県民の皆さんから寄せられたご意見・ご提言 (平成16年5月)

 
 
○ ご意見・ご提言の件数
  平成16年度

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

1月

2月

3月

累 計

76
 

63
 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

139
 
 
○ 主なご意見・ご提言の内容(順不同)



 

いただいたご意見・ご提言のうち、主として県の施策や取組みに関するもので、県民
の皆さんに知っていただきたいものを掲載しています。
 








































 

ディーゼル車に対する規制について

介護施設における介護保険料不正受給について

児童養護施設での体罰について

中国での農産物産展の開催について

聴導犬の育成について

運転免許センターでの大型二種受験について

桃太郎スタジアムのエレベーターについて

環境配慮型の養殖資材導入について

学校の敷地内禁煙について

ブルーライン旧蕃山料金所の雨量計について

後楽園景観の保護とマンション建設について

後楽園と岡山城の管理一元化について

県営グラウンドウォーキングコースの整備について

個人情報の保護について

県営住宅の建て替えについて

空港周辺のゴミ回収について

岡山空港の待合室整備について

害獣の駆除について

桃太郎スタジアムの利用について

夜間点滅式信号機について
 
 
 

ディーゼル車に対する規制について
(問)
 
ディーゼル車の購入を検討中だ。
 ディーゼル車については、この先乗れなくなるとか、税金が上がるといった噂を聞くが、実際のところ岡山県ではどのような政策を進めていくのかを教えてほしい。

(答)
 
ディーゼル自動車につきましては、排出される粒子状物質や窒素酸化物が環境等に悪影響を及ぼすことが指摘されており、通行量の著しい大都市圏を中心に規制が始まっています。
 現在、東京、名古屋、大阪などの大都市圏では、「自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法」(通称:自動車NOx・PM法)によって、排ガス基準に適合していないディーゼル自動車で、乗用車、トラック、バスなどは、登録後一定の期間を過ぎた場合には、車検登録が受けられなくなるという強い規制が行われています。
 また、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県及び兵庫県では、条例により、トラック、バスなど事業用のディーゼル自動車について通行規制も行われています。1都3県では、排ガス基準に適合しないトラック、バスなどは、粒子状物質除去装置を装着しないと通行できなくなっています。兵庫県では、排ガス基準に適合していないトラック、バスなどは、神戸市内等への乗り入れが本年10月から禁止されます。
 ただし、1都3県及び兵庫県とも乗用車は除かれていますので、岡山から乗用車を運転していくことは問題ありません。
 さて、岡山県内の場合ですが、現在のところ規制はありません。したがって、お尋ねの乗用のディーゼル自動車については、使用が制限されることはありません。
 しかし、岡山県でも、快適な環境を保全していくため、トラック、バスなどの事業用のディーゼル自動車を対象に、粒子状物質の削減対策を進めることにしています。現在、交通量の多い県南の一定地域内のトラック、バス事業者の方々に、率先して削減対策に取り組んでいただくことを検討しています。乗用車は対象に考えておりませんが、購入にあたっては、最新の排ガス基準に適合した環境への負荷が少ない車を検討していただくようお願いします。
 なお、税金については、全国一律の制度である自動車税のグリーン化税制により、ディーゼル自動車は新規登録後丸11年(ガソリン車は13年)を経過した翌年度から自動車税が通常の税率より概ね10%重くなりますので、参考にしてください。
(環境管理課)


介護施設における介護保険料不正受給について
(問) 
 
介護保険料の不正受給は言語道断であるが、見過ごしていた県当局の責任も重大だ。
 理事長の解任だけでなく、行政処分があって当然だ。入居者がいるので「施設の一時停止」ができないのは理由にならない。介護保険料が引き上げになる中での不正受給は、公金横領そのものだ。
 施設の一時停止により、社会に多大な迷惑をかけたことを知らしめることが大事だ。理事長だけの責任ではなく、施設職員全員の責任であることを自覚させる必要がある。

(答)
 
