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感染症発生動向調査の概要
感染症発生動向調査の概要
感染症発生動向調査とは、感染症の予防とまん延防止の対策を講じるため、感染症の情報を医療機関から収集し、その内容を分析、 公表する事業のことです。
感染症発生動向調査は、平成11年4月に施行された「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づいて、全国で行われている調査事業です。岡山県では、岡山市および倉敷市と連携し、医師等医療関係者の協力のもと、岡山県を7のブロック(保健所)に分け、感染症の情報を収集分析し、これらの情報を公開しています。
備前保健所 | 玉野市、備前市、瀬戸内市、 赤磐市、吉備中央町、和気町 |
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備中保健所 | 総社市、笠岡市、井原市、 浅口市、矢掛町、里庄町、 早島町 |
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備北保健所 | 高梁市、新見市 | |
真庭保健所 | 真庭市、新庄村 | |
美作保健所 | 津山市、美作市、鏡野町、 美咲町、久米南町、勝央町、 奈義町、西粟倉村 |
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岡山市保健所 | 岡山市 | |
倉敷市保健所 | 倉敷市 |
対象となる感染症とは?
対象となる感染症は法律で定められており、1類~5類、新型インフルエンザ等感染症および指定感染症に分類されています。1類~4類感染症、新型インフルエンザ等感染症および指定感染症は全数把握対象感染症に、5類感染症は全数把握対象感染症と定点把握対象感染症に区分されます。
全数把握対象感染症
全数把握対象感染症とは、発生数が希少、あるいは周囲への感染拡大防止を図ることが必要な感染症で、医師は該当する患者を診断したときには、最寄りの保健所に届け出なくてはなりません。
定点把握対象感染症
定点把握対象感染症とは、発生動向の把握が必要なもののうち、患者数が多数で、全数を把握する必要がない感染症で、指定された医療機関(定点)から感染症の発生状況を週単位又は月単位で届け出ることになっています。