中原浩大 自己模倣

開催概要


会期
2013年9月27日(金曜日)から2013年11月4日(月曜日・祝日)まで
開館時間

9時から17時まで(入館は16時30分まで)
9月27日(金曜日)と10月25日(金曜日)は19時まで開館
(入館は18時30分まで)

休館日

9月30日(月曜日)、10月7日(月曜日)、15日(火曜日)、21日(月曜日)、28日(月曜日)

観覧料金

一般:800(640)円 高・大学生、65歳以上:400(320)円* 小中学生:無料*
( )内は団体料金。 *は年齢の証明できるものをご提示ください。
瀬戸内国際芸術祭2013の作品鑑賞パスポートをお持ち頂いた場合、団体料金でご覧頂けます。

主催
岡山県立美術館
協力
吉備国際大学文化財保存修復学研究科、株式会社バイストン、
スーパーファクトリー
後援
岡山県教育委員会、岡山市、玉野市、香川県、岡山県郷土文化財団

 ※瀬戸内国際芸術祭2013広域連携事業



中原浩大展 自己模倣


現在の現代美術シーンに多大な影響を与えた中原浩大

 

 中原浩大(1961年、岡山県倉敷市生まれ)は、1980年代から様々な素材やメディアを駆使した作品を制作しては、「美術」という概念を問い質し、我々にこの領域のさらなる先をも示してきた美術家です。 中原は80年代から同世代の美術家たちとの発表の場を自ら積極的に設け、そこで次々と発表された独創的かつ根源的と称されたフォルムの彫刻は、「ポストもの派」を継ぐ表現として活動当初から高い評価を得ました。90年代以降は、レゴ・ブロックやプラモデル、フィギュアなどの既成の素材や玩具を用いて「彫刻」というメディアそのものを問い正す作品を次々と制作、美術界に大きなセンセーションを巻き起こします。
95年以降は通常の展覧会という形での発表から退く一方、阪神大震災で被災した児童のために考案されたkamepao projectへの参加や、京都の宇治川河畔にて燕の生態を詳細に記録した作品、京都市立芸術大と宇宙開発事業団NASDAとの共同研究など、美術という範疇のみにとどまらない活動を展開しており、いまこそあらためて検証されるべき、かつ今後の動向が最も注目される作家の一人と言えるでしょう。

 

公立館における初の大規模な個展/回顧展

 本展は、その中原浩大の公立美術館における初の大規模な個展です。まず、80-90年代に発表されて以後、ほとんど展示される機会のなかった作品が、展覧会の一つの柱となります。当時の評価や言説ばかりがまるで亡霊のように流布する今日において、本展は誰しもがその実作品に触れ、一様にこの作家を論じうる貴重な始点となるはずです。
一方で中原は、2010年夏に自身の作品倉庫が火災に遭い、それまでの作品の多くを焼失するという惨事を経験しました。しかし彼は、こうした出来事を受けとめて作品を「回復」させるために、ある作品は当時の玩具をあらためて収集し、また焼けてしまった作品に処置を施し保存を試みるなど、当時の「模倣」でありながら、現在の作家の視点における「新作」とも言えるものを制作しています。こうして生み出された、「新作」と「再制作」というアイデンティティが共存した「作品」が、もう一つの柱となります。
そして最後に、1995年以降に制作されながら、あるものは制作されたそのままに放置され、あるものは半ばで宙吊りになっていた未発表の作品群が最後の柱になります。共同研究の成果として発表された幾つかの作品やギャラリーでの展示などでその活動の断片を我々は眼にしてきましたが、そうした活動の背後で日々絶えることなく紡がれ続けた膨大な資料や手記そして作品は、先の二つの柱と現在を繋げ、そしてこれからの彼の活動を大いに予見させる「線」となるはずです。

 

新作、代表作、本展のための再制作
――その活動の全貌を知る唯一無比の機会

本展は、今までその全貌を知る機会のなかった希有な作家のあらゆる瞬間を「体験」するまたとない場となると同時に、さまざまな岐路を迎えつつあるこの時代の日本において「美術」とは何なのか、それが何をなし得るのかをあなたが体感するための、二度とない機会となるはずです。

 

中原浩大(なかはらこうだい/1961-)

岡山県倉敷市生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。
1996・97年、文化庁派遣在外研修員として米国ニューヨークに滞在。
現在、京都市立芸術大学彫刻科教授。

 

作品鑑賞に関して


体験型作品「デートマシン」
下記の時間において、ボランティアスタッフの説明を受けた方のみ体験頂けます。


■10時から12時まで
■13時から15時まで

※機械調整中により、体験頂けない場合もあります。

 

関連事業


※この他にも、公開制作やパフォーマンス、 体験型作品の特別鑑賞日などを予定しております。 情報は随時追加いたします。

Facebook Facebookにて随時更新中。

「対談 : 関口敦仁(美術家)×中原浩大」
日時:2013年10月12日(土曜日)14時から15時30分まで
会場:地下1階講義室(先着70名)

【美術館講座】「中原浩大をしる:過去の展覧会や雑誌記事から」
日時:2013年10月19日(土曜日)14時から15時30分まで
講師:嶋雄一郎(学芸員)
会場:地下1階講義室(先着70名)

【美術の夕べ】「中原浩大をみる:学芸員によるギャラリートーク」
日時:2013年10月25日(金曜日)18時から19時まで
講師:嶋雄一郎(学芸員)
会場:地下展示室 ※要観覧券

「中原浩大をふりかえる : 中原浩大×嶋雄一郎(学芸員)」
日時:2013年11月4日(月曜日・祝日)14時から15時30分まで
会場:地下1階講義室(先着70名)

【公開修復】「中原浩大の作品を修復する」
日時:2013年10月19日(土曜日)、26日(土曜日)終日 ※適宜休憩あり
担当:大原秀之(吉備国際大学文化財保存修復学研究科教授)、同科学生ほか
会場:美術館内 ※要観覧券

【ワークショップ】「blue print」
日時:2013年10月13日(日曜日)14時から16時まで
講師:中原浩大氏
定員:当日先着50名 *順次体験頂けます
参加費:100円
会場:地下1階研修室
対象年齢:特になし(未就学児は保護者同伴)


◇チラシ公開中(PDFで開きます)

 

アクセス


【東京、大阪、福岡から岡山駅まで】
  鉄道[JR]で 
     東京駅[新幹線で約3時間20分]
     博多駅[新幹線で約1時間40分]―岡山駅
     JR高松駅―[快速マリンライナーで約50分]―岡山駅
     JR宇野駅―[宇野線で約50分]―岡山駅
  飛行機で   
     東京・札幌・沖縄より 岡山空港―[バスで約30分]―JR岡山駅
  高速バスで  
     東京・横浜・千葉・名古屋・京都・大阪・神戸・鳥取・倉吉・米子・松江・出雲・
     広島・高知・松山・徳島・福岡・小倉より直通運行

【JR岡山駅東口から】
  徒歩:15分
  路面電車:東山行「城下」駅下車 徒歩3分
  宇野バス:四御神/瀬戸駅/片上方面行「表町入口」下車 徒歩3分
  岡電バス:藤原団地行「天神町」下車すぐ

 

リンク


 瀬戸内国際芸術祭2013

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