東備地域農地農村整備室の業務

　岡山県東部に位置する耕地の多くは山間谷部や丘陵地に分布しているため、農業の生産性が悪いばかりではなく、流通形態や集出荷体制の不備も問題になっていました。
　このため、生産団地の一体化と流通の合理化・都市との交流を促進するため、高速道路や主要道路にアクセスする基幹的道路として、広域営農団地農道整備事業により、整備を進めています。

○広域営農団地農道整備事業　備前東部地区・備前東部２期地区（備前市、赤磐市、和気町）

平成30年6月14日に、赤坂工区が開通しました！

（上）広域営農団地農道整備事業　備前東部地区　吉永工区（備前市吉永町南方）

（上）広域営農団地農道整備事業　備前東部地区　和気工区（和気町大中山）

（上）広域営農団地農道整備事業　備前東部地区　熊山工区（赤磐市奥吉原）

（上）広域営農団地農道整備事業　備前東部地区　赤坂工区（赤磐市　　　）

（上）広域営農団地農道整備事業　備前東部２期地区　佐伯工区（和気町南山方）

　ため池の堤防を改修し、地震や大雨で、ため池が決壊するのを防ぎます。

○農村地域防災減災事業（ため池整備）　南奥池地区（赤磐市南方）
○農村地域防災減災事業（ため池整備）　高山池地区（赤磐市斗有）
○農村地域防災減災事業（ため池整備）　入佐古池地区（赤磐市今井）
○農村地域防災減災事業（ため池整備）　上見池地区（和気町日笠下）

（上）ため池等整備事業　山の畑池地区（施工前）

（上）ため池等整備事業　山の畑池地区（施工後）

　新田原井堰は、４市１町（岡山市、備前市、瀬戸内市、赤磐市、和気町）の６，９３１haの農地に水を供給するため、総事業費１２０億円で昭和６１年３月に完成したものです。受益農地へ用水を供給し、農業生産の安定に努めています。当室では管理委託先の吉井川下流土地改良区と協力し、この井堰の管理にあたっています。
　また、堰の水力エネルギーを利用して発電を行い、堰及び受益施設の維持管理費の軽減を図るため、小水力発電所を併設しています。水力発電は環境に優しいクリーンなエネルギーとして特に注目されています。

（上）新田原井堰