センタートップ > 鬼ノ城トップ > 調査員便り平成25年1月・3月号 

 このコーナーは、現場の調査員(平成24年度はK・O・Nの3人組!)からのホットな情報をお届けします。
 この便りから鬼ノ城で実施してきた発掘調査成果の整理作業の様子や季節の移り変わりなどをお楽しみください。

<平成25年1月・3月号>

2013年3月15日(金曜日)

鬼ノ城事業終了−第2の温羅伝説へ−

鬼ノ城の西門と角楼 3月をもって7年間にわたりました「甦る!古代吉備の国〜謎の鬼ノ城」城内確認調査は終了となります。1月末に刊行した報告書の反響も大きく、その成果に全国から注目が集まっています(少しほめすぎ?)。
 事業を終了するにあたって心中に去来するものは、調査を支えてくださった方々への感謝の気持ちです。この人たちの御協力がなければ、ここまでの大きな成果は得られなかったかもしれません。本当にありがとうございました。
 今後これまでの謎がさらなる謎を生み、鬼ノ城は新たなステージを迎えることになると思いますが、これからも地元に語り継がれる魅力ある城であってほしいと願っています。

「なんと昔があったそうな。平成の世のことじゃったそうな・・・」 昔こっぷり
                                             (調査員一同)

 2013年3月4日(月曜日)

鬼ノ城発掘調査報告会開催

報告会の様子 3月2日(土曜日)に岡山県立美術館で、鬼ノ城発掘調査報告会「ここまで分かった鬼ノ城」を開催し、多くの方に御参加いただきました。
 6年間の発掘調査で明らかになった遺構・遺物について、センター職員が報告したあと、古代山城研究会代表の向井一雄先生に古代山城研究と鬼ノ城調査の意義について御講演いただきました。そして、岡山理科大学の亀田修一先生のコーディネートでパネルディスカッションを行いました。鬼ノ城はいつ、誰が、何のために築いたたのか。会場にお越しいただいた方の質問をまじえながら、鬼ノ城調査の集大成ともいえる議論が交わされました。
 今回の報告会では、鬼ノ城がどのような城であるのか明らかにされたと同時に、新たな調査研究の課題も提示されました。鬼ノ城の謎を解き明かす楽しみはこれからも続きます。(N)

 2013年1月31日(木曜日)

報告書ができました!

完成した報告書 皆様、長らくご無沙汰いたしました。今年度は地味〜な仕事ゆえに題材が少なく、「調査員便り」も気になりながらもついつい放置していましたが、年度末を目前にしてようやく復活です。
 さて本日、6年間の発掘調査成果の集大成を『岡山県埋蔵文化財発掘調査報告236史跡 鬼城山2』として刊行しました。A4判、約250ページの報告書を手に、中の図面や写真を眺めていると、鬼ノ城で過ごした調査の日々が懐かしく甦ってきます。内容のほうは、見つかった遺構・遺物の紹介だけでなく、鬼ノ城の変遷や歴史的意義にまで踏み込んでおり、今後の古代山城研究に寄与する基本文献になると思います。報告書は各地の教育委員会や大学などに配付するほか、岡山県文化財保護協会にて1冊1,800円で販売する予定です。詳しくはセンターホームページ「報告書の購入」をご覧ください。(O)