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平成29年11月 県議会定例会 知事提案説明要旨

平成29年11月 県議会定例会 知事提案説明要旨

 本日は,皆様御多用のところ御参集いただきまして,誠にありがとうございました。

 今回提案いたしました諸議案の説明に先立ちまして,当面する県政の課題について申し述べ,県議会及び県民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

はじめに

(おかやまマラソン) 

 まず,今月12日に開催した,おかやまマラソンにつきましては,1万6千人のランナーをはじめ,ボランティアや沿道から絶え間ない声援を送っていただいた県民の皆様,御協賛,御支援いただいた企業,団体など,多くの方々の御理解と御協力のおかげをもちまして,大盛況のうちに第3回大会を終えることができました。

 今回の大会では,ファンランのフィニッシュをスタジアムにしたことが,主会場のさらなるにぎわいにつながるとともに,託児サービスの導入など,ランナーサービスの充実を図ったところであり,引き続き,おかやまマラソンが皆様に一層愛される大会として定着,発展するよう,改善に努めてまいります。

(グローバル人材育成)

 次に,グローバル人材の育成につきましては,「新晴れの国おかやま生き活きプラン」において新たに戦略プログラムの一つに位置付け,重点的に取り組むこととしているところですが,先月,「留学促進フェア in OKAYAMA 2017」を開催し,私自ら,留学の意義や素晴らしさをお伝えするとともに,留学準備に必要な情報の提供や,アメリカの大学による留学相談会を行い,参加した高校生,大学生が留学を前向きに考えるきっかけづくりができたと考えております。

 また,先般,県立高校生が国際化学オリンピックに日本代表として出場し,銀メダルを獲得したことに続き,国内の科学技術コンテストでも,物理・化学・生物の3分野で県立高校生が優秀な成績を収めたところであり,本県の高校生の活躍を大変頼もしく感じております。

 今後とも,留学促進や科学技術教育の推進に関する施策に積極的に取り組み,様々な分野においてグローバルに活躍できる人材を育成してまいります。

 以下,新生き活きプランの重点戦略に沿って御説明申し上げます。

教育県岡山の復活

 まず,「教育県岡山の復活」についてであります。

(学力向上)

 学力向上につきましては,本県の課題である中学生の学力向上に向けて,家庭学習の時間の確保のための啓発キャンペーンの実施により,PTAをはじめ,各市町村や学校,家庭に今まで以上に積極的に働きかけるとともに,成果を上げている優良な取組を発信することにより,県全体で家庭での学習習慣の定着に早急に取り組んでまいります。

(落ち着いた学習環境づくり)

 児童生徒の問題行動等につきましては,先月公表された国の調査結果から,昨年度の暴力行為の発生件数は,中学校では6年連続で減少するなど,組織的な生徒指導体制の構築や学校警察連絡室などの取組の成果が見られるものの,小中高ともに全国平均を上回る状況にあることから,取組の一層の徹底を図ってまいります。

 併せて,課題となっている不登校や長期欠席者についても,登校支援員の効果的な活用やスクールカウンセラー等の専門家との連携をさらに強化するなど,未然防止,早期対応に努めてまいります。

(教員が子どもと向き合う時間の確保)

 また,現在,学校では,部活動指導や事務作業などにおける教員の負担軽減が大きな課題となっております。このため,モデル校における業務改善の実践研究等も踏まえ,教員が担うべき業務の明確化を図った上で,部活動指導員や教師業務アシスタントの配置などにより,教員が元気で意欲的に,子どもたちと十分に向き合うことのできる環境づくりを進めてまいります。

(県立高校の教育体制)

 次に,県立高校の教育体制につきましては,今月,岡山県高等学校教育研究協議会から県教委に対し,グローバル化に対応した教育環境づくりや地域に根ざした教育活動の充実とともに,小規模化する学校の活性化を求める最終提言がなされたところであります。

 今後,提言を踏まえ,県教委において,実施計画の策定に取り組むこととしており,時代の要請や県民の皆様の期待にしっかり応えられるよう,未来を見据えた県立高校の教育体制の整備を進めてまいります。

地域を支える産業の振興

 続きまして,「地域を支える産業の振興」についてであります。

(企業誘致)

 企業誘致につきましては,岡山リサーチパークや笠岡港工業用地,真庭産業団地等において新たな立地が相次いで実現するなど,着実に成果を上げております。

 引き続き,企業ニーズに対応した用地提供に向け,笠岡港工業用地の環境整備を進めるとともに,さらなる誘致に向け,大阪,東京に続き,来年1月に名古屋で開催する企業立地セミナーをはじめ,あらゆる機会を捉えて,本県の魅力を積極的にPRしてまいります。