介護報酬不当請求については、介護保険制度に対する県民の皆様の信頼を損なうことになり、誠に遺憾に存じます。
 県では、当該法人に対して理事長及び不祥事に関わった施設長、事務所の管理者等の処分を行うことや法令遵守等について役職員の意識改革を図ることを理事会、評議員会で審議するよう改善命令(行政処分)を行ったところ、法人から理事長、施設長、管理者等の更迭、降格等の処分を行うとともに法令遵守等の研修を定期的に実施し、役職員全員の意識改革を図る旨の改善報告がなされたところです。
 この報告を受け、その履行状況を適宜確認し、役職員全員による適正な運営が確保されるよう厳しく指導してまいります。
 今後は、今回の事案を踏まえ、あらゆる観点から指導監査のあり方を見直し、監査体制の強化に努めてまいります。また、岡山県国民健康保険団体連合会に導入された介護給付適正化システム(注1)やいわゆる「介護適正化110番」(注2)制度も活用しながら、不正の早期発見に努めてまいります。
 さらに、悪質な事例に対しては、厳正な処分を持って臨むなど、介護保険制度の適正な運営の確保に全力を尽くしてまいりますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。

(長寿社会対策課)


(注1)介護給付適正化システム
被保険者や事務所ごとの給付実績を通して、各種指標の偏りをもとに不適正・不正な可能性 のある事業所を抽出するもの。

(注2)介護適正化110番
 岡山県国民健康保険団体連合会に設置されている介護保険に関する苦情・相談窓口
(不適切な事業運営を行っている事業者や施設に関する情報も含まれている。)


児童養護施設での体罰について
(問)
 他県の児童養護施設で体罰が行われたという報道を見た。
 岡山県の養護施設の調査をぜひ実施してほしい。

(答)
 児童養護施設における体罰の有無について調査を実施して欲しいとのご提案ですが、施設入所児童への体罰はもちろん、様々な差別、虐待、放置など児童の人権を守ることは大変重要な課題であると考えております。
 このため県では、児童養護施設に入所する児童全員に「子ども権利ノート」を配布し、いやな思いをした時やいじめられた時は、児童自らが児童相談所や施設などに相談するよう伝えています。
 また施設での児童の生活状況については、児童相談所が随時、施設の訪問調査を行い児童や施設職員への面接を行うなど、入所児童の状況把握に努めるとともに、地方振興局が毎年、定期的に施設の指導監査を実施し、入所児童の処遇面はもとより、適切な施設運営全般にわたって指導に当たっています。さらに、必要に応じて特別監査も実施することとしています。
 今後とも児童相談所をはじめ、施設や関係機関と連携をはかりながら、入所中の児童が施設で安心して生活ができるように見守るとともに、より家庭的な環境の中で、児童の状況に応じたきめ細やかにケアを行うなど、処遇の向上に努めてまいります。
(子育て支援課)
 

中国での農産物産展の開催について
(問)
 中国の富裕層の人が、日本の800円のリンゴを平気で買っているという報道を見た。
上海や北京のデパートで岡山展を行って、桃やブドウ、ワインなどを売れば、かなり売れると思う。
 東京や大阪ばかり見ないで大陸を見れば、岡山県人として夢があるし、農家の次世代も希望が持てると思う。
 岡山には誇れるものがたくさんある。中国の人に日本一の桃とブドウを食べてもらいたい。

(答)
 ご提言いただいた本県の誇る果物の輸出につきましては、果樹農家に夢を与え、生産意欲の高揚にもつながるものと考えております。このため、県としては、今年度から、桃やマスカット等県を代表する果物を候補に、岡山空港からデイリー運航となった上海など、近年著しい経済成長を遂げている東アジア地域をターゲットとして、その実現の可能性について農業団体等と調査研究を行っていくこととしています。
(農政企画課)


聴導犬の育成について
(問)
 
私は、手話通訳になるための勉強をしている。そして、聴導犬を育てたいと思っている。
岡山に訓練所があれば協力したいが、関東にしか無いそうだ。
 保健所で処分される犬もいると聞いているが、岡山でも介助犬、セラピー犬を含めて活躍できる動物を育成してほしい。

(答)
 
手話の勉強をなされ、また、身体障害者補助犬に関心をお寄せいただき、ありがとうございます。 
 ご承知のように、聴導犬の訓練所は16年3月末で全国に8か所ありますが、近畿、中国、四国地方には1カ所もありません。
 聴導犬の訓練事業を実施するには、社会福祉法人やNPO法人などの実施希望団体から都道府県知事への届出が必要ですが、県内では現在のところそうした団体はありません。今後、訓練事業を希望する団体があれば、県としても支援を考えてまいります。
 捨てられた犬の中から聴導犬やセラピー犬を育成することについては、こうした犬には人間不信のものが多く、何百頭もの中から適性を見極めることが容易ではないこと、また、育成には相当の期間と経費が必要なこともあり、行政としては慎重に対応する必要があると考えております。
(障害福祉課)


