このコーナーは、現場の調査員(H19年度はM・O・Iの3人組!)からのホットな情報をお届けします。  
 この便りから現場の様子、発掘の状況、作業員さんとのふれあい、季節の移り変わりなどを感じてみてくださいね。

<平成19年7月号>

 2007年7月26日(木曜日)

走らにゃならん!

曲がりくねったアカマツ

 鬼ノ城は、岡山県南部では有数のアカマツの豊富な山です。調査のために低木の伐採をして初めて気が付いたのですが、なぜかここのアカマツはまっすぐに育ったものが少ないようです。弓なりなんてのは序の口で、あるものはL字状に折れ曲がり、あるものはくねくねと渦を巻くような変な育ち方をしています。一体どうしてこんなにひねくれたんでしょうねぇ?地質とか風とかと関係があるんでしょうか?
 ところで今回のタイトルは、有名な古いダジャレからとりました。皆さん、意味わかりますか?(O)


 2007年7月23日(月曜日)

梅雨明けだ

炎天下の作業

 朝からかんかん照りです。ようやく岡山も梅雨明けです。今までの梅雨空が嘘のような夏空が鬼ノ城の上にも広がっています。蝉の声も本格的に調査地に降り注いでいます。やっと本格的に調査に取り組める天候になりましたが、如何せん、暑すぎる!!。でも、この暑さに負けずに、今までの調査の遅れを取り戻すべく、今日からねじの巻き直しです。  みなさんも、体調管理に気をつけて夏を乗り越えましょう。(M)


 2007年7月19日(木曜日)

掘り下げ開始

作業中の様子

 雨続きで延び延びになっていた掘り下げ作業が、今日からようやく始まりました。地面に積もった腐葉土を取り除き、黄色い土の層を少しずつ掘り下げていきます。一体何が出てくるか胸はワクワク・・・しかし、今日の収穫は残念ながらゼロ。土器の一かけらも出てきてくれませんでした。出るのは汗ばかり、などと落胆するのはまだ早い。調査は始まったばかりです。これから何が見つかるか、ワクワク感を忘れずに取り組んでいきましょう!(O)


 2007年7月15日(日曜日)

鬼ノ城の幻の名瀑

水門から流れる水

 今日は日曜日なので作業はお休みですが、台風4号が去った後の鬼ノ城の様子を見に行きました。幸い、現場には特に被害がなかったので、ついでに城内の散策を楽しみました。もともと水量の多い第4水門では、このところの長雨で水がまさに滝の勢いでほとばしり出ていました。大雨の後にだけ出現する束の間の滝です。滝の正面に立つと、ひんやりした空気が体を包みこみ、まるで山奥の渓流にでも来たような気分が味わえました。(O) 


 2007年7月13日(金曜日)

台風対策

落成したテント

 梅雨の雨で作業が進まない中、台風4号が日本列島に近づいて来ました。鬼ノ城の調査現場も台風に備えて、対策を講じました。風で飛ばされそうなものは、テントの中に入れて雨風から守ります。最後にはテントも倒して、さらに上からロープで縛り付けて飛ばないようにしっかりと固定しました。
 あとは、台風の被害が無いことを祈るばかりですが、雨風ともに強いとのことで心配です。(I)


 2007年7月11日(水曜日)

梅雨の雨

霧雨の西門

 発掘調査が始まってから、1週間あまりがたちますが、梅雨まっただ中ということもあり、なかなか作業ができません。朝から雨で全く作業ができない日もあれば、作業中に雨が降りだして、慌ててテントに避難することもあります。
 鬼ノ城では木が生い茂っているので、多少の雨が降っていても気にならないこともありますが、さすがに本降りになると作業ができません。そんな時は、空とにらめっこをしながらテントの中で待機しています。  水不足の地域には恵みの雨でもありますが、でも、降りすぎませんように・・・。(I)


 2007年7月5日(木曜日)

祝・テント落成

落成したテント

 発掘現場に欠かせないのが、休憩所となるテントです。普段は平らな場所に建てるのですが、鬼ノ城ではそうはいきません。現地は斜面のうえ、林立する松の木が邪魔をして作業も難航が予想されました。しかし、そこは手慣れた作業員さんたち。低い所はかさ上げし、微妙な誤差を修正しながら、狭い用地内にぴったりと収めてくれました。これで急な雨でも大丈夫。屋根があるという安心感はやっぱり大きいですねえ。(O)


 2007年7月3日(火曜日)

調査はじまる

作業の様子

 今日からいよいよ調査スタートです。まずは調査資材の運び込みと現場の伐採作業から。
 前夜の雨のせいで湿気が充満して蒸し暑い山の中で、重い材木やシートを現場まで運び、生い茂った草木を切り払う作業は、容赦なく体から水分をしぼり取っていきます。水筒のお茶をがぶ飲みしていたら、午後3時頃には空っぽになってしまいました。お茶は計画的に飲むべし、というのが今日の教訓。
 午後には所長の挨拶がありました。調査員・作業員一同、気を引き締めて、最後まで事故のないよう、かつ楽しい雰囲気の中で仕事をしたいものです。 (O)


 2007年7月2日(月曜日)

出鼻をくじかれ・・・

霧の立ちこめる鬼ノ城

 7月だ!今日からいよいよ発掘だ!と張り切っていたら、未明からあいにくの雨模様。8時過ぎに鬼ノ城に着いた頃には、雨は降っていないものの一帯は濃い霧に包まれていました。作業員さんも一人も来ておらず、やむなく調査開始は明日に先送り。初日が作業中止なんて幸先悪いなあ・・・でもまあいいか、1日延びて何となく心の余裕が生まれたような気もします。今日1日、しっかり心の準備をして明日に臨むぞー。どうか、調査の行く手には霧が立ちこめませんように。(O)