ケータイルールを作ろう
保護者の役割
携帯電話は便利な道具ですが、使い方を誤ればさまざまな問題を引き起こしたり、危険に巻き込まれたりする可能性があります。子どもを守るのは社会の大人全体の役割ですが、子どもの一番身近にいる保護者はどのような点に注意して子どもを指導すればよいでしょうか。
使っている機能について本当に必要か、現在契約している内容が適切であるか考えてみましょう。
- ケータイ(本体)
- お子さんの生活にそもそもケータイが必要ですか。ケータイのどの機能が必要ですか。買い与えた結果、
ケータイに頼り過ぎたりケータイに逃げてはいませんか。自分の暇つぶしにケータイを使って、相手を巻き込んではいませんか。もう一度見直してみてください。
- 通話機能
- 学校で会って話せることをケータイで話していませんか。ケータイでの通話は固定電話に比べて割高です。通話無料サービスに加入していたとしても、不要な通話で<時間を浪費>してはいませんか。
- メール機能
- あまり意味のないやりとりをおしゃべりの代わりに繰り返して、<時間を浪費>していませんか。謝罪やお願い、告白など、本来、直接会ったり電話で伝えたりした方が伝わりやすい大切な内容を、メールで送っていませんか。電話ならすぐ済む用件をメールでして、返信を待ち続けていませんか。
- インターネット閲覧機能
- ケータイでインターネットを見る必要があるのは、どんな場合ですか。それは、パソコンではできないことですか。パケット定額サービスに加入していたとしても定額料金はかかりますし、「定額だから」といって使い過ぎて<時間を無駄>にしてはいませんか。オンラインゲームやナビや音楽のダウンロードなどの「便利」とうたわれている機能は、お子さんに本当に必要な機能ですか。
- デジカメ・ムービー機能
- 撮影される人の立場に立って撮影していますか。相手にとって不要な画像をメールで送りつけてはいませんか。画像や動画のデータはパケット数が非常に多いので、送信時や相手の受信時に高いパケット代金がかかります。写っている人の許可を得ずに、撮影した画像や動画をブログや動画投稿サイト等にアップしていませんか。
- ゲームやアプリの利用
- ケータイでゲームをする必要がありますか。パソコンやゲーム機ではできないことですか。
- GPS機能
- GPS機能で分かるのは、子どもの居場所ではなくケータイのある場所です。GPSをつけただけで安心していませんか。子どもがいつどこで何をしているか、帰りの時間や遊びに行く場所を、直接、コミュニケーションをとって把握していますか。
携帯電話の利用実態を把握し、正しい知識で子どもを指導しましょう。
- 子どもがどのようなケータイの使い方をしているか知っていますか。
- どれくらいの時間、どのような用途で、誰と連絡をとりあっているか。携帯電話の利用明細を利用し、話し合ってみましょう。その際、料金ではなく通話やパケットの使用<量>に注目してみてください。携帯電話の無料通話やパケット定額制に契約しているがゆえに制限がきかず使い過ぎてはいませんか。定額制ではなく利用上限を決めた契約に変更し、ケータイを計画的に利用することも考えてはみませんか。
1パケットは全角64文字に相当します。1万パケットが約2,000円分に相当し、一概には言えませんが、使用量の一つの基準になると考えられます。そして、月々利用明細を確認し、前月よりパケット量が急増していたら、お子さんと使い方を相談するとよいでしょう。
- ケータイの問題点や危険性を知りましょう。
- 親がケータイのことを知らなければ、子どもと話はできません。正しい理解で子どもを指導することが大切です。
⇒ケータイに潜む問題と危険の具体例はこちら
- 子どもが被害にあったときの対処法を知りましょう。
- 子どもが被害にあったとき、一番身近にいるのが保護者です。被害にあったとき、迅速に対応することが早期解決にもつながります。
⇒対策・対処法はこちら
- 子どもが加害者にならないようにモラルを教えましょう。
- どのような事例が誹謗(ひぼう)中傷になるのか、いじめになるのかよく教えましょう。子どもは、それと気づかず、人を傷つけてしまうことがあります。ケータイの利用で加害者になる場合は、親の気づかないところで行われているケースがほとんどです。匿名だから何を言ってもよいということはありませんし、インターネットでは匿名と思っていても書き込み者を特定することができる場合があります。
家庭でのルール作りを行いましょう

ケータイの利用についての指導は、保護者の役割です。
家庭で、ケータイの問題点や危険性を丁寧に説明し、子どもが分かるように、保護者として心配していること、気をつけてほしいこと、守るべきモラルやルールを教えましょう。
単に禁止するのではなく、子ども当人が納得し自らルールを守ること、保護者は毅然(きぜん)とした態度でルールを守らせることが必要です。
購入前に、まずルールを決め、購入してからもお子さんの使用方法を見ながらルールを見直すことが必要です。
ルールを作るときは、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)についての利用ルールを親子で相談して決め、その上で利用料金や契約方法について決めると理解しやすく、守りやすいルールができます。
下記に「我が家のケータイ利用ルール(例)」を示します。また、
ケータイルールの決め方も紹介していますので、それぞれの家庭の生活にあったルールを考えてみてください。
保護者として
- ケータイやインターネットの利用について知識を持ちましょう。
- ケータイの利用で巻き込まれるトラブルの多くはインターネット機能(サイトの閲覧やメール)の利用
で発生しています。保護者が必要だと思う機能だけに限定して契約することも検討しましょう。例えば、ネットにつながらない通話のみの契約や、上限の金額を決められる契約などもあります。
- インターネットを使わせる場合は、有害サイトをブロックするフィルタリングを設定しましょう。
- フィルタリングの機能を理解し、過信しないようにしましょう。
- 使用金額や使用<量>、メールの発信数、夜間の利用について決まりを作り守らせましょう。
- 決めたルールは、毅然(きぜん)とした態度で守らせましょう。