これからの都市計画

　都市計画は、毎日の暮らしを豊かなものにしていくためにとても大切なみんなの約束です。
　また、都市計画に従ってまちづくりを進めていくのに必要な費用は、都市計画税などの税金として住民のみなさんにも負担していただいています。

　みなさんが家やお店を建てようとする場合には、建物を建てられる場所かどうか、どんな用途・大きさの建物を建てられるのか、あるいは、道路や公園をつくる予定の場所ではないことなどを確かめる必要があります。

　都市計画の内容は、市役所などに行けば詳しく調べることができます。また、都市計画を新たに定めたり変更しようとするときは、説明会などのお知らせが市町村の広報紙などに掲載されます。

　県下のまちなみを見てみると、狭い道や行き止まりの道の周りに古い家屋が密集したり、公園や下水道が十分でないようなところもありますが、それでも多くの新しいまちがつくられ、また、道を広げたり、ゆとりのある空間をとったりして、つくり直されたまちも増えてきました。

　これからは、身の回りの生活空間をよくすることにも気を配り、豊かさを実感できるまちづくりを目指さなければなりません。
　また、環境問題、高齢化社会や人口減少社会にも対応し、火災や地震などの災害にも強いまちづくりを行うことが大変重要です。

　まちの美しさ、文化、ゆとりやうるおい、省エネルギー、都市防災、高齢者や障害者を含めたすべてのひとが安心して生き活きと暮らせるまちづくりのビジョンをマスタープランに組み込み、それを着実に実現していくことが重要になってきています。
　
　ゆとり、うるおい、美しさ、優しさ、楽しさ、安全などを備えた本当の意味での豊かなまちづくりを、みんなで進めていきましょう。