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01 木を安全に切り倒すにはどうしたら良いでしょうか?

印刷ページ表示 ページ番号:0419863 2022年6月28日更新森林研究所
木の伐倒は、次の手順が基本です。
1.倒す方向を決め、倒す側に直径の三分の一から四分の一を水平に切り込む。
2.斜め上方から30度から45度のクサビ形に切り込む。これを「受け口」といいます。
3.反対側、受け口の高さの三分の二程度のところに水平に伐り込みます。これを「追い口」といいます。
4.「受け口」と「追い口」の間(「つる」といいます)が直径の十分の一くらいのタイミングで木は自重と重心の移動でめりめり…とゆっくり倒れはじめていきます。
チェンソーは、無理に力を入れて押しつけなくてもよく、また、ノコギリのように前後にゴリゴリ動かしてはいけません。刃の回転でひとりでに木に食い込んでいきます。
ちなみに、
チェンソーは、カッターナイフのような鋭い刃が鎖状につながって、秒速20mくらいの猛スピードで回転します。
油断すると大怪我をする、たいへん危険な道具です。安全が第一です。
森林作業専用のヘルメットがあります。頭だけでなく顔面や耳を守る防具が付いています。
また、誤って足や手に当たっても、怪我を最小限にとどめる特殊な繊維でてきた靴やグローブ、ジャケットがあります。
森林研究所では、安全のため、このような防具を着用するよう強くお勧めしています。