神明銅鐸が岡山に戻ってきました!!

 当初想定していたよりも泥やサビが固くこびりついていたため、クリーニング作業は難航しましたが、身の表面に田の字状の格子目文〈こうしめもん〉を施す4区袈裟襷文〈けさだすきもん〉と判明しました。身の下部と鰭〈ひれ〉には鋸歯文〈きょしもん〉もわずかに見えます。この文様構成と吊〈つ〉り手(鈕〈ちゅう〉)の形から扁平鈕式古段階〈へんぺいちゅうしきこだんかい〉に比定され、弥生時代中期後半(紀元前1世紀)に製作されたと考えられると、奈良文化財研究所 難波洋三埋蔵文化財センター長から御教示をいただきました。鰭上部に1対の飾耳〈しょくじ〉の痕跡も確認されています。これとよく似た銅鐸を県内で探すと、倉敷市種松山〈たねまつやま〉出土銅鐸や岡山市中区雄町〈おまち〉遺跡出土銅鐸があります。
 また、鈕の片面には流水文と呼ばれる曲線の文様が施されていました。鈕に流水文を施す銅鐸は大阪で2例と兵庫で1例しかない珍しいものだそうです。
 神明銅鐸は10月16日(金)まで当センター展示室でご覧いただけます。是非その目で確かめに来てください!
 

神明銅鐸 流水文が施された鈕
タイトル画の面 流水文が施された鈕

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