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令和4年度第2回 備中県民局協働事業審査委員会

印刷ページ表示 ページ番号:0844952 2023年3月23日更新備中県民局地域政策部

概要

開催日時:令和5年3月3日(金曜日)
開催場所:備中県民局会議棟 
出席委員:柏委員、黒宮委員、住野委員、長森委員、西村委員(五十音順:欠席者 大田委員)

実績報告

 事業実施団体がプレゼンテーションによる実績報告を行い、委員から御意見や御助言をいただきました。
事業一覧
事業名 団体名 事業概要
水害は「逃げるが勝ち!」 川辺復興プロジェクト 「西日本豪雨災害を経験した川辺地区を中心とした真備町の住民が防災減災について考える場を作り、つながりや助け合いの関係性を築きながら防災力向上を図るとともに、事業を進めていく中で学んだことやノウハウを県内外の方にも伝え、災害に強いまちづくりを目指す。
・川辺みらいミーティング、防災カフェ・キッズ防災、啓発活動等

児童生徒・若者が地域で楽しく学び活用できる地域Ictコモンズの構築

一般社団法人クリエイティブシティ高梁推進協議会

個人購入が難しい機材やアプリを備えた会場を常設し、定期的に導入・応用講座を開設することで、児童生徒や地域の若者が、情報通信技術(Ict)を楽しく学ぶとともに、Ictによる創作活動を楽しみ、高賃金のクリエイティブな就労への準備となる場をつくる。
・地域Ictクラブの常設、講座やイベント実施、メンター育成
高校生と地域をつなぐ放課後のキャリア探究 特定非営利活動法人だっぴ 高校生が普段は会うことの少ない大人や大学生と関わりをもつことで、自分の関心を探究し、自分の将来の可能性を開拓していける環境を放課後の時間を使って学校内につくる。
・出会いと探究の場、「生き方百科」アーカイブ
次世代へ農業の魅力を伝えるプログラム 特定非営利活動法人保育サポート「あい・あい」 新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が長期にわたり、子ども達の生活は一変した。学校行事や地域のイベントが中止や制限される中ではあるが、楽しい農業体験を通して、農業を身近に感じ、地域の魅力を発見・理解する機会をつくる。
・小学生対象の農業体験、若手農業経営者との座談会
地元企業からの受注機会の拡大と工賃向上に向けた「共同受注窓口倉敷」の拡充 特定非営利活動法人まこと 就労継続支援事業所への業務発注を一括して受け、作業能力等に応じて無理なく分担することにより大量発注にも応じられる「共同受注窓口倉敷」の取組を拡充・推進するとともに、企業や参加事業所と連携した商品開発や企画事業等により、障害者の工賃向上を目指す。
・窓口基本業務、商品開発や企画事業、パワーアップ研修会

備中地域の伝統芸能を通した地域活動~「本物の能楽」に触れて地域における伝統芸能・伝統文化を再発見しよう~

特定非営利活動法人つくぼ片山家プロジェクト

伝統文化や伝統芸能に関するイベントを通して、地域住民、特に若い世代の方の地域に対する愛着形成の促進を図り、住民主体のまちづくりや住民による魅力発信を進める。
・能楽講座、「藤戸」演能会及び地域活動団体の発表・展示

Circular Cotton Project

land down under

繊維産地全体で企業の垣根を越えて繋がり、アパレル産業の課題である環境・人権問題に地域で取り組み、関わる人の意識改革を図り「循環型服づくり産地」を実現していく。
・産地若者会議、古着デニム製品の回収とリサイクルの仕組みづくり
社会とつながるための若者就労準備支援とみんなでつくるイベント事業

特定非営利活動法人吉備たくみ会

備中県民局管内の関係機関や諸団体と連携し、ひきこもり状態の若者など福祉的支援が届かず、支援制度から外れて社会との繋がりが途切れそうな方々を対象に就労支援事業を行う。
・内職作業等ものづくり支援、イベント接客・販売等の就労体験提供

 実績報告写真1 実績報告写真2

【全体講評】

〇 どの事業も本事業の目的である、多様で複雑な地域の課題やニーズに対して、行政が単独で対応することが困難になっている、そういうテーマに対して、それぞれの団体が独自性を生かし、創意工夫のある取組をされていたと感じた。県民の税金が有効に使われているということを確認でき、安心もした。

​〇 どの事業者も県民局との連携事業となることで、対象やエリア等を広げて、新しいことに取り組まれていたと思う。県民にとっては、それはとてもありがたいことだが、各団体にとっては、しんどいことだったかもしれない。その際に、きめ細かく適切な県民局のサポートがあったからこそ実現できたのだと感じた。特に、他団体と繋ぐところや、マスコミと繋ぐところでは県民局が役に立つサポートをすることで事業が進んだのではないか。

​〇 また、他団体との繋がりを広げるという点でいえば、多くの団体が、大学の教員や学生と繋がることで、活動が発展したという報告が複数あったと思うが、管内の大学が、事業に果たす役割の大きさ、そして、各団体と大学を繋ぐということの大切さに改めて気づかされた。

​〇 どの団体とも、事業に参加した県民や事業者から高い評価を得たという報告もあった。実績を評価する際には、客観的な指標を用いた評価と、参加者などの声を集めて分析するということが大切であるが、特に、後者の参加した人とコミュニケーションを図り、その中から評価を得ると同時に、様々なニーズを把握していく、そういったことが事業の発展にとても有効だったのではないか。

〇 最後に、今年度で終了する事業や、来年度申請しない事業が複数あった。どの事業も継続、発展してほしいと願っている。そのためには、資金の確保や運営組織の強化といった課題が共通してあるが、この事業に採択され、実施してきたことを一つの実績としながら、引き続き頑張っていただきたい。​

資料