運転免許センターでの大型二種受験について
(問)
 
大型二種免許取得を目指している。学科試験を一月に受け、現在技能試験を受験中だ。
大型二種の試験は、平日は毎日行われていると広報されているが、希望した日には実技試験を行わないとのことで、2回も受験の機会を奪われた。予約時に電話で聞くところによると、指定教習所で受験する人が増え、免許センターで技能試験を受ける人が減ったため、試験を行わない日があるとのことだった。毎日実施するように広報されているのだから、予約希望が入った日には必ず試験を実施するのが当然だ。それが不可能なら、あらかじめ試験日を曜日指定するなど、受験者の立場にたって考えてほしい。
 次に、技能試験を午後に受ける場合、12時45分集合となっているが、あらかじめ県の証紙を買う時間がなく証紙売り場が開くのを待っていたが45分を過ぎても一向に開く気配が無かった。館内放送では呼び出しがかかったので、証紙売り場近くを通りかかった職員に事情を説明したが、一時にならないと開きませんとのつれない返事だった。結局間に合ったが、事前に電話で証紙を買う時間について確認していたのに、この始末だ。
 お役所仕事と言われないように改善した方がいいと思う。

(答)
 
平成14年6月に道路交通法が改正され、免許センターでの大型二種免許の技能試験受験者数が減少する一方、大型一種免許の受験希望者は増加しております。このような状況の中、全ての免許種別の受験者に平等に受験機会を確保する必要があり、大型二種免許試験を実施していない日があるのも事実です。                     試験の予約時には日程をお伝えしておりますが、今後は、ホームページ等の広報を分かりやすく変更して、受験者の方が予定を立てやすいように配慮したいと考えております。
 また、免許センターの証紙の販売時間は、学科試験受験時に説明しておりますが、通常午前8時30分から正午までと、午後1時から午後4時30分までですので、この間に事前の購入をお願いしております。
 証紙の販売は岡山県交通安全協会が行っており、通常の業務時間より時間を繰り上げて実施している二種免許試験のために販売時間を繰り上げることは、現時点では難しいと考えておりますのでご理解いただき、あらかじめ購入いただきますようお願いいたします。
 なお、県証紙は県内各地で販売しております。岡山県会計課のホームページをご覧になり、ご都合の良い販売所の利用もご検討ください。
 これからも県民サイドにたった運転免許行政の実施に努力いたしますので、ご理解いただきたいと存じます。
(警察本部、会計課)



桃太郎スタジアムのエレベーターについて
(問)
 
桃太郎スタジアムを利用した。
 その時、気が付いたのだが、エレベーターは狭く、車いすの方が一人乗ると狭く感じた。 1階で乗り、2階に着くと突然反対側が開いてビックリした。4階に向かう私たちは次はどちらの扉が開くのか緊張した。4階で扉が開く前に「こちら側が開きます」と、丁寧な音声ガイドが流れたが、こちら側とは、どちら側かよくわからなかった。1階で乗った側が開き無事到着だったが、ハイテクに慣れていないのか、ユニバーサルデザインに慣れていないのか、分かりにくかった。
 大半の車いす利用者は、他の健常者が乗る前に方向転換をすませてしまうので、乗る前に扉が開く方向を分かりやすく案内表示すべきだ。
 また、音声ガイドのほかに、“こちら側”のランプが点灯、あるいは文字サイン表示があると聴覚障害者にもよくわかる。
 大きなスポーツ大会に参加する障害者は、介助を伴っていない方も多いので、ハード面での不足は職員やボランティアを配置するなどの配慮が必要だ。

(答)
 
岡山県総合グラウンド陸上競技場(桃太郎スタジアム)について、ご提言をいただきありがとうございます。
 さて、桃太郎スタジアムのエレベーターについては、車いす使用者が、1階と2階観客席との移動にあたり、エレベーター内で方向転換をすることなしに利用できるよう反対側のドアが開く仕様としています。
 ドアの開く方向については、音声ガイドとともに文字表示「こちらのドアが開きます」「反対側のドアが開きます」でお知らせしていますが、今後は、エレベーターを使用する方に、エレベーターに乗る前にお知らせができるよう、案内をエレベーター入口横に表示し、注意を喚起します。
 今回のご意見を参考に、より利用しやすい施設といたします。
(都市計画課)
 

