センタートップ > 鬼ノ城トップ > 調査員便り平成24年4・5月号 

 このコーナーは、現場の調査員(平成24年度はK・O・Nの3人組!)からのホットな情報をお届けします。
 この便りから鬼ノ城で実施してきた発掘調査成果の整理作業の様子や季節の移り変わりなどをお楽しみください。

<平成24年4・5月号>

 2012年5月16日(水曜日)

復元された南門

南門 鬼ノ城の総社平野に面した南東側には南門があります。最近、総社市教育委員会により復元整備されました。南門は角柱を正面三間、奥行二間に配置していることや門道に石段が設けられていることなど、西門とよく似た構造です。
 ところが、この門には城の外へと続く道がなく、真下には城壁が垂直に切り立っています。さらにこの周辺の城外の地形は急峻で、人が通行していたとは考えにくいのです。見晴らしのよい場所に設けられた施設なので、ふもとの平野を見渡すため、あるいはふもとから見える鬼ノ城を立派にみせるためのものだったのでしょうか。
 鬼ノ城を訪れる際には、復元された南門にも注目してみてください。なお、門外の絶壁にはくれぐれもご注意くださいね。(N)

▲TOPへ戻る

 2012年5月11日(金曜日)

銀の竜、幽霊のキノコ

銀竜草 薄暗い雑木林の中、落ち葉のすき間からにょきにょきと顔を出す奇妙な白い物体。その名をギンリュウソウ(銀竜草)、またの名をユウレイタケ(幽霊茸)といいます。「タケ」といってもキノコ(菌類)ではなく、れっきとした植物なのですが、この透き通るように真っ白なお肌はどういうことでしょう。実はこの草、植物につきものの葉緑体がなく、栄養分は根元の菌類から頂戴して生きているという変わり者なのです。これではキノコと勘違いされるのも仕方ありませんね。でも、これを読んだ皆さんはもう間違えないように。せっかく咲いている花なのですから、幽霊なんて名前に惑わされず、気味悪がらずに顔を近づけて、白銀の竜たちの美しさを実感してみてはいかがでしょうか。(O)

 2012年4月2日(月曜日)

最終年度のお仕事は?

うら坊 6年間におよぶ鬼ノ城の発掘調査は昨年度でついに終了しました。思えば、礎石建物、鍛冶工房、土手状遺構などなど興味深い発見が相次ぎ、調査員にとっても中身の濃い日々の連続でした。ほっとしたのもつかの間、今年はいよいよ報告書の刊行という最後の仕事が待っています。今年の担当者はK・O・Nの3人で、6年間の成果をまとめ、鬼ノ城の謎を少しでも明らかにできるよう取り組んでいきます。そういうわけで今年度は現地での調査はありませんが、鬼ノ城に関するイベントも予定していますし、HPも随時更新していきますので、どうか最後までお付き合いを。(K・O・N)