絵画、ドローイング、プリント、写真、映像、インスタレーションなど多岐にわたり、キャリアの初期段階にありながらも、英国の現代美術を代表する先進的な作家の作品を中心に所蔵されています。こうした方針により、20世紀半ばにはルシアン・フロイド、ヘンリー・ムーア、バーバラ・ヘップワース、ベン・ニコルソンなどの優れた作品がコレクションに加わっています。

出品作家

アンナ・バリボール
マーティン・ボイス
ジェイク・アンド・ディノス・チャップマン
アダム・チョズコ
マーカス・コーツ
マーティン・クリード
ジェレミー・デラー
ピーター・ドイグ
トレイシー・エミン
ライアン・ガンダー
エド・ホール
ロジャー・ハイオンズ
ギャリー・ヒューム
アラン・ケイン ※当館のみ展示
ジム・ランビー
ローラ・ランカスター
サラ・ルーカス
ハルーン・ミルザ
マイク・ネルソン
ポール・ノーブル
コーネリア・パーカー
グレイソン・ペリー
エリザベス・プライス
ジョージ・ショウ
デイヴィッド・シュリグリー
サイモン・スターリング
ウッド&ハリソン
ケリス・ウィン・エヴァンス
トビー・ジーグラー

参加アーティストの紹介やインタビュー映像などWEBオリジナルのコンテンツが公式サイトで
ご覧いただけます。

関連事業


「緊急決定!アラン・ケイン氏 アーティストトーク」
ブリティッシュ・カウンシルのコレクションをご紹介する「プライベート・ユートピア ここだけの場所」展において、4会場を巡回する中でも岡山会場のみで展示される観客参加型作品の《忘れられた器たちの棲み家》(2011年)の作者であるアーティストのアラン・ケイン氏が急遽来日し、アーティスト・トークを行なうこととなりました。当日は本作品に関する思いはもちろんのこと、自身の活動についてなど広くお話を頂く大変貴重な機会となります。ぜひ奮ってご参加ください。

日時:1月10日(土曜日) 14時から15時30分まで
講師:アラン・ケイン(本展出品作家)
会場:地下1階講義室(先着70名・聴講無料)


「スペシャルトーク:90年のイギリス・アートシーンを振り返る」
80年代末にイギリスに渡り、90年代の多くをニューヨークで過ごした画家の東嶋毅氏をお招きし、当時のイギリスのアートシーンや近年の作品を観て感じるところを、当時の貴重な写真などを交えながらお話し頂きます。

日時:1月18日(日曜日) 14時から15時まで
講師:東島毅(画家)
会場:地下1階講義室(先着70名・聴講無料)


「ギャラリートーク:イギリスの90年代以降のカルチャーとともに」
イギリスの90年代の大衆文化を交えながら、本展担当学芸員が出品作品を解説します。

日時:1月23日(金曜日) 18時から
講師:髙嶋雄一郎(学芸員)
会場:地下1階展示室、屋内広場にて ※要観覧券


岡山のみの観客参加型展示が決定!
《忘れられた器たちの棲み家》2011年 
アラン・ケイン(1961年生まれ)
ミクスト・メディア・インスタレーション

2011年にブリティッシュ・カウンシル・コレクションに収蔵された英国人美術家アラン・ケインによる≪Home for Orphan Dishes≫は、ものを譲ることによって作品へ参加すること、そして「流行り廃り」という動向と、それによって物質的に残されるものをあらためて見つめ直すための観客参加型のインスタレーション作品です。ここでは、1960-70年代において大量生産品やモダンデザインに代わって注目を集めた、ろくろで成形されたスリップウェアや磁器といった庶民的な工芸復古時代を象徴する陶磁器が壁面を埋め尽くします。当時は大切にされた陶磁器も、流行の変化とともに不格好で地味なものと思われてしまい、台所の戸棚やチャリティショップ、屋根裏などの片隅に眠っているのではないでしょうか。本作では、リンダ・モリス氏の所蔵品からこの美術家自らが選んだものに、さらに観客が探し出し持ち寄った不要な皿や陶器を足していくことで、作品が次々と膨らんでいくものとなっています。
本作品は2011年にロンドンのホワイトチャペル・ギャラリーで初めて展示され、ブリティッシュ・カウンシル・コレクションに所蔵されて以降、本作品は英国ウェールズのOriel Myrddin Galleryにて展示、2014年にはブリティッシュ・カウンシルのツアー用展覧会プログラムにもなりました。
ぜひご自宅に眠っている一番いらない器をご持参のうえ、本作品に寄付・ご参加ください。
岡山会場で集まった器を更新中!

Home for Orphaned Dishes 2011 Alan Kane (born 1961) Mixed media installation
Installation view at British Council, London 2014 © Alan Kane Photograph
© FXP Photography, London 2014 Courtesy British Council Collection

《忘れられた器たちの棲み家》 器の受け入れについて
【受入期間】展覧会期中(1月9日-2月22日)の10時から16時(美術館ボランティアが会場にいる時間帯)
【受入場所】地下一階展示室内
【受入方法】
・地下の展覧会場入り口にて、本作品へ参加する旨をお伝えください。
・ 展覧会場にて(要観覧券)、美術館ボランティアが器を受け取ります。
・ 受け取りに際して、その器にまつわる「おはなし」を簡単に用紙に記していただきます。
・ 受け取りののち、展示作業は美術館職員が後ほど行ないます
【その他】
陶磁で出来た器に限ります。また、会場に器を持参していただく必要があります。
・ 本作品の趣旨が「一番いらない器」を活用することにあるため、一人一点のみとなります。
棚に設置可能な大きさ(最長辺が15cm以内)のものに限ります。
・ 現時点で、日常的に使用しておらず、大きな破損などがないものにしてください。
・ 上記の条件をクリアしてお預かりした器は、近日中に必ず会場に展示されます。
器の返却はしません。「不要なもの」として展示された器の一部は作品に加わり、ブリティッシュ・カウンシルに他の器とともに返却、今後世界各地で展示されることになります。その他の器については会期終了後、廃棄します。

◇プライベート・ユートピア ここだけの場所 公式サイト
 http://www.britishcouncil.jp/okayama-exhibition

◇プライベート・ユートピア ここだけの場所
 ブリティッシュ・カウンシル・コレクションにみる英国美術の現在 チラシ公開中(PDFで開きます)