環境配慮型の養殖資材導入について
(問)
 
水産業では、乱獲などによる資源の減少から、養殖などの栽培漁業が拡大していくと思う。その場合、養殖筏の浮きなどの資材が海洋環境に負担をかけない工夫が必要だ。以前、他県のカキ養殖で、発砲スチロール製の浮きの破片が飛散して問題になったことがある。このため、環境配慮型の硬質樹脂製浮きへの転換を進めている。閉鎖水域の瀬戸内海では、このような環境に配慮した工夫が必要だ。
 この環境配慮型の浮きは、他県でも実際に使用されており、岡山県でもカキの養殖等に導入してはどうだろうか。消費者としても環境への負担の少ない資材を使用した生産者の貝や魚を食べたいと思う。

(答)
 現在、岡山県のカキ養殖業では、養殖筏に発泡スチロール製の浮きが使用されています。使用済みの発泡スチロール製の浮きは、できるだけ再利用(ブイ等に利用)を図っておりますが、再利用できないものは専門業者に依頼し、溶解処理された後に再生利用されています。
 なお、現在、県内の一部のカキ養殖漁協では環境配慮型の硬質樹脂製浮きを試験的に導入し実用化の可能性について検証しているところですが、今後とも環境影響の少ない資材を優先的に使用するなど、環境に配慮した持続的な養殖を推進していきたいと考えています。
 また、県ではこのたび漁業活動に伴って排出されるゴミ(いわゆる漁業系廃棄物)の適正処理を目指して、その処理の手順を示した「岡山県漁業系廃棄物適正処理ガイドライン」を作成するなど、漁場環境の保全に努めております。
(水産課)


学校の敷地内禁煙について
(問)
 
岡山県内の学校が敷地内禁煙にならず、喫煙室や喫煙コーナーがあるのはなぜか。
 喫煙室や喫煙コーナーで喫煙するのは教師だと思うが、喫煙後1〜2時間は肺の中の煙が呼吸とともに外に出され、それにより受動喫煙となる。したがって、喫煙室から出てきた喫煙者が息を吐くたびに、非喫煙者が受動喫煙となるのは自明の理だ。
私が学校評議員をしている高校でも、完全分煙ということで喫煙室には空気清浄機が設置してあるが、空気清浄機はタバコの煙をきれいにしてくれない。タバコの煙は3%の粒子相と97%のガス相から構成されているが、空気清浄機では粒子相しか除去できないため、有機物質は機外に放出されてしまう。その高校の場合は、職員室に隣接しているので、喫煙室に出入りするたびに職員室に煙が漏れるのも問題だ。
 タバコは百害あって一利なしだ。学校でも禁煙教育に力を入れてほしい。20歳になったら吸ってもよいというのではなく、年齢にかかわらずやがて健康被害をもたらすものだ。
子どもにタバコの害を説く、先生のダブルスタンダードはやめてほしい。
 完全分煙でなく、学校敷地内完全禁煙に取り組んでもらいたい。喫煙問題にもっとまじめに取り組んでほしい。

(答)
 
岡山県の県立学校においては、昨年5月に施行された健康増進法や、本県で策定された「健康おかやま21」の主旨を踏まえて、計画的に完全分煙化を目指すこととしており、厚生労働省労働基準局から示された受動喫煙防止対策のガイドラインに基づいた施設・設備面での対策を推進するとともに、喫煙用空気清浄機を併用することにより、より効果的な受動喫煙防止対策を進めているところです。
 なお、学校によっては、既に教職員間の合意を得て学校内を禁煙にしているところもありますが、こうした自主的な取り組みを推進してまいりたいと考えています。
さらに、学校が児童生徒の喫煙防止教育を行う場であり、教職員自らの健康にもかかわることから、喫煙している教職員に対しては、広報誌やホームページによる禁煙の呼びかけや、禁煙をサポートするセミナーを実施しているところです。
 今後とも、教職員が自らの問題として禁煙に取り組めるよう、働きかけてまいります。
(教育委員会)


ブルーライン旧蕃山料金所の雨量計について
(問)
 
旧蕃山料金所にあった雨量計は撤去するとのことだが、山田原の観測所と国道2号の伊里中の雨量計はかなり近いにもかかわらず、雨量のデータは違っていたように思う。蕃山と山田原ではもっと違っていたはずだ。
 国土交通省は県東部に多くの雨量計を設置して安全を確保しているが、交通量の増えた蕃山で雨量観測をやめる理由を聞かせてほしい。
 