(中小企業支援)

 次に,中小企業の支援につきましては,今月,県内企業で構成される「岡山県自動車関連企業ネットワーク会議」と連携し,自動車関連企業の競争力向上を目指し,自動車業界の世界的潮流やメーカーが求める技術ニーズ等を伝えるセミナーを開催したところであります。

 また,来年1月には,3回目となる「おかやまテクノロジー展2018」を開催し,これまでで最多となる172の企業や関係機関が出展し,その優れた技術力を県内外に発信することとしております。こうしたセミナーや展示商談会の開催等を通じて,本県のものづくりを支える中小企業の競争力強化や販路拡大を図ってまいります。

(観光振興)

 次に,観光振興につきましては,「おかやまハレいろキャンペーン」において,観光客のニーズを反映した様々な企画を展開し,昨年のデスティネーションキャンペーンに迫る多くの方々に本県の多彩な魅力に触れていただいたところです。

 また,先月,県が推奨するサイクリングルートの見どころを紹介する専用ウェブサイトを開設するとともに,今月には,ルートの愛称や26のサブルートを新たに決定したところです。今後,ルート沿線の観光名所等を盛り込んだマップも作成することとしており,こうした取組を通じて,地域のにぎわい創出や観光振興につなげてまいります。

 さらに,本県を舞台とした映画が相次いで全国公開されていることから,これらの作品を活用し,本県のイメージアップや認知度向上に努めるとともに,ロケ地マップの作成などによる誘客促進にも積極的に取り組んでまいります。

(インバウンド受入環境の充実)

 インバウンドにもつながる公衆無線LAN環境の充実につきましては,県民の皆様や国内外からの観光客等の利便性を向上させるとともに,魅力ある本県の情報を発信するため,今月から「おかやまWi-Fi」のサービスを開始したところであり,今後の普及・拡大に向けて,官民一体となって取り組んでまいります。

(国際路線の維持・拡充、岡山空港開港30周年)

 岡山空港の国際線につきましては,台北線が,来月20日から週6便に増便される予定となっており,利便性の向上により,さらに利用が拡大することを期待しているところであります。

 また,来年3月に岡山空港が開港30周年を迎えることを契機に,県民の皆様をはじめ,国内外から幅広く親しまれる空港となるよう,現在,県内外から愛称を募集しており,記念セレモニーやフォトコンテストなどの実施を通じて,一層の利用促進に取り組んでまいります。

(瀬戸大橋開通30周年)

 さらに,来年4月に開通30周年を迎える瀬戸大橋につきましても,地元自治体や関係団体等で構成する実行委員会において記念事業の検討を進め,先月,雄大な瀬戸大橋を満喫できるオープンデッキバスでの橋上ドライブなどを盛り込んだ事業計画や香川県と共同で募集していたシンボルマークが決定されたところであります。

 引き続き,県内外の方々に瀬戸大橋の利便性や観光資源としての価値を改めて実感していただき,さらなる利用促進が図られるよう,記念事業の実施に向けた準備を進めてまいります。

(農産物の輸出促進)

 次に,農産物の輸出につきましては,先月,台湾や香港などのアジア地域において,産地と連携したプロモーションを実施するなど,ピオーネをはじめとする県産ブドウのさらなる輸出拡大に取り組むとともに,今月には台湾で新米フェアを開催するなど,果物以外の品目の輸出拡大も図っているところであり,引き続き,県産農産物の海外でのブランド確立を目指してまいります。

(岡山白桃のブランド力強化)

 また,白桃のブランド力の強化に向けて,先般,新たに育成した晩生品種である「白皇」と「白露」が商標登録されたところであり,6月から9月まで切れ目なく市場に供給できるよう,岡山白桃のシリーズ化を進めてまいります。

(林業の振興)

 林業の振興につきましては,先月,東京オリンピック・パラリンピックの選手村ビレッジプラザの整備に,県産ヒノキとCLTの利用が決定したことから,このチャンスを捉えて国内外に県産材をPRし,林業の成長産業化につなげてまいります。

(ツキノワグマ対策)

 次に,ツキノワグマ対策につきましては,17年ぶりに解禁した狩猟の期間に入っておりますが,大量出没のあった昨年度と比べると約5割という状況となっております。冬眠を控えた時期は,餌を求めて出没することもあることから,引き続き,専門指導員による迅速な出没情報の提供や安全啓発を行うなど,市町村や関係機関と連携を図りながら,人身被害の防止に努めてまいります。

