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各種下水道事業の取り組み

印刷ページ表示 ページ番号:0628057 2019年9月12日更新都市計画課

合流式下水道の改善

 合流式下水道では、雨天時に未処理汚水が雨水とともに排出され、水質汚濁や悪臭の発生、公衆衛生上の観点などから近年大きな問題となっています。 
 また、平成15年に下水道法施行令が改正され、平成25年度までに、合流式下水道における雨天時の放流水量を減少させることや、放流水質を所定の基準に適合させること等が規定されました。
 県内では岡山市、倉敷市が合流式下水道を有していることから、それぞれ合流式下水道緊急改善計画を策定し、これまでに以下の事業を実施しています。

各事業一覧

市町村名

計画名

計画期間

対象処理区

概要

岡山市

岡山市合流式下水道緊急改善計画

(旧)平成17年度から平成21年度

(新)平成22年度から平成25年度

旭西処理区

・旭西浄化センター水処理施設を雨水滞水池に改造

・高速雨水処理施設の設置(旭西浄化センター) 

・笹ヶ瀬雨水渠を雨水滞水池に改造

・高速雨水処理施設の設置(笹ヶ瀬ポンプ場)      

倉敷市

倉敷市合流式下水道緊急改善計画

(旧)平成17年度から平成21年度

(新)平成21年度から平成25年度

流域関連倉敷地区

水島処理区

児島処理区

・倉敷下水処理場を流関編入後廃止(H21)し、不用となった水処理施設を雨水滞水池・沈殿池に改造

・遮集増強管・貯留管を設置

・水島下水処理場内に雨水滞水池を設置

・児島下水処理場内の老朽化した水処理施設を雨水滞水池に改造

・下の町ポンプ場に雨水滞水池を設置

地震対策

 地震の発生に備え、下水道としての最低限の機能並びに市民の安全・安心を確保するため、地震対策事業を以下のとおり実施しています。
各事業一覧

市町村名

計画名

計画期間

概要

倉敷市

倉敷市下水道総合地震対策計画

平成26年度から平成35年度

・管きょの耐震化(管更生、可とう管化、マンホール浮上防止)

・処理場・ポンプ場の耐震化、耐津波対策

玉野市

玉野市下水道総合地震対策計画

平成24年度から平成34年度

・管きょの耐震化(管更正、可とう管化、マンホール浮上防止)

・マンホールトイレシステム整備

笠岡市 笠岡市下水道総合地震対策計画 平成29年度から平成33年度

・管きょの耐震化(管更生、可とう管化、マンホール浮上防止)

・マンホールトイレシステム整備

長寿命化対策

 下水道整備の進展に伴い、県内でも管路や処理場など施設ストックが増大しています。
 日常生活や社会活動に重大な影響を及ぼす事故発生や機能停止を未然に防止するため、限られた財源の中で、ライフサイクルコスト最小化の観点を踏まえ、耐震化等の機能向上も考慮した、長寿命化対策を含めた計画的な改築を推進しています。

下水道と農業集落排水施設の接続

 近年、汚水処理施設整備の効率的かつ適正な整備を進めるため関係部局で連携し、下水道と農業集落排水施設の接続を行っています。

 岡山県ではこれまでに以下の箇所で接続を行いました。

 

各接続箇所一覧

市町村名

接続年度

接続箇所

鏡野町

平成18年度

下水道:鏡野処理区

農業集落排水:大野・小座地区

瀬戸内市

平成21年度

下水道:牛窓処理区

農業集落排水:尻海地区

新見市

平成27年度

下水道:哲多処理区

農業集落排水:萬歳処理区

矢掛町

令和元年度

下水道:矢掛処理区

農業集落排水:西三成処理区

下水道新世代下水道支援事業(下水道モデル事業)

