センタートップ > 鬼ノ城トップ > 調査員便り平成18年9月号 

 このコーナーは、現場の調査員(平成18年度はM・O・Iの3人組!)からのホットな情報をお届けします。
 この便りから現場の様子、発掘の状況、作業員さんとのふれあい、季節の移り変わりなどを感じてみてくださいね。

<平成18年9号>

 2006年9月28日(木曜日)

雲よ、来ーい!

調査区全景写真

 遅めの夏休みをいただき、現場復帰!23日にあった中四国文化財担当者親善ソフトボール大会で本県が優勝!という吉報を聞き、元気をもらって調査に取り組みます。
 今日は、現場の調査成果の「全景写真」の撮影です。撮影のために、調査区全体、とくに遺構はみんなできれいに掃除します。写真の中に欲しくないのは樹木の“影”ですが、このところの好天続きで雲が来ることは望めそうもありません。
 撮影用のヤグラの上でMさんが「よし、もう撮ろう!」と決断。左写真のとおり、やや?満足度の足りない写真となりました。
 さらに、ヤグラを倒して片付けたところで・・・スーッと雲がやってきて“カゲ”ってきましたショック−!(O

 2006年9月21日(木曜日)

安全巡視とスズメバチ来訪?

安全巡視

 当センターでは、安全衛生員会という組織を作り、労働災害の防止に努めています。この委員会の取り組みの一つとして、半年に1回、専門のコンサルタントとともに調査現場の巡視を行い、各現場の安全性を確認しています。
 この鬼ノ城でも安全巡視が行われ、山中であることから、これからの季節、スズメバチとマムシに注意するようにとのことでした。そう言えば、近頃は気温が下がったためか、虻                          スズメバチ              (あぶ)の猛攻撃はなくなりましたが、代わりにスズメバチが姿を現すようになりました。現場はいつも油断大敵!です。(I)

 2006年9月20日(水曜日)

影をつくって!

影を作っての写真撮影

 発見された柱穴や土壙(穴)などの遺構は、図面と写真で記録をしていきます。天気のいい日にそのまま撮影すると、木々などの影がまだらに入ってしまい、土の色の微妙な違いなどがうまく写らなくなってしまいます。そこで、被写体を板などの影で覆って撮影します。すき間から光がもれないよう板を支え続けるのは、なかなかしんどいものです。(I)

 2006年9月15日(金曜日)

台風接近中

台風対策

 予報によると、連休中に台風が最接近。調査を早めに終了して「台風対策」です。その内容は、@テントを倒してロープで固定、A現場シートを厳重に、B風で飛びそうなものを確認し、収納したり厳重に重しをしたり・・・です。
 台風がたくさん来る年は、この作業が回を追うごとに上手に手早くなりますが、我が現場は初回から素早く完璧!予想した時間より早くできたので、道具類を徹底的に洗って、来週の調査に備えました。(O)

 2006年9月8日(金曜日)

県外からのお格様

視察

 西日本の埋蔵文化財関係者の視察で、30人余りの来客を迎え、現場は午前中賑わいました。私たちの郷土の史跡を県外の方に知っていただき、紹介していただけるのは、何やら誇らしくうれしいです!
 皆さん、「晴れの国おかやま」の気候に、「いやー、蒸し暑いねぇ。鬼ノ城で飲むお茶はうまい!」との声、声、声。私の中で、「いやいや、発掘から帰って飲むビールはもっとうまい!」と心の声がしました!(U)

 2006年9月6日(水曜日)

仁義無なき戦い?

水たまり

 雨の翌日は、現場にたまった水を抜くことから仕事を始めます。水中ポンプ、バケツ、杓、スポンジなど大小様々な道具を使って、みんなで協力します。昨日の涼しさとは打って変わって蒸し暑く、2リットル準備したお茶も完飲です。
 もう1つの敵は「虻」です。追い払っても、追い払ってもブンブンぶんぶんとまとわりついてきます。時々聞こえてくる「一匹撃墜!」の声。山ノ中の発掘現場では、こんな戦いも繰り広げられているのです。(O)

 2006年9月4日(月曜日)

柱穴やーい!

柱穴

 城内調査大公開や少年少女鬼ノ城教室でご案内した「謎の石列」は何なのか?明らかにすべく奮闘中です。今は、石列を建物を建てるための平らな土地を造成した区画の一部と考え、掘立柱建物の柱穴を探しています。柱穴やーい!出ておいでー!(O)

 2006年9月1日(金曜日)

元どおりになーれ!

埋め戻し

 調査地は県立自然公園の中にあるため、自然を保護する目的から調査が終了した箇所は、できるだけ元の状態になるよう埋め戻す必要があります。
 土のう袋に入れて一時的に保管しておいた落ち葉・表土・土砂を、今度は逆の順で埋め戻していきます。急な斜面の箇所も多いため、ところどころに杭を打って木の皮を渡し、戻した土が雨で流れないよう工夫しています。(I)