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はじめに

 岡山県古代吉備文化財センターでは、県内に所在する中世に築かれた約1,400か所を超える城や館〈やかた〉跡などの総合調査に、平成25(2013)年度から7か年計画で取り組んでいます。
 この調査は、歴史文化遺産として注目を集めている中世城館跡の保護と活用の基礎資料を得ることを目的にしています。調査では、城や館跡などの場所や規模、敵の侵入や攻撃を防いだ施設、それらの保存状態などについて確認を行い、その記録を作成します。また、これらに関わる文献史料や古絵図、現在まで地域に残る地名や伝承なども併せて調べます。これらの調査成果は、中世史研究の一助ともなるように、報告書としてまとめていく予定です。
 当時の県内では、山名・赤松・尼子・浦上・宇喜多・毛利そして織田氏などをはじめとする数多くの実力者が各地に勢力を張り、互いに覇権を競い合っていました。こうした時代背景を基に地域支配や軍事上の拠点として築かれた城館は、まさに激動の時代を物語る貴重な文化財といえます。現在、これら多くは草木に覆われ、あるいは田畑や人家の下にひっそりと埋もれています。
 本ページでは調査成果を取り入れながら、ふるさとの城館跡の歴史的価値や魅力を「再発見」していただけるような情報発信をして行きたいと思います。