(雇用対策)

 次に,雇用対策につきましては,大学生等の県内就職を促進するため,今月,合同就職面接会を開催し,280社を超える企業とのマッチングを行うとともに,将来のUターン就職につなげるため,大学進学予定の高校生を対象とした企業見学バスツアーを実施したところであります。また,今後,冬期におけるインターンシップも推進することとしており,引き続き,県内企業の魅力発信に取り組んでまいります。

 さらに,子育て中の女性の再就職や復職を支援するため,今月から,県内各地で出張相談会などを順次開催しているところであり,こうした取組を通じて,就職支援と労働力の確保に努めてまいります。

(働き方改革)

 働き方改革につきましては,来年2月に,大学や経済界と連携して,高校生・大学生を対象に,家庭と企業の双方の視点からこれからの働き方を考えるシンポジウムを開催することとしております。仕事や家庭で頑張る親へのエール論文の発表や,働き方改革による業績と社員満足度の向上をテーマとしたパネルディスカッションなどを通じて,若い世代からのワーク・ライフ・バランスの推進を図ってまいります。

安心で豊かさが実感できる地域の創造

 続きまして,「安心で豊かさが実感できる地域の創造」についてであります。

(保健医療体制)

 保健医療体制につきましては,現在策定中の「第8次岡山県保健医療計画」において,医療のあるべき姿を示した地域医療構想の実現をはじめ,がん,脳卒中等の主要疾病対策,へき地医療や救急医療等の医療連携体制の強化などを盛り込むこととしており,良質な保健医療サービスが効率的に受けられる体制の充実を目指してまいります。

(民生委員制度)

 民生委員活動の推進につきましては,民生委員制度の源とされる「済世顧問制度」が本県において創設され,今年で100周年を迎えたことから,今月,民生委員が一堂に会し地域共生社会のさらなる推進を誓う記念大会を開催したところであり,これを契機に県民の一層の理解促進を図り,民生委員が活動しやすい環境づくりに努めてまいります。

(就労継続支援A型事業所)                         

 就労継続支援A型事業所の閉鎖に伴う大量解雇問題につきましては,解雇された方の再就職に向けて取り組むとともに,先月には,倉敷市と連携し,国に対し制度改善に向けて提案を行ったところですが,県内のA型事業所の多くが,利用者の賃金を生産活動で賄えていない状況にあることから,経営改善等に取り組む事業所を積極的に支援するなど,障害のある方が安心して就労できる環境を整えてまいります。

(結婚支援)

 次に,結婚支援につきましては,おかやま縁むすびネットの登録者数が,年内にも千人を超える見通しとなり,マッチングも着実に進んでいるところであります。来年1月には,東京や大阪など大都市圏の女性と,県内男性とのマッチングイベントを開催するなど,さらなる多様な出会いの機会を提供してまいります。また,若者に対し,結婚の意義について考えるライフデザイン講座も開催しているところであります。

 引き続き,結婚の希望をかなえる取組を進めるとともに,結婚に対する前向きな意識の醸成に努めてまいります。

(防災対策の推進)

 次に,防災対策の推進につきましては,先月,大規模災害時に国や他県からの応援を円滑に受け入れ,被災市町村を支援するための災害時広域受援計画の骨子を取りまとめたところであります。

 今後,市町村や防災関係機関等との調整を進め,来年1月に実施する図上防災訓練の際に検証を行った上で,年度内の計画策定に向けて取り組んでまいります。

(交通安全対策の推進)

 次に,交通事故の状況につきましては,先月,今年2回目となる交通死亡事故多発全県警報を発令するなど,厳しい状況が続いております。

 引き続き,関係機関と連携した街頭指導や広報啓発を強化するとともに,明日から始まる年末・年始の交通事故防止県民運動では,「飲酒運転の根絶」や「夕暮れ時・夜間における交通事故防止」などを重点目標に掲げ,事故抑止に向けた対策を推進してまいります。

(中山間地域等の活力創出)

 次に,中山間地域等の活力創出につきましては,「おかやま元気!集落」の魅力や地域おこし協力隊の活動を広く紹介するため,来月,地域色豊かな特産品の購入やものづくりを体験することができる「岡山のふるさと 来て!見て!体験!さと×まちフェスタ」を初めて開催することとしております。

 今後とも,地域における主体的な取組を積極的に支援し,みんなで支え合う元気な地域づくりを推進してまいります。

(移住・定住の促進)

