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『 つつが虫病 』に注意しましょう。

岡山県でつつが虫病の発生がありました。

 2016年5月、岡山県において、今年1例目のつつが虫病の発生がありました。

 「つつが虫病」は、小型のダニの一種であるツツガムシの幼虫によって媒介され、春と秋に発生が多くみられます。
 また、ダニによって媒介される感染症に「日本紅斑熱」があります。日本紅斑熱はマダニに刺されることで感染し、夏から初冬にかけて多く発生します。
 これからの季節、作業やレジャーなどで、林や草むら、河川敷など、ダニの生息地域に立ち入ることが多くなります。これらの場所に立ち入るときは、ダニに刺されないよう注意してください。また、どちらの感染症も「発熱」と「発しん」が特徴です。野山や草むらに入った後、数日後に高熱がでて、赤い発しんがある時は速やかに医療機関を受診してください。

つつが虫病 とは

つつが虫病リケッチア( Orientia tsutsugamushi )による感染症です。

 つつが虫病は、オリエンチア・ツツガムシ( 日本名 : つつが虫病リケッチア )という細菌によって発症する病気です。この病原体を保有している野外の小型のダニの一種であるツツガムシの幼虫に吸着されることにより起こります。ツツガムシは林、草むら、河川敷などの土の中に生息していますが、全てのツツガムシが病原体を持っているわけではありません。作業、レジャーなどの活動の際、人間が病原体を保有するツツガムシ(有毒ダニ)の生息場所に立ち入り、吸着されることで感染します。自然が豊かな地域では、自宅周辺で刺され感染することもあります。人から人への感染はありません。刺されてから5~14日後に高熱と発しんで発症します。重症の場合は死に至ることもあります。
 つつが虫病は、全国では毎年300~400人の患者が報告されています。春と秋の二つのピークがありますが、関東~九州では秋から初冬に主に発生があります。かつては山形県、秋田県、新潟県などで夏季に河川敷で感染する風土病でしたが、戦後は北海道など一部の地域を除いて全国で発生が見られるようになりました。

つつが虫病 症状と診断、治療

作業 ・ レジャーで野山や草むらに入った後、しばらくして高熱がでて、赤い発しんがある時は速やかに医療機関を受診しましょう。

症状 :発熱 ・ 刺し口 ・ 発しん(胸、腹部、背部から全身に広がる) が3大特徴です。つつが虫病ご相談の流れ
診断 :血清診断
治療前の末梢血あるいは痂皮からの病原体遺伝子の検出
治療 :テトラサイクリン系抗菌薬が有効です。
早期診断 早期治療がとても大切ですので、もしも と思ったときにはすぐに受診しましょう。

タテツツガムシ( 幼虫 )
タテツツガムシ(幼虫)(福井大学 高田伸弘先生提供)

ツツガムシ刺し口
ツツガムシ刺し口(須藤恒久著「新ツツガムシ病物語」より)
黒色のかさぶたができる
ツツガムシ発疹
発しん(須藤恒久著「新ツツガムシ病物語」より)

つつが虫病 予防のポイント

作業やレジャーなどで野山や草むらに入るときは、ツツガムシに刺されないよう次のことに注意してください。

  1. 草むらなどに入るときは、長袖、長ズボン、手袋、長靴等を着用しましょう。
  2. 肌の露出部分には、防虫スプレーを噴霧しましょう。
  3. 地面に直接寝転んだり、腰を下ろしたりするのは止めましょう。
  4. 帰宅後はすぐ入浴し、体をよく洗い、新しい服に着替えましょう。着ていた服はすぐに洗濯するか屋外で天日干ししましょう。

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