(答)
 
県南東部の防災対策についてですが、山田原及び伊里中の雨量計は、常時遠隔監視が可能なタイプですが、蕃山の道路公社の雨量計は、記録紙に記録するタイプの旧式の機器であったため、本年4月から、国土交通省が設置している伊里中、八木山、三石及び船坂の各観測所の雨量データも県で常時確認できるシステムを導入し、防災情報収集機能の強化を図っているところです。
 これらを活用し、なお一層県南東部の道路等の防災対策に努めてまいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
 なお、昨年の8月9日の台風10号による各観測所の降雨量は次のとおりです。
(道路整備課)

 ・蕃山(道路公社)  総雨量191.5mm
 ・山田原(岡山県)  総雨量191mm、時間最大雨量:84mm
 ・伊里中(国土交通省)総雨量159mm、時間最大雨量:72mm


後楽園景観の保護とマンション建設について
(問)
 
後楽園のすぐ近くで、地上18mの6階建てマンションの建設計画が進められている。
 これに対して、地元町内会は、景観の保護だけでなく、交通渋滞の激化、違法駐車の発生、地盤沈下、ペットの糞処理等、多くの問題点を挙げ、計画の撤回もしくは改善を業者に対して要求してきたが、一連の交渉の中で、県や岡山市の環境保護や都市づくりに対する施策の弱さや曖昧さが明らかになってきた。
 県は、「岡山県景観保護条例」を制定し、後楽園の景観を守るために「景観事前指導制度」を設け、市からの報告に基づいて審査にあたっているようだ。また、市では、「風致地区景観誘導指針」によるゾーン設定を行い、建築物の高さについての基準を設けている。
 今回のマンション建設の事前審査では、現地調査は実施されず、図面上のシミュレーションだけで県と市は業者に許可を与えた。シミュレーションでは、唯心山から目視できないとなっているが、実際には明らかに目視できる。このシミュレーションが正しいとする根拠は何か。岡山市に見直しを求めたところ、県の許可がないとシミュレーションの変更はできないと言われた。
 今回のマンション建設予定地に隣接する建設済みのマンションが後楽園の唯心山から明らかに目視できるため、市に事実確認と業者の指導をしてもらったが、業者は後楽園からマンションが目視できる可能性を認めながらも、既に県から許可がおりていること、市の指針はあくまで努力目標であること等を理由に、指針で示されている高さを守らないことを表明した。
 そこで、県に対して、今回の建設計画について再調査を行ったうえで行政指導を加えていくこと、また、今後同様な問題については、現地調査をきちんと行った上で県の条例や市の指針を適切に運用するとともに、風致地区の再設定についても強く要望する。
 また、今回の建設計画では、外壁はベージュだが屋根はシルバーとなっている。反射する色だが、景観条例に照らし適当といえるのか。

(答)
 
ご意見のあったマンションについては、岡山県景観条例で届出の対象となる大規模行為に該当することから、同マンションの形態や意匠などが景観に支障を及ぼすかどうか、景観形成基準に照らし検討を行いましたが、不適合とすべき点は認められず、同条例に基づく指導・助言を行う必要はないと判断しました。ご指摘の屋根の色彩につきましては、同マンションは陸屋根であり、上空から眺めない限り外観上は見えないことから、景観上の影響はないものと考えています。
 また、後楽園の背景保全への影響につきましては、図面上でのシミュレーション等により園内から望見されるかどうかの確認をしましたが、竹木に遮へいされることから、影響はないと判断しました。
 同マンションに関する景観条例による手続につきましては、このようなことから既に完了しており、これら一連の手続に関し、改めて指導・調査を行う必要はないと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 ご要望の風致地区の再設定についてですが、風致地区は、良好な自然的景観を形成している土地の区域のうち、都市における土地利用計画上、都市環境の保全を図るため風致の維持が必要な区域について定めるものとなっております。
 ご指摘の後楽園周辺においては、岡山市の中心市街地と近接していることから開発が進み、新たに風致地区を定めるべき良好な自然環境を形成している地区がほとんど無いのが実情です。
 また、風致地区では建ぺい率が40%以下に制限されるなど厳しい建築制限が課せられることから、ご指摘の地区において風致地区を定めた場合、そこにお住まいの方や土地を所有されている方に負担を強いることとなります。
 こういったことから、風致地区を再度設定し直すことは非常に困難と考えます。
 なお、岡山市内における建築行政につきましては、岡山市が所管していることを申し添えます。
(環境政策課、都市計画課)


