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高田硯(県指定郷土伝統的工芸品)

特色

 室町時代からの伝統を持ち、気品あふれる漆黒の光沢が特徴の硯。原石の形を生かして仕上げられ、「金眼」「銀糸」と呼ばれる紋様があるものは、特に逸品として珍重されています。
 原石は、1億4千万年前頃に堆積した関門層群と呼ばれる黒色粘板岩で、石が軟らかく、墨が良く乗り、水持ちが良いという性質があります。
高田硯写真
 

指定の内容

一 名称
   高田硯(たかたすずり)

二 技術又は技法の内容
 1 彫刻はのみを用い、手作業とすること。
 2 研磨はと石等を用い、手作業とすること。
 3 黒漆で仕上げをすること。

三 使用する原材料
   勝山町産出の黒色粘板岩を使用すること。

四 製造される地域
   真庭郡勝山町(現在の真庭市勝山地域)

(指定年月日 昭和57年9月10日)
 

歴史

 高田硯が文献にあらわれるのは室町時代のことであり、高田城の重臣・牧兵庫助が、豊後の大友宗鱗に高田硯を送ったと「牧文書」に記されている。
 現存する最も古い高田硯は、江戸時代初期の寛永20年、作州高田住村上氏の銘のあるものだが、この頃盛んに製作されていたらしく、寺の過去帳にも硯屋何々とよく出てくる。江戸時代中期の明和元年(1764年)、三浦氏が高田城主となったが、初代の三浦明次公は名筆家の誉れが高く、入部以来、原石を藩有として乱堀を防ぎ保護した。また、代々藩主交代のときに高田硯を将軍家へ献上するのを例とした。
 

主要製造工程

 (原材料:黒色粘板岩)
  ↓
 「石作り」 山から採掘した原石を硯大に切断し、両面を平らにする
  ↓
 「作図」 できあがった原石に、コンパス、定規等で原図を書く
  ↓
 「彫刻」 肩当てノミを使用し、原図どおりに削る。
  ↓
 「研磨」 砥石を用いて荒仕上げをし、さらに耐水ペーパーを使用して細かい仕上げをする。
  ↓
 「仕上げ」 自然石の金線・銀線・石英の白い部分は残して墨汁を塗る。最後に、黒漆で縁・周囲を仕上げる。金粉、銀粉を付けるものもある

  ※上記は、指定申出時の提出書類に基づくものです。
 
 

高田硯(英訳)

Takada Ink Stones
Designated September 10, 1982
A tradition since the Muromachi Period featuring an elegant shiny black color, it uses local black slate as a raw material and is finished in a form that makes use of the raw stone material. Those stones having such patterns as “gold eye” and “silver string” are much-prized as being particularly excellent.

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