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キャサヌル森林病

印刷ページ表示 ページ番号:0092731 2011年5月12日更新感染症情報センター

フラビウイルス科フラビウイルス属に属するキャサヌル森林病ウイルスによる感染症である。

 自然界では、マダニとげっ歯類を主とする脊椎動物のあいだで感染環が維持されている。ヒトへの感染もマダニの刺咬によって生じる。潜伏期間は3~12日であり、突然の発熱、頭痛、筋肉痛、咳嗽、徐脈、脱水、低血圧、消化器症状、出血などを来たす。約40%に出血性肺水腫がみられ、ときに腎不全も生じる。患者の15~50%では1~3週間寛解が続いた後、再度発熱がみられ、髄膜炎や脳炎を生じて項部硬直、精神障害、振戦、めまいなどを来たす。致死率は3~5%であり、後遺症を残すことはない。

※ 各感染症情報については、厚生労働省のホームページより文章を引用しています。