 移住・定住の促進につきましては,多くの方々に移住先としての本県の魅力を知っていただくため,今月には,首都圏で移住先として人気の高い長野県との合同移住相談会を初めて開催したほか,今年度3回目となる,移住候補地の魅力を体感するツアーを実施したところであります。

 また,来年2月には,東京において,本県を含む13県共同で「いいね!地方の暮らしフェア」を開催することとしており,今後とも,市町村,移住関係団体や他県とも連携し,さらなる移住者の増加に取り組んでまいります。

(オリンピック・パラリンピックキャンプ誘致)

 次に,東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ誘致につきましては,岡山市や関係競技団体等と一体となった誘致活動の結果,来月,オリンピック競技では初めて,スペイン柔道連盟及びブルガリアバドミントン協会と事前キャンプに関する協定を締結する運びとなりました。また,パラリンピック競技でも,今月,カンボジア車いす陸上代表選手の強化合宿が行われたところであります。

 引き続き,関係市町村や競技団体等と緊密に連携を図りながら,東京オリンピック・パラリンピックの開催効果が本県にも十分波及し,地域活性化につなげられるよう,全力で誘致活動に取り組んでまいります。

(文化・スポーツの振興)

 文化・スポーツの振興につきましては,先般,本県出身者では初となる日本芸術院による恩賜賞を受賞した書家の髙木聖雨氏,本県出身者では34年ぶりとなるタイトルを獲得した将棋棋士の菅井竜也氏の両氏に,岡山県文化特別顕賞を,さらに,野球殿堂入りを果たされた星野仙一氏,平松政次氏の両氏には,岡山県スポーツ特別顕賞を贈呈することとしたところであります。

 本県出身者のすばらしい活躍は,岡山を全国にアピールし,県民の皆様に感動を与えるものであり,こうした快挙に力を得ながら,引き続き,文化・スポーツの振興に努めてまいりたいと存じます。

(イメージアップ)

 次に,情報発信力の強化につきましては,映画をイメージしたPR企画「ハレウッド」を展開しており,岡山自慢の観光地や農産物に焦点を当てたPR動画が全国ネットのニュースや情報番組でも取り上げられるなど,注目を集めているところであります。

 今後,移住や企業誘致をテーマとした動画の制作を予定しているところであり,引き続き,話題性のあるプロモーションにより,「晴れの国おかやま」の魅力を発信してまいります。

諸議案

 次に,今回提案しております諸議案の概要につきまして,御説明申し上げます。

 まず,予算案件につきましては,当初予算編成後の情勢の変化に伴い,早急な対応を必要とするものについて,補正措置を講じることとし,所要額を計上しております。

 その結果,今回の補正予算額は,

一般会計において      46億  400余万円の減額

特別会計において         4,000余万円の増額

合わせて           45億6,400余万円の減額

企業会計において           1億2,100  万円の増額

であります。

 補正後の一般会計予算額は,歳入歳出それぞれ6,881億9,500余万円であります。

 一般会計歳入予算の主な内容につきましては,繰入金4億5,300余万円などを増額する一方,国庫支出金44億3,400余万円,県債3億9,700余万円,分担金及び負担金2億6,700余万円を減額する所要の補正措置を講じるものであります。

 一般会計歳出予算の主な内容につきましては,地方特定道路整備事業費17億4,100余万円,農林水産事業推進費11億7,400余万円などを増額する一方,地方道路整備事業費30億1,000余万円,農地防災事業費7億5,300余万円などを減額する所要の補正措置を講じるものであります。

 繰越明許費につきましては,地方道路整備事業など13件28億3,500余万円を繰越ししようとするものであります。

 債務負担行為につきましては,指定管理施設の管理運営委託事業など新たに債務を負担しようとするもの17件であります。

 地方債につきましては,今回の補正予算に関連し,所要の補正措置を講じるものであります。

 特別会計につきましては,「岡山県造林事業等特別会計」など2特別会計において,企業会計につきましては,「岡山県営電気事業会計」において,それぞれ所要の補正措置を講じるものであります。

 次に,事件案件につきましては,当せん金付証票の平成30年度の発売についてのもの1件,工事請負契約締結の変更についてのもの1件,公有財産の処分についてのもの2件,公の施設の指定管理者の指定についてのもの8件及び平成28年度岡山県歳入歳出決算の認定についてのものであります。

 最後に,条例案件につきましては,「岡山県国民健康保険保険給付費等交付金の交付及び国民健康保険事業費納付金の徴収に関する条例」など8件であります。

以上,今回提案いたしました諸議案につきまして,その概要を申し上げた次第であります。

 なにとぞ,慎重御審議の上,適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。


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