 良好な水環境の維持・回復、リサイクル社会構築への貢献、情報化社会への対応など、下水道に求められている新たな役割を果たすため、国土交通省により創設された制度です。

 岡山県ではこれまでに以下の事業が採択されました。

各事業一覧
市町村名 採択年度 事業名 概要
笠岡市 S57 アピール下水道 カブトガニを守る下水道
総社市 S58 アピール下水道 農村下水リクラメーション作戦
岡山市 S59 アクアトピア 西川緑道公園周辺の下水道整備
倉敷市 S59 アクアトピア 倉敷美観地区周辺の下水道整備
総社市 S61 再生水利用下水道事業 公共施設への中水道
美作市 H3 アピール下水道 白鷺を守る下水道
岡山市 H7 アイディア下水道 真空式下水道
岡山市 H9 雨水流出抑制施設整備事業 廃止合併浄化槽の有効利用
笠岡市 H9 アクアパークモデル事業 十一番緑道公園の再生水利用
倉敷市 H10 雨水流出抑制施設整備事業

雨水流出抑制施設として貯留槽を新設、廃止合併浄化槽の有効利用

和気町

(旧佐伯町)

H10 下水道渇水対策施設整備事業 処理水を農業用水として利用

浅口市

(旧金光町)

H10 下水道渇水対策施設整備事業 処理水を農業用水として利用
新見市 H11 水循環再生下水道事業 処理場
岡山市 H12 下水道管理情報基盤事業 光ファイバーケーブル布設
新見市 H12 下水道管理情報基盤事業 光ファイバーケーブル布設
久米南町 H14

リサイクル推進事業
再生資源活用型

処理場に汚泥タイルを使用

浅口市

(旧寄島町)

H14

水環境創造事業
水循環再生型

処理水を公園の修景用水として利用
倉敷市 H29

リサイクル推進事業

未利用エネルギー活用型

下水熱を温水プールの熱源に利用

下水道のMICS事業(Ministry Intelligence Comprehensive System)

 公共下水道・農業集落排水・し尿処理場などの汚水処理施設は、所管省庁(国土交通省・農林水産省・環境省)は違うものの共同で施設を利用すればより効率的・経済的な場合があります。そこで複数の処理施設が共同で利用できる施設を整備することにより、汚水処理事業の展開に資するため、国土交通省によりH7年度創設された制度です。

 MICS事業とは・・・

 Ministry(ミニストリー)     :省庁
  Intelligence(インテリジェンス) :情報収集
 Comprehensive(コンプリヘンシブ) :包括的な
 System(システム)  :制度

 岡山県ではこれまでに以下の事業が採択されました。

各事業一覧

事業主体

関係
市町村名
採択年度 対象施設 概   要

和気・赤磐共同コンポスト
事務組合

備前市

H8年度

(H23年度廃止)

和気・赤磐共同

コンポストセンター

3市1町(旧2市3町)の下水道処理場・農業集落排水処理施設ならびにし尿処理場から発生する汚泥を集約し、コンポスト(肥料化)する。
赤磐市

和気町

(旧佐伯町)

和気町

岡山市

(旧瀬戸町)

真庭市

真庭市 H9年度

移動式汚泥脱水車

市内の公共下水道および農排から発生する汚泥を、移動式汚泥脱水車で脱水し減量化する。

総社市

総社市 H10年度

山手浄化センター脱水施設

市内の農排から発生する汚泥を山手浄化センター(公共下水道)において共同で処理する。

和気町

(旧佐伯町)

和気町

(旧佐伯町)

H11年度

移動式汚泥脱水車

町内の公共下水・農排から発生する汚泥を移動式汚泥脱水車により共同処理する。

赤磐市

赤磐市 H17年度

共同汚泥処理処分施設

市内の公共下水,農耕,浄化槽から発生する汚泥を共同汚泥処理処分施設により共同処理する。

矢掛町

矢掛町 H21年度

流量調整槽

市内のし尿,浄化槽汚泥を流量調整槽で水質・水量調整を行い、流入ポンプ室に流入させて、矢掛浄化センターで処理する。

          真庭市に導入された移動式汚泥脱水車

    真庭市に導入された移動式汚泥脱水車です

下水道光ファイバー

 下水道管の内部は地下に埋設された地下空間です。管は常時満水ではないことから、その空間を利用し光ファイバーケーブルを設置すれば、安全性の高い通信経路が確保できます。

下水道管渠と光ファイバーケーブルイメージ図

↓ 光ファイバー

下水道管渠と光ファイバーケーブルイメージ図です

         ↑ 下水道管渠

 岡山県内では、岡山市・新見市の2市において、新世代下水道支援事業としてケーブルの設置を行っています。

リンク集(光ファイバー関連)