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健康食品の原材料として使用された成分(2,4-ジニトロフェノール(DNP))の取り扱いについて

印刷ページ表示 ページ番号:0439821 2015年8月6日更新生活衛生課

健康食品の原材料として使用された成分(2,4-ジニトロフェノール(DNP))の取り扱いについて

 ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)が、2,4-ジニトロフェノール(DNP)を含有する栄養補助食品(サプリメント等)の摂取は、深刻な中毒が懸念され、死亡する場合もあるとして注意喚起している旨の情報を、厚生労働省を通して入手しました。

 当該情報によると、英国の保健当局より、DNPを含む製品について、欧州連合(EU)の食品・飼料早期警戒システム(RASFF)を通して警告があった旨報告があり、ドイツにおいてもインターネット経由で入手可能の場合があるとされています。

 DNPは、工業用化学物質で、フードサプリメントや、痩身(いわゆる脂肪燃焼)を意図した製品への使用は認められておらず、医学論文によれば、経口致死量は1~3gであり、DNPは体内に蓄積すると考えられることから、これよりも低用量でも、生命に関わる深刻な影響がもたらされる可能性があり、最近では、DNPが不正に添加された製品による複数の死亡事例が複数の国で報告されています。

 日本におけるDNP含有食品の業としての輸入実績はありませんが、インターネット等を通じて個人輸入されている可能性があるため、情報提供します。