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平成16年度指定岡山県重要文化財等の紹介

岡山県教育委員会は、岡山県文化財保護審議会の答申に基づき、平成17年3月11日付けで岡山県指定重要文化財等を新たに3件指定しました。
番号 種別 名称 所在地等

重要文化財彫刻

木造如来立像

笠岡市篠坂(岡山県立博物館に寄託)

重要文化財工芸品

梵鐘

津山市小田中

天然記念物

二上杉

美咲町両山寺

解説

木造如来立像

種別

重要文化財 彫刻

員数

1躯

所在地

笠岡市篠坂(県立博物館に寄託)

所有者

宗教法人三宝院

材質及び形状

檜材、一木造

寸法

像高135cm

製作年代

平安時代後期

説明

笠岡市の篠坂・押撫地区は、平安時代から鎌倉時代にかけて、篠坂泉福寺大坊を中心とした十二の寺坊があり、一大修行道場として栄えていた。
その後衰微したが、戦国期に三院が再興、さらに昭和14年に三宝院として統合され、現在に至っている。
本像は、近年の調査で見出されたもので、篠坂十二坊の中心である本堂の本尊であったといわれ、一木造で内刳りはなく彫眼が施されている。
現在は全身に朱色等が施されているが、最初彩色像であったものを後世漆箔像に改変し、再び彩色像に直したものと考えられる。
また、右手先と両足先を欠損するが、いわゆる来迎印を結ぶ左手先も袖口部の矧付面に齟齬があり、明らかに後補である。
本来は薬壺を持つ薬師如来であった可能性もあるが、いずれにしろ漆箔修理時に、阿弥陀如来として改変されたのであろう。
古い様式を踏襲しながらも、穏やかな面貌表現や厚みの薄い身体感、鎬の浅い衣文など全体に温和な造作で、11世紀中頃の製作と推定される。   

木造如来立像

梵鐘

種別

重要文化財 工芸品

員数

1口

所在地

津山市小田中

所有者

宗教法人安国寺

寸法

鐘身高87.1cm、竜頭高16.2cm、口径62.0cm(外径)

製作年代

永和3年(1377)

説明 安国寺は、元禄年間に編纂された『作陽誌』によれば、もと英田郡角南(現、美作市角南)にあった善福寺が元禄年間に小田中村に移転し、改名した寺院である。
この梵鐘は、竜頭は双竜式で彫りも深く相貌に迫力がある。
鐘身上部の乳の間に小さくて古風な茸形の乳を配列し、池の間四区に銘文を陰刻している。撞座は八葉素蓮弁である。全体の鋳上がりはよい。
銘文によると、永和3年(1377)に久米南条郡長岡(現、津山市金屋)の鋳物師百済源次によって、「作州高倉県」(現、津山市下高倉付近)の寄松山多聞寺の梵鐘として製作されたものである。その後の経緯は不明であるが、追銘によれば、延享2年(1745)に下高倉の畑の土中から発見され、小田中村の善福寺に寄進されたことが判明する。
製作者の百済氏は、旧久米南条郡長岡荘金屋で鋳物業を始めたとされている。
梵鐘

二上杉

種別 天然記念物
員数 1株
所在地 久米郡美咲町両山寺
所有者 宗教法人両山寺

品種及び樹齢

スギ科スギ、約1000年(推定)
大きさ 目通り周囲約7m、樹高約40m、枝張り東西約12m、枝張り南北約10m
説明 このスギは、久米郡の最高峰二上山(標高689メートル)の中腹に位置する二上山両山寺の境内に生育している。
元禄年間に編纂された『作陽誌』によれば、両山寺のある二上山は、古くからの霊場であり、山上伽藍を誇った両山寺は和銅年間(708~715)の開基と伝えられるが、永禄2年(1559)の兵火によって堂舎の大半が焼失したという。
また、護法祭と呼ばれる奇祭(県指定重要無形民俗文化財)が毎年8月に境内で行われている。
本樹は両山寺の本堂前に屹立しており、古来から霊木として、地域の人々に崇められ、守られてきた。
樹高約40メートル、推定樹齢約1000年は、県内の他のスギと比較して、最大級かつ最古級ともいえ、樹勢は極めて旺盛である。
二上杉


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