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分野別「同和問題」
  用 語 解 説
1 えせ同和行為 同和問題を口実にして、不当な利益や義務のないことを要求する行為です。こうした行為に対し、その場しのぎに安易な妥協をしたり、恐怖心などから、不当な要求や不法な行為に応じたりする例も見受けられ、えせ同和行為の横行を許す背景ともなっています。
えせ同和行為は、解決差別意識の解消に向けた教育や啓発の効果をくつがえし、国民に対して同和問題に対する誤った意識を植え付ける原因となっています。
えせ同和行為の排除の目的は、その行為を排除するとともに、新たな差別意識を生む要因の発生を防止し、同和問題を解決するところにあります。
2 渋染一揆 安政3年(1856)年、岡山藩において、村人や町人とは別に身分上厳しく差別されてきた人たちが「倹約御触書」の最後の5か条(「別段御触書」)撤回を求めて起こした一揆。
この出来事は、江戸時代の身分制度のなかで服装にまで加えられようとした差別政策に対して、人々が武器も持たず団結して立ち上がり、犠牲を払いながらも人間としての誇りをかけ平等の要求を貫いた、画期的な史実です。
3 水平社宣言 西光万吉が起草した全国水平社創立の宣言文で「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と結ばれています。自主的な解放と平等な社会の実現をうたった「綱領」とともに、大正11年(1922年)に京都市で行われた全国水平社創立大会で採択されました。
4 同和問題 日本社会の歴史的発展の過程において形成された身分階層構造に基づく差別により、日本国民の一部の集団が経済的・社会的・文化的に低位の状態におかれ、現代社会においても、なお著しく基本的人権が侵害されている人権問題です。
 昭和40年の同和対策審議会答申において、「同和問題の解決は国の責務であると同時に国民的課題である」とされ、早期解決のための諸施策を積極的に推進してきましたが、今なお、結婚問題を中心とする差別意識や、産業・就労面、教育上の課題などがあります。
5 同和教育 部落差別を解消して、差別のない民主主義社会の実現を目指す教育です。
6 隣保館 地域社会全体の中で福祉の向上や人権啓発の住民交流の拠点となる開かれたコミュニティーセンターとして、生活上の各種相談事業や人権課題の解決のための各種事業を総合的に行う社会福祉施設です。 
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