センタートップ > 鬼ノ城トップ > 調査員便り平成21年10月号 

 このコーナーは、現場の調査員(H21年度はM・O・Iの3人組!)からのホットな情報をお届けします。
 この便りから現場の様子、発掘の状況、作業員さんとのふれあい、季節の移り変わりなどを感じてみてくださいね。

<平成21年10月号>

 2009年10月29日(木曜日)

またまた鍛冶炉!鍛冶炉

 前回紹介した鍛冶炉から数m離れた所で、2つ目の鍛冶炉を発見しました。少なくとも2つの鍛冶炉を備え、鉄滓などの量も多く、どうやら想像していたよりも本格的な鍛冶工房のようです。
 わずか1点の遺物を拾ったところからスタートした調査地点でしたが、予想以上の成果が上がりました。(M)

 2009年10月21日(水曜日)

待望の鍛冶炉!鍛冶炉

 吹子(ふいご)の一部や鉄滓がたくさん出土し、ここに鍛冶工房があったであろう状況証拠は出揃っていましたが、ついに、待望の鍛冶炉を発見!直径約30cm、お椀形に地面を掘りくぼめた炉で、真っ赤に焼けています。まさにこの場所で鉄を加熱し、鉄製品を作っていたのです。調査参加者一同、感激の瞬間でした。(M)



 2009年10月14日(水曜日)

突然の雨に・・・

突然の雨

 現在の調査地点は、城内でも東端部にあり、駐車場から歩いて約30分の距離。雨が降り出したからといって雨の中を下山するのも大変です。急きょ現場にブルーシートを張り、突然の雨と雷をやり過ごすことに。日没も近づき、暗い山の中で途方にくれる面々でした。(M)

 2009年10月9日(金曜日)

無数の鉄滓

無数の鉄滓

 鉄滓(てっさい)というのは、鍛冶作業を行った時にできる鉄の不純物のかたまり。調査を始めて間もなく、無数の鉄滓が出土し始めました。写真の白い札はその位置を示しています。この付近にも鍛冶工房があったことは確実なようです。(M)


 2009年10月1日(木曜日)

調査のきっかけ

吹子

 「ここを掘ったら出る、というのがどうして分かるの?」私たちがよく受ける質問です。9月下旬から新たに発掘を開始したこの地点は、地表に落ちていた1点の遺物が調査のきっかけになりました。
 これは、鍛冶炉の火力を上げるために風を送る吹子(ふいご)という装置の一部で、送風口にあたる部分です。前の調査区に引き続き、ここでも鍛冶工房が出てくるのか、それともハズレなのか、掘ってみないと分かりません。(M)