ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 環境文化部 > 感染症情報センター > 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

本文

流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)

印刷ページ表示 ページ番号:0348897 2013年8月30日更新感染症情報センター

ムンプスウイルス感染により耳下腺が腫脹する感染症である。

 2~3週間の潜伏期を経て、片側または両側の耳下腺(唾液腺)の腫脹・圧痛、嚥下痛、発熱を主症状として発症し、通常1~2週間で軽快する。耳下腺腫脹は有痛性で、境界不鮮明な柔らかい腫脹が耳朶を中心として起こる。顎下腺、舌下腺など、他の唾液腺の腫脹をみることもある。耳下腺開口部の発赤が認められるが、膿汁の排泄はない。接触感染および飛沫感染により伝搬し、、その感染力はかなり強い。ただし、30%程度では感染しても症状が現れない(不顕性感染)とされている。合併症としては、髄膜炎、脳炎、膵炎、難聴などがあり、その他成人男性には睾丸炎、成人女子には卵巣炎がみられることがある。

流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)(国立感染症研究所)

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。