後楽園と岡山城の管理一元化について
(問)
 
後楽園と岡山城は表裏一体の関係にあり、管理主体を一元化し、歴史的文化ゾーンとして、また、岡山のランドマークとして復元整備を行い、その魅力アップを図る必要がある。
 現在、岡山城は岡山市の管理下にあるが、史跡に指定されているのは本丸域のみで、石垣の遺構が残っている二の丸郭や西の丸は追加指定もされないままだ。本丸内には、未だに民有地やテニスコートが存在し、復元整備に必要な発掘調査もされていない。
 岡山市では、平成9年に築城400年事業が行われたが、そのほとんどは一過性の事業で終わってしまい残念だ。岡山城は、岡山市のアイデンティティそのものであるだけでなく、近世城郭初期の様式を伝える貴重な城だ。岡山城のシンボルとして、後楽園とともに歴史的景観を活用したまちづくりをする必要がある。
 岡山市において岡山城の保存整備事業を本丸中の段で行っているが、長期的展望を持ち得ない岡山市に代わり、岡山県が岡山城の管理をすべきだ。
 岡山県が後楽園と岡山城の復元整備を行い、「歴史・文化の顔づくり」が進むことを期待している。

(答)
 
岡山後楽園及び岡山城跡は、それぞれ国の特別名勝・史跡に指定され、県民共有の貴重な文化財として、将来にわたって保存・継承すべきものと認識しております。
 岡山城跡の保存・整備に関しては、本丸及び西之丸の大半が市有地であることから、岡山市が平成5年に策定した「史跡岡山城跡保存管理計画」に基づき、文化庁及び県と連携を図りながら、現在本丸中の段の整備を実施しております。
 一方、岡山後楽園に関しては、県の管理のもと、「後楽園魅力づくり委員会」等の提言により、「幻想庭園」等の諸事業を実施し、後楽園の魅力アップに取り組んでおります。
 ご指摘の岡山後楽園と岡山城跡の管理の一元化につきましては、現状では困難であり、今後とも県・市の役割分担により、岡山のシンボルとしての歴史的景観の保存・整備に努めてまいりたいと存じます。
 また、岡山城跡を史跡に追加指定することにつきましても、文化庁の指導を得ながら、県と市で連携を図り、検討してまいりたいと考えております。
(教育委員会)


県営グラウンドウォーキングコースの整備について
(問)
 
久しぶりにウォーキングをしてきたが、陸上競技場の横まで行くと突然道が切れ、外に出てしまい、それから再び木立の中に入って以前と変わらないコースになっていた。
新しいスタジアムの横の道は、足に優しい道が出来ておりとても良いと思うが、途中切れているのはとても残念だ。まだ、工事中の部分があるのでこれから良くなるのか。
 総合グラウンドは、アスリートのための場であると同時に、市民の憩いの場だ。遠くからわざわざ歩きに行くのは、木陰の中を一周するコースがあるからだ。一旦外に出て、再び中に入らなければならないのは、とても残念だ。

(答)
 
県総合グラウンドでは、現在、平成17年開催の岡山国体の主会場としてリニューアル整備工事を進めておりますが、ご指摘のとおり散策のできる外周の園路は、一部の区間(桃太郎スタジアム北側)が施設整備のため途切れることになりご不便をおかけします。
 この区間はスタジアム建設に伴い国道との間が狭くなり、樹木もあるため園路の確保ができないことから、現状の整備となりましたのでご理解をいただきたいと存じます。
 また、桃太郎スタジアム東側の園路は試験的に木チップ舗装を施工しておりますが、他の外周園路についても可能な限り皆様が憩えるウォーキングコースとして整備を行っていくこととしておりますので、これからも憩いの場としてご利用ください。
(都市計画課)


個人情報の保護について
(問)
 
以前、ある企業から子ども宛にダイレクトメールが届いた。ダイレクトメールが届いてからその企業に問い合わせたところ、市役所から買ってきたとのことだった。調べたところ、お金さえ払えば個人情報が入手できるということだ。これは、公的機関の個人情報の垂れ流しだ。
 法律や条令では、罰則はないようだが、今後、こういうことがないよう、県、市町村に対し改善を求める。

(答)
 
