水質科
業務概要
水質科では、公共用水域(河川・湖沼・海水)や事業場排水の汚濁検査 (PH・BOD・COD・重金属等)や、高度な分析機器を使用した微量な有機有害化学物質の分析を行っています。
また、児島湖の水質汚濁に関する研究や、環境省が実施している化学物質環境汚染実態調査等に参加して各種有害化学物質の分析法開発とモニタリングを実施しています。
また、児島湖の水質汚濁に関する研究や、環境省が実施している化学物質環境汚染実態調査等に参加して各種有害化学物質の分析法開発とモニタリングを実施しています。
試験検査
事業場排水等の発生源監視に係る試験検査
水質汚濁防止法に関する事業場等の排水の試験検査を実施しています。
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排水処理槽 | 溶存酸素(DO)分析 |
化学物質環境モニタリング調査
河川・海域・湖沼及び底質について、内分泌かく乱化学物質として疑いのある物質や残留性有機汚染物質等(25物質群)の実態調査を行っています。
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船で海水を採取 | 海底泥の採取 | 抽出分析中 |
化学物質環境実態調査
岡山市旭川及び倉敷市水島沖を調査地点として、未規制化学物質について調査を行っています。
水質汚濁事象に伴う試験検査
魚のへい死事故・河川等への農薬流出事故等が発生した際に、原因物質の解明や周辺環境への影響等の調査を行っています。
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魚のへい死現場上流 | 化学物質が漏えいした工場の遊水池 |
調査研究
児島湖における水質汚濁メカニズムの解明
児島湖については、湖沼水質保全対策特別措置法に基づく「湖沼水質保全計画」等を策定し、これまで様々な水質保全対策を講じてきましたが、未だ環境基準を達成していません。これまでの調査研究で農地からの汚濁負荷量を検討した結果、水田の汚濁負荷量について正確に把握できていないことが問題となったため、関係機関と共同で水田における水質汚濁メカニズムの解明を図ります。
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淡水赤潮発生 | 湖水を採水中 | 流入河川の調査 |
緊急時における有害化学物質の分析技術の開発
化学物質の流出事故等の緊急時においては、迅速なモニタリングが必要となるため、当センターでは従前から多種の農薬を迅速に分析できる体制など緊急時における分析体制を構築し、水質汚濁事象の原因究明等に役立ててきました。
本調査研究では、引き続き、より多くの化学物質を系統的に分析できる体制を構築するため、類似している化学物質は、出来る限り多くの物質を一斉に分析する方法の可能性を検討します。また、一斉分析が困難な物質は、出来る限り簡易かつ迅速な個別分析法を検討します。
本調査研究では、引き続き、より多くの化学物質を系統的に分析できる体制を構築するため、類似している化学物質は、出来る限り多くの物質を一斉に分析する方法の可能性を検討します。また、一斉分析が困難な物質は、出来る限り簡易かつ迅速な個別分析法を検討します。
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超微量化学物質分析施設(C3施設) | 高分解能GC/MS装置 | LC/MS/MS装置 |
技術指導
県内の環境分析を実施している民間分析機関に対する技術指導、精度管理等を実施しています。また、国内外から研修生を受け入れ、技術交流を行っています。
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講習中 | 分析実習 |