岡山県では、個人情報保護条例に基づき、県が保有している個人情報の適正な取り扱いを確保しております。県が個人情報の売買を行うことは決してありませんし、国や市町村においても同様であると存じます。
 また、最近の高度情報化社会の進展や個人情報の漏洩事件の発生等を受けて、本条例中に県の職員や受託業務に従事する者に対する罰則を設けることを検討しています。現在、岡山県行政情報公開制度運営審議会に諮問しており、答申を待って改正作業を進めたいと考えております。
 なお、住民基本台帳法では、正当な目的があれば市町村において、「住所」、「氏名」、「年齢」、「性別」の4情報が記載された住民基本台帳の写しの閲覧を行うことができるとされていますが、偽り等不正の手段により閲覧をした者に対しての罰則規定、事務に従事する者が秘密を漏洩した場合の罰則規定などが設けられており、住民基本台帳法上、住民基本台帳に記録された情報の保護について様々な措置がなされています。
(総務学事課、市町村課)


県営住宅の建て替えについて
(問)
 私の住む
県営団地は、昭和36年に建ったもので、老朽化に伴いトイレが詰まり、配管が錆びて狭く、冬には北側の部屋は結露で黒かびだらけ、風呂は狭く体を洗える場所さえない状態だ。黒かびはアレルギー性鼻炎やガンの発症にもつながると聞いている。
 人間でも40年過ぎれば、傷んでくる。建て替える計画はないのか。
 こんな危険な住宅を使わせないでほしい。

(答)
 
県営住宅は県下に約7,000戸ありますが、そのほとんどは、昭和20年代後半から40年代にかけて、建設されたものです。これらの県営住宅は、老朽化が進み、狭小で居住環境が悪化しているため、現在、建設年度の古い住宅の建て替えを基本に、改修工事など含めて、計画に基づき順次整備しております。
 お住まいの団地については、今後、建て替え等の検討をしていく予定としておりますのでご理解いただきたいと存じます。
(住宅課)


空港周辺のゴミ回収について
(問)
 
先日、空港周辺のゴミを集めた。もっと多くの人を動員するためには、来年の国体に向けて、「空の玄関口の空港周辺をきれいにして来岡する人たちを気持ちよく出迎えよう」というキャンペーンをしたらどうだろうか。
 今回もゴミ回収を県にお願いしたが、ボランティアの人には、貴重な休みに出てきてもらい、ゴミ袋、手袋、飲み物は各自持ち寄ってもらった。もっと県がバックアップしてほしい。
 (タイヤ等の不法投棄により)空港周辺が汚いのは、紛れもない事実だ。私たちの小さな力でよかったら協力するので、もっと大きな力を貸してほしい。

(答)
 
全国から訪れる多くの方々を快適な環境でお迎えすることは、大変重要と考えております。
 さて、収集していただいたゴミは、清掃業者に委託し回収いたしました。タイヤ等の廃棄物につきましては、不法投棄物として警察等関係機関に調査を依頼しているところです。
 ゴミの不法投棄は、投棄された場所がどこであれ、当然法律に違反していることです。ゴミの回収や不法投棄防止対策については、岡山市などの廃棄物担当機関と協議してまいりたいと存じます。
 なお、国体に向けて、市町村、関係団体等と連携してクリーンアップ運動に取り組んでおり、9月5日には全県的な清掃活動を実施することとしておりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
(空港整備室、国体・障害者スポーツ大会局)


岡山空港の待合室整備について
(問)
 私は香川県に住んでいるので、
東京出張には高松空港を利用するが、運賃が安い岡山空港を始めて利用した。その日は、天候が悪く待合室で2時間以上待たされたのだが、その時、気になったのは、いすの少なさだ。お年寄りや身障者の方々が待合室で立っていたのは、目を塞ぎたくなる光景だった。
 いすの配置を工夫し、お年寄りや身障者のスペースをつくればもっと良くなると思う。

(答)
 
遠方にかかわらず岡山空港を利用していただき、ありがとうございます。
 岡山空港は利用者が増加し、国内線旅客ターミナルが手狭で混雑しており、利用者の方々にご迷惑をおかけしています。
 このため、現在、岡山空港ターミナル株式会社において、来年度の完成を目途にビルの増改築工事を進めており、この工事の完成により搭乗待合室や出発ロビー等が拡張され、混雑が解消されると考えています。
 ご提案の搭乗待合室の椅子の配置についてですが、この工事で、お年寄り・身障者を含め多くの方々が椅子を利用できるよう椅子の増加・再配置を行うこととしています。
 今後とも利用者の方々に使いやすい空港になるよう取り組んでまいりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
(空港整備室)


害獣の駆除について
(問)
 
農作物の害獣について、県、市町村の骨折りで害獣の防護対策の補助に世話になっているが、その制度も年々制約が厳しくなりつつある。
 ネット、トタン、電柵などはどれも手がかかる割に効果が薄い。防御だけでは限界だ。猟期以外でもわな等の駆除対策ができるようにしてほしい。
 山間部で獣害に悩まされながら、わずかばかりの年金で米や野菜を買って食べている高齢者家族を想像してみてほしい。

(答)
 
イノシシやシカなどによる農作物被害防止対策についてですが、各市町村では、駆除班を編成して有害獣の駆除に取り組んでいるところであり、県では、この駆除班活動に助成しているほか、防護柵のみならず捕獲柵の設置に対して補助するなど多面的な支援措置を講じているところです。
 駆除は、狩猟期以外に被害を受けた農家等の要望に対応して、各市町村長が狩猟免許所持者の中から編成した駆除班員により実施されます。
 具体的な手続きについては、被害を受けた区域の市町村へお問い合わせいただきたいと存じま
す。
(自然環境課)


桃太郎スタジアムの利用について
(問)
 
桃太郎スタジアムは誰でも安心して利用いただけるとあるが、なぜ、練習等に使用させていただけないのか。
 県民の税金を使って建設されたスタジアムが、来年の国体までの飾りだとすればむなしさを感じ
る。

(答)
 
県下唯一の第1種公認多目的陸上競技場である桃太郎スタジアムは、現在、国体開催時に最良の状態で使用できるよう、陸上競技・球技の大会等での専用使用としておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
 なお、一般の練習につきましては、桃太郎スタジアムと同じ仕様である補助陸上競技場で行うことができますので、総合グラウンド事務所(電話番号086−252−5201)へお問い合わせください。
(都市計画課)


夜間点滅式信号機について
(問)
 
深夜・早朝に国道2号を走っていると、岡山県は夜間点滅式の信号機が多いと感じる。
午後9時から翌朝7時の交通量の少ない交差点については、主路線を黄色、その他の路線を赤色の点滅にしているが、果たしてこれが交通安全に役立っているのか疑問だ。点滅で消費される電気代も莫大なものになるのではないか。なぜ、点滅にするのかという基準も不明確だ。
 そこで、点滅式信号機を減らし、夜間だけ半感応式か感応式信号機にするか、全く運用をやめて夜間だけ一時停止規制にしてみてはどうだろうか。そうすれば、電気代の節約になり、交通事故の減少や若者の暴走行為の防止にも効果があるのではないだろうか。

(答)
 信号機は、交通量、特に、歩行者や自転車の横断時間等を考慮したうえで、青、黄、赤の時間を設定し、24時間の三色運用を基本としております。
 しかし、交通量等が昼間と夜間では極端に格差がある交差点、特に、深夜には赤信号待ちの際に交差道路側の通行車両が全く来ない場合があり、このような場合には、単にドライバーのイライラに繋がるだけで、信号機本来の役目である「円滑な交通の流れを確保すること」が果たされていないことになりますので、信号機を点滅運用にすることがあります。この場合、通常は交通量の多い主道路側を黄点滅信号、交通量の少ない従道路側を赤点滅信号に設定しています。
 なお、点滅運用時間については、地域住民のご意見をお聞きし、地元警察署及び交通管制センターで交差点ごとに検討し、決定しています。
 次に、半感応式信号機、全感応式信号機の設置についてですが、限られた予算の範囲で、必要に応じて、順次、整備を進めているところです。
 信号機の運用を夜間だけ止めて一時停止規制にしたらどうかとのご意見についてですが、そのような取り扱いにした場合、昼間には、信号機の表示と相反する一時停止規制標識が同時に存在することとなり、道路交通法上の問題から実現不可能です。
 点滅信号は、赤点滅信号側のドライバーは一時停止して左右の安全を確認し、交差道路側の車両の通行を妨害してはならないこととなっており、また、黄点滅信号側にも交差点を安全な速度に減速して安全を確認しつつ進行する注意義務が課せられておりますので、これらの注意義務を守っていただければ、交通の安全を確保できるものと考えております。
(警察本部)
 
 
このページのトップへ                マルチメディア